よくある質問 - 病気・症状 -

よくある質問

医療一般/心療内科病気症状薬/その他

仕事場のストレスにどう対応したら良いのでしょうか。
オーバーワークに注意して、自分の限界を認識することです。自分を過信して突っ走るのが良くありません。精神の状態や身体の状態に注意を向けて、黄信号が出たなら、自分の仕事のペースを落としてください。たとえば、やや不眠傾向が出たり、妙にイライラしたりすると黄信号で、下痢をしたり、蕁麻疹が出たなら、赤信号になりつつあります。
人から頼まれたらイヤと言えない性格や、人の期待にこたえなければと自然と思ってしまう人は、用心してください。まず自分を最初に大事にするように、考え方を変えるようにしないといけません。
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アルコール依存症ではないかと心配なんですが、自己診断方法はありますか?
アルコール依存症は偏見と誤解に満ちた病気です。
世間はしばしば「アル中」と呼びならわして、「酒に飲まれてしまった根性のないだめな人間」と、その人を否定しようとしますが、それが最大の誤りです。
アルコール依存症は単なる病気、しかも回復可能な病気でしかありません。その人の人格、人柄とは何の関係もないのです。
アルコール依存症の患者さんをつまはじきする一方で、世間は飲酒行動に対してあまりに寛大です。「昼間から酒を飲まないからアル中ではない」「手がふるえないからアル中ではない」「飲んで暴れるわけではないからアル中ではない」「仕事ができているからアル中ではない」などと言いますが、いずれも間違いです。
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老年期のうつ病について教えてください。
うつ病は、青年期、中年・熟年期のみならず、初老期から老年期の方々にもよく起こります。
子どもたちが巣立って夫婦二人だけが残される、退職をきっかけに社会とのつながりが激減する、経済的なゆとりのなさが不安になる、健康に自信がもてなくなる、同じ年代の友人たちの訃報に接するなど、高齢者を取り巻く心理的社会的環境は、お年寄りに優しいものではありません。また、動脈硬化や脳の老化など身体的にもうつ状態をを来しやすくなっています。
根気がなくなった、意欲が出ない、気持ちばかり焦って何も手につかない、家事をする気が起こらない、好きだった趣味がおっくうになった。こんな時にはトシのせいにしてしまわずに、早めに診察を受けてみて下さい。また、ご家族の皆様は、お年寄りの変調をボケの始まりと決めつけずに、一度ご相談下さい。
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一日中寝てばかりいるんですが、こんなことで治るんでしょうか?
鬱状態の場合、治療法は薬物療法と休養を確保することの二本立てになります。寝れば寝ただけ回復が早いと断言しましょう。もし入院したら一日中ベッドで安静にしているように指示されるはずです。同じことを家でしているとお考えください。何度も繰り返しますが鬱は怠け病ではないのです。したがって病気を治すためには這ってでも気力でなんとか活動すればいいだろう、という精神論では片付かないのです。寝ることも立派な治療のひとつです。
ときには気分転換に(旅行をはじめとする)外出に連れて行っていいですか?ときかれることもありますが、病状が不安定な間は、良かれと思った連れ出しが疲労を招き、結果的に病状の悪化と遷延を招きがちです。あるいは散歩ぐらいさせないと、体がなまる、と意見される方もいますが、これまた症状の悪化を来たすことについては同様です。寝る、ことほど治療に役立つ行為はありません。自信を持って食う寝る食う寝る、とやってください。
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性行動がこのごろうまくいかない。
病状に由来するものと、薬の副作用によるものとがあります。
鬱状態ではそもそも性的な活動力が低下します。したがってまず病状の改善を図る必要があるでしょう。
病状がかなり回復してからも性的な反応の回復には時間がかかることが多いようです。
それでもうまくいかない場合には、薬の副作用が原因の場合もあります。薬の種類や量を調整することで改善のみられることがあります。
なお有名なバイアグラがそれなりに効果をもたらした、という体験談もちらほらきいております。バイアグラに関しては心電図検査をはじめとする検査が投与前に必須ですので、必ず泌尿器科を受診しご相談ください。
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他にも、ストレスに関係する〈心の病〉ってあるのですか?
そういった意味で、近ごろ目につく心の病には、〈対人恐怖症〉や〈自律神経失調症〉があります。
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〈軽症のうつ病〉と〈パニック障害〉ってなに?
意欲が低下して悲観的になるのが〈軽症のうつ病〉で、突然めまいや動悸に襲われて、自分が死ぬのではないかという症状が出るのが〈パニック障害〉です。どちらも最近、増えてきてます。重症の方はそんなに増えてはいませんが、軽い落ち込みを訴えられる軽症のうつ病の方は増えてます。
 この〈軽症のうつ病〉は、めまいや動悸などといったわかりやすい症状の出るパニック障害とちがって、自覚症状が出ないケースもあります。この場合、体がだるい、眠れないなどの身体症状がでてはじめて気づきます。自分で意識的にセルフチェックをしておかないと知らない間にうつ病になっていた、ということも有り得ます。軽症のうつ病にかかる人は物事をなんでも悲観的に考える、という思考パターンがある様で、それを認知し、そういった考えに陥らないよう訓練していけば、だんだんとよくなっていきます。
