コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 夢2017. 5.30

夢という字に人偏をつけると「儚い」になる。
全くそのとおりで、叶っても叶わなくても結局は儚いものなのであるようだ。

若い時には夢のほとんどが性的なモノか、クルマとか贅沢な暮らしとか・・・まあその当時(筆者の若い頃)には至極一般的な内容で、今思っても他愛のない類のものである。
即ち筆者がどれくらい平々凡々人で俗物で自己中心的で幼稚な人間であるかを物語るような夢ではある・・・と思うと少し情けないキモチになる。
それでもって片手間に仕事をしたり勉強をしたりと言った按配で、表面的にはともかく我が頭脳は女性のことエッチなことだらけということになる。

これで日常生活がとりあえず普通に行われているように見える(?)ところが我ながら不思議である。
とりあえず肉体的に性欲に不相応な精力・体力、つまりどちらかというとやや虚弱的なレベルにとどまっているとか、それほど仕事が暇ではないとか世間体とか、いくらかの倫理観とか、羞恥心とかごく普通の男、人間としての常識・良識というものが教え込まれているようで何とか正常人としての生活ができているのではないかと考えている。

こういう話を男女問わず深く折り入って詳しく話をしたことがないので不明であるが、似たような性向の持ち主がいくらかいるかも知れない。
こういう性質というものを自分の力で備えたワケでもないので神様やご先祖様の恩とか恵とか才とか質としか言いようがない。

上記のような夢をまずは脇に置いて世間に向かってそれ程恥ずかしくない内容(ホントは恥ずかしい・・・)の夢と呼べるモノを思い切って書いてみたいと思う。
あらゆる制約を取り去って単なる夢として読んでもらえれば有難い。

まず仕事である。
これはもう夢なんだから適当に書いているワケであるけれど(チョット諄いネ・・・スイマセン)全国の市町村、特に合併前には700くらいの「市」があったと思うが、それくらいの数のクリニック、有床無床を問わず診療所を所有していて、それと同じくらいのドクターとグループを組んで、チーム医療の進化したグループ医療というか、丁度コンビニエンスストア、セブン・イレブンとかローソンとかそんな感じのコンビニクリニックみたいな同じブランドカラー、シンボル、構造ノウハウを持った「コンビニエントクリニック」を組織して数の力で政治力とか財務力とかを使って社会的に結構大きな影響力を持って存在し、医学界にも世界的に発言力を持った存在、法人グループの形成をしたい・・・というものである。

財務とか経営内容はあくまでオープンにして個人の収入も1億円くらいを上限にし、ここは欲を出さずにそれぞれのクリニックに応じて収入と働き、儲けに応じるというもので、ロイヤリティーだけを払えば「組織」の持つノウハウ、ナレッジ、経営、法的手続き、クレーム処理などを一括して肩代わりするというものである。
表現が難しくなったが要するにコンビニの医療版で、中身は全くのガラス張りで良心的というもので、1ヶ月に1回か2回くらいみんな集まって勉強会をしてその情報をすべて共有する・・・それも医学医療に限らず人文科学、趣味、経営、哲学とかもうさまざまな内容を共有していくというものである。

理念の中心は楽しく仕事をしていっぱい社会貢献しましょう・・・なんて軽いもので、その中心的思想は「自由」というものである。

その統括者としての自分は何をしているかというと六本木ヒルズの家賃1000万円くらいのオフィスを借りて自由診療で趣味的に患者さんを診ている・・・というものである。

大した夢ではないでしょ。
海外旅行とか豪邸とか高級車とか高級クラブとかいっぱいおいしいモノを食べたいとか高級な衣服とか貴金属とか・・・どちらかというと俗っぽい夢というか願望・・・所謂贅沢な暮らしみたいなものには全く興味がなくなって、本をいっぱい読めて気に入ったバイクとかクルマに乗って健康に生きていければ良いなんて割と淡白なつつましい生活で良い。
何しろ自由な生活に物質や持ち物や欲望が多いと自分を苦しめる・・・自由を奪う・・・ような気がするので何となく警戒はしている。
「欲は余苦」である・・・と考えている。
欲の先に夢があるんじゃないかと言う人もいると思われるが、ここは微妙にちがうのである。
もっとフンワリとして柔らかいモノなのである。
「こうだったらいいなあ」みたいなレベルである。
・・・でベースにあるのは今の仕事とか生活とかに特に不満がないということがあると思う。

今は医師会なんかも政治力を殆ど凋落させてしまったが、ひとつには団結力の脆弱化が一番と思える。
これが医師会員に山口組とか広域暴力団とかせめて自衛隊並みの厳正なヒエラルキーがやや年功的でも実力的でもあれば団結力がなくても社会的なチカラを発揮できると思うのであるが、今は行政側、即ち厚生官僚の頭の良いひとたちに完全にコントロールされている風である。
言うならばアメ(加算)とムチ(減点、個別指導とか)を使い分けられてまるで哀れな操り人形のような態である。

だから形成外科医の高須先生ではないけれど、絶対的に自由診療でなければ医療における自由感を得られない・・・と思える。
純粋に患者さんに対して本当の治療、要するにあらゆる手立てを使って「治す」という為には今の保険診療では少しずつ無理が来ているように思える。

制度をつくってハシゴをはずすというのも行政側の常套手段であるので、色々な「加算」というアメを使った医者への誘導も「いい加減にせい」というチカラを持ちたいなあというのが夢と言えば夢である。
実態に即していない医療制度、現場を見ていない行政というものにも多少腹も立つし「金がない」と片づけられる医療費抑制政策も最近はマスコミにうその情報を流して国民を誘導するなんていうイヤラシイやり方も最近は行われているようである。
今は昔のように「赤ヒゲ医者」は存在できなくなって一生懸命お金の計算をして医療経営をしないと簡単に潰れてしまう・・・という時代になった。
そんな社会に何らかの大きな影響力を持つには大集団のグループ診療をしている巨きな組織・・・それも営利的ではないけれど一定の財務力があって、何よりも医師同士だけでなくパラメディカルスタッフを含めたの強い絆、それもかなり高尚な理念に基づいた医療者集団を組織したい・・・というのが筆者の夢である。

あと高齢者住宅の凄く快適な、昔の長屋みたく、みんなで、他人同士で集いあって人生の後半期を楽しく遊んで歌って仕事して、何でもいいから、めちゃめちゃ楽しい空間を全国に、凄くきめ細かく洗練された居住空間を作って行きたいなあ・・・なんて夢を持っている。あほらしいですかねぇ・・・。

ありがとうございました
M田朋玖



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