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| ■ 夜バイク | 2026. 9.21 |
この夏、車検を受けたばかりの我が愛車ハーレーダビッドソンXL883を駆って夏の夜をチョット流してみようと思い立った。 それは令和8年9月初旬。 午後9:00出発。 夜の秋虫の鳴き声が響きわたる・・・もしかして耳鳴かも。 深夜の国道を西北に向けて走った。 とにかく涼しい、気持ちいい。 風が、振動が・・・。 道路の真ん中にたたずむ小鹿2匹にも遭遇。 ついでに猫か狸かの死骸も踏みつけてしまった。 それらの苦難(?!)をモノともせず目的地・・・2026年8月28日に起こった熊本県中部地震の震源地に向かった。 とにかくカッコよく呼ぶと好奇心、平たく言うと「ヤジ馬根性」。 通常の高速道路は通れない。 所謂「下道」だ。 これがまた良い。 高速道路のように単調ではない。 それは屈曲し、信号があり、ノロノロ運転あり、実に道路がバラエティーに富んでいる。 それで普段の3倍は時間がかかるのに少しも疲れない。 バイクのライディングはやはり「変化」なのだ・・・とあらためて考えた。 とにかく楽しくてしようがない。 現地に到着。 夜の灯りの8割が消えている。 インフラ復興工事の槌音もしない。 不気味な静寂と蠢く数人の若者達。 一見どこか外国の紛争地帯の様相を呈している。 イヤハヤこれは大変なことになったものだ。 自らのヤジ馬根性がイヤに卑しく感じる。 その辺りをひとしきりオートバイで流すとそのまま帰路に就いた。 自動販売機の灯りが深夜の国道に灯台のようにあたりをほのかに照らし、中継地点として実に有難い。 30〜40分ごとに件の自動販売機前にバイクを停めて水を飲みながら休憩する。 500mlの水を一気飲みだ。 特に喉の渇きを感じている訳ではない。 単純に「水分補給」。 往復で最低2lは飲む。 午前0時をまわるとトラックも少ない。 時々空を見上げる。 山影に少しのぞく夜空に星がまたたき、月がのぼりウットリするほど美しい。 それらの山沿い、川沿いの国道を自宅めざして独りオートバイを走らせる。 バ、バ、バ〜。 音と振動が素晴らしい。 トルク感あふれるエンジンのグリップの手応えは何かしら心を陶然とさせるチカラがあるようだ。 この愛車も買って6年。 筆者が66歳の時に12年ローンで購入した残金を返し終えるのは78歳時だ。 今のところ手放す気は無い。 熱心に「欲しい」「譲ってくれ」と訴える女性の知人もいたがイヤイヤ大のお気に入り。 バイクもクルマもそれぞれ3台ずつ所有していて、いずれも大した金額的価値は無いがとにかくそれぞれにとても「可愛い」。 「売る」気などさらさら無い。 今時はそれらの再購入にはエライなお金がかかる。 話がそれてしまったが「夜バイク」は少年時代からの大きな夢。 この年で心おきなくそれが出来るというのは奇跡と呼べるくらいに有難く心楽しい。 仕事の関係で毎晩という訳にはいかないが、時間を作って出来るだけ「夜バイク」を楽しみたいと思う。 このいくらか少年じみた冒険的な趣味はいたく自分の心を喜ばせ、性に合っていると考えている。 ありがとうございました �M田朋玖 | |