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ストレスと心の病の関係をおしえて!
心の病はストレスフルな、辛い状況から起こることが多いのです。その中でも、一番多いのが〈軽症のうつ病〉と〈パニック障害〉。これらはストレスが引き金となって起こります。
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パニック障害と言われたのですが、治る病気でしょうか?
パニック障害(以後PD)は最近非常に増加しているストレス病です。
一度電車の中で気分が悪くなってから、それが怖くて各駅停車しか乗れなかったり、全く電車やバスに乗れなくなるなどが多い例です
PDの場合人ごみが怖い(広場恐怖)、狭いところが怖い(閉所恐怖)、美容室などで身体が自由に動かせない状態でパニック症状になる(空間恐怖)などにより日常生活に支障を来す一種の不安神経症です。
これには性格や物事の受け止め方の特徴が影響している場合がほとんどで、なぜ「PDが起こるのか」を自分自身で理解して修正することで治っていきます。その手伝いとして薬物療法を行います。そして、最終的には発作時の頓服薬を持っているだけで支障のない状態になります。最近、お薬も非常に進歩して、効果や副作用の面で優秀なものが多く十分に治る病気と考えて、早期に受診をおすすめします。
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からだの具合が悪いのですが、どこの医療機関にいって検査や人間ドックをうけても「悪い所はどこにもない」といわれました。具合は悪いままで苦しんでいます。
人間は感情の豊かな知的レベルのもっとも高い高等動物です。そのため感情の変化が体の症状として出現します。これを心身相関といいます。
従って、症状=臓器の異常ではありません。人間の感覚は各人異なりますし、同じ個人でも状況やストレスの大きさでことなります。
神経の 通っている所はどの部分でも「痛い」とも「熱い」とも「しびれる」とも感じます。
その証拠に爪や髪の毛など神経の無い部分は切っても痛くありません。それが「からだの異常」ではないかと不安になり雪だるまのように次から次に症状はエスカレートします。挙句の果てに「死んでしまう」と思いパニックになることが少なくありません。
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からだの調子が悪く、いくつかの病院で検査をしてもらったのですが、どこも悪くないと言われます。
内科や外科の病院で検査をしてもどこも悪くないといわれるのに、どうもからだの調子がおかしいという場合、身体の不調の裏側にこころの問題が隠れていることがあります。まず、診察においでください。こころの問題が絡んでいる可能性が多い身体の症状は次に挙げるような症状です。頭が重い、頭が痛い、肩が凝る、ボーっとする、のぼせたような感じがする、めまいがする、のどに引っかかったような感じがする、息苦しい、口の中に違和感がある、舌が痛い、食欲がない、食事がおいしくない、動悸がする、胃が重い、吐き気がする、何回もトイレに行きたくなる、緊張すると便意をもよおす、お腹が張る、眠りにくい、朝早く目が覚めてしまうなどなど。ただし、これらの症状が、からだの病気の症状であることもありますから、まずからだの病気がないかどうか、適切な病院で診察を受けてください。
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どのような症状の患者さんが多いのでしょうか?
以下の様な症状で悩んでおられる方が多数受診されています。
(寝つきが悪い。眠りが浅い。朝早く目が醒める。今夜も眠れないのではと心配)
(時々=気分が悪くなって、胸やのどがつまる、フラフラする。吐き気がする。動悸がする。息が苦しくなる。呼吸が荒くなる。手や唇がしびれたり、冷たくなる。内科等で検査したが、何ともないと言われた)
(人前で=緊張して思うように話せない。発表が怖い。あがり症。相手の目をみて話せない。字を書くとき、お茶を入れるとき、お酒をつぐ時などに、手が震える。顔が震える。顔が赤くなる。電話に出るのが怖い。面接が不安。手の震えが気になって人に会えない。
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眠れないときには?
睡眠障害はほとんどの精神障害に出現する症状の一つです。体の病気でもそうですが、睡眠が十分にとれないと回復が遅くなります。睡眠障害を起こす元になっている病気を治療すると、睡眠薬なしでも眠れるようになります。最近の睡眠導入剤は依存性も少なく、副作用も少ないので安心してのむことができます。しかし、眠れないからといって大量の睡眠薬を服用することは考え物です。
 意外かもしれませんが、いわゆるぐっすり睡眠(徐波睡眠)は生体にとって絶対必要ではありません。むしろ浅い睡眠、夢を見るうとうと睡眠(レム睡眠=逆説睡眠)が生命維持において必須なものなのです。実験的に徐波睡眠を遮断しても動物は生きていられますが、レム睡眠を遮断すると、生きていられません。ですから、眠れないときには、体の力を抜いて、目を閉じておくだけで大丈夫です。「まったく眠れない」と主張する人を集めて行った実験では、全員がちゃんと睡眠を取っていました。
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どうして不眠になるの?
不眠の原因は意外と身近なところにあるものです。音や光や温度のような寝室の環境、生活のリズムの乱れ、かゆみや咳や痛みのような身体的原因、たばこやアルコールやコーヒーなど覚醒作用のある嗜好品、精神的なストレスなどです。自分の判断だけでなく、客観的に判断してもらうことも大切です。
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