コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ ワンピース2013. 5.13

人気アニメのことではない。
女性の衣裳についての話である。
花柄のワンピースは、どんな女性も美しく魅せる力があるそうだ。
たしかに普通のプロポーションの女性で、これを着て美しく見えないことはない・・・。
というより、とてもエレガントで素敵である・・・。
にもかかわらず、これを着て街を歩く女性を見かけることは今の日本ではとても少ない。

外国、特にロンドンとかに行くと男女共とてもカッコイイ人が多いが、白人と黄色人、体格・スタイルとかの問題も多少あるかも知れないが、日本・韓国・中国等アジア諸国よりヨーロッパ、特にロンドンっ子のハイセンスぶりは際立っている。
イタリアの男性ファッションが、レオンとかのチョイ悪オヤジに人気があるらしいが、フランス(パリ)・イタリア(ローマ)にカッコイイ男が多いとは思えなかった。

ロンドンには計5回も行く羽目になったが、いつも元気になるのはヨーロッパの古い街並みよりもそこに住む人間たちのファッション・ライフスタイルにあるような気がする。
とにかくカッコイイ人が多い。
それでよく観察してみるとワンピースの女性が多いことに気づいたワケで、それも無地や水玉などのシンプルなものにベルトとかカーデガンとかを羽織っているのをみると、自然に目がハート目になってしまう。
日本でワンピースというと、例のチュニックというウエストを隠す衣類があるが、あれは何度見てもダサい。
隠すから逆に太く見えるのだ。
多少お腹が出ていても、正調なワンピースは腰のラインを美しくエレガントに見せるチカラがあるので、是非挑戦してもらいたい。

そもそも日本人の女性はみなさん一様に小柄で痩せておられる。
その肉体にセパレートな衣装、つまりジーンズにジャケットとかフレアのスカートにセーターなんて、それもゴテゴテと飾りたてたものはチンチクリンで見苦しいのだ。

日本人ほどワンピースが似合う人種はいないと思えるのだが・・・。
それは江戸時代の着物に通じる美的センスであるのだ。
何しろワンピース(布一切れ)なのだから日本の着物そのものだ。

全くの独断的持論であるけれど、日本人の場合、女性はシンプルなサラリとした着物の着こなしか色彩の鮮やかな無地でも花柄でも良いワンピースこそ「和」のハイセンスそのものと思える。

いくら流行ったからと言って、小尻・痩せ型のローウエストジーンズとか、デザインの奇異で奇妙な衣装など絶対にやめてほしいものだ。

ちなみに街で見かける素敵なファッションの第1位はワンピース(チュニックでない)、次は事務服で、これはタイトスカートとベスト・ジャケットのツーピースであるが、ベストの背中のバックルがウエストを絞っていて、ヒップラインがとてもセクシーでよろしい。
ジーンズにジャケットというようなファッションは多分160cm〜165cm以上の女性のものだ。

これは男性にも言えることで、背のやたらに高い人以外でセパレート(パンツ・ジャケット)は似合わないので、思い切ってスーツを着といた方が安全である。

いずれにしても本来自由であるべきファッションであるが、今の日本人のダサいファッションにはホトホト嫌気がさす。
街を歩いてもチットモ楽しくない。
よくよく見ると日本人の女性は皆さんそれなりに美しくカワイイ。
あーそれなのにファッションは目茶目茶ダサい。ちっともセクシーでない。全く個人的な見解ながら残念で仕方がない。
多分ファッションリーダー達の怠慢だ。今やアパレルの雄はユニクロなのだ。テレビタレントなのである。残念無念・・・。
外国では日本人は綺麗なワンピースばかり着てる・・なあんて言われても良いんではないか?着物みたいに・・・。少なくともイスラム女性の覆面?とか髪や顔体を覆う大量の布きれ程の違和感はないであろう。むしろイスラム女性の方がそれらの隠す衣装でセクシーだったりする。それはある意味、強烈な個性であり美であるとも思える。

こんなにスパスパ書いたら大顰蹙であるかも知れないが、日本人の文化、日本人の美意識について一つの提案というか強力なメッセージを投げかけてみた。
フアッションも人生もデザインやカラーがシンプルな方がナイスセンス。その象徴としての女性のワンピースがあると述べているわけである。悪しからず。

ありがとうございました
M田朋久


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