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| ■ 睡眠と時間 | 2025.11. 4 |
日本有数のベンチャー企業であるサイバーエージェントの社長・藤田晋氏は数億ドルの総資産を所有しているとされる有名人だ。 この人物の連載が週刊文春にあって、飲酒欲を凌駕した睡眠薬という内容であった。 飲酒をやめて睡眠を多く取る習慣を実行したところ体調が良くなって日中のパフォーマンスも上がったと。 これはまあ当たり前の話しである。 以前のコラムでも書いたと思うが、米国スタンフォード大学の研究チームによると最適に睡眠時間は9時間から10時間だそうだ。 MLBのスター大谷翔平やNBAのレブロン・ジェームズ、プロテニスプレーヤーのロジャー・フェデラーらの大量睡眠は有名である。 これを知り飲酒を止めて大量睡眠・・・それは早期就寝と遅い離床の組み合わせで最低でも8時間、最長10時間眠るようにしたところ日中のダルさや眠気が無く、すこぶる体調が良い。 これはもう止められない。 毎日、夜には何を置いてもさっさと入眠というライフスタイルに切り替えたところ、とにかく気分が良い。 長時間睡眠の手段であるが、これはもうお薬が一番テットリバヤイ。 今は依存しにくい眠薬も数種類発売されていて安全性がさらに高くなったとされる。 まだ歴史が浅いのでデータ的には確信は無いが・・・。 こういう調子で毎日、時間的に最も多いのが睡眠時間になってしまった。 平日は二番目が仕事だ。 仕事と睡眠で18時間なので、起きている時間は6時間。 ゆっくり食事をしたり、ましてや酒を飲んだりする時間は無い。 読書かYouTube鑑賞や瞑想、運動、体操などルーチンワークが目白押しだ。 掃除や洗濯などの簡単な家事など物凄いスピードでこなす。 我ながら大したものだと思う。 こう考えると人生の時間がとても短く感じる。 「1日24時間」という言葉は今や個人的には「死語」だ。 1日4〜6時間だと考えてさまざまの義務的なタスクはスピード感をもって消化するようにしている。 それで大事になって来るのが物事の@優先順位だ。 Aスピードと共にこれの選択が重要になって来る。 自分が人生で大切だ、好きだと思えることをリストアップして優先する順番を6個くらいに絞って考えておいた方が良い。 筆者の場合、プライベートでは趣味遊びが1位にランクインする。 残念ながら勉強ということは無い。 今更ながら情けない。 但し、仕事関連でなくても広く知識を得る「読書」は勉強と呼べなくもない。 カラオケ、映画、読書、ドライブ、オートバイ。 スポーツは年齢的に断念しているがジョギングはしている。 これは結構楽しい。 ウィークデイは仕事が中心なので、これを邪魔しないように遊びを組み立てるので「飲酒」という習慣がいかに時間と遊びの選択肢を狭めるか分かっている。 即ち、カラオケはともかく読書や映画、クルマ、バイクについてこれを諦めなければならなくなる。 勿論、睡眠にも良くない。 先述した藤田晋氏が50代にして「覚醒」されたのは大変慶ばしいことである。 1993年生まれであるから筆者より20歳年下である。 残りの人生の活躍の可能性を考えるとパフォーマンスと時間の使い方についてベンチャーの雄らしくその他の有名アスリートに倣って大量睡眠ならずとも適正睡眠で人生や経営の荒波を乗り切って欲しいものだ。 この年の有名人でイチローがいるが、見た目的には藤田氏の方が若々しく見える。 元々経営者は老けた人と若い人が両極端におられて、これはスポーツ選手よりも肉体を苛めなくて済むという利があるかも知れない。 ありがとうございました M田朋玖 | |

