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■ あらためて言葉 | 2025. 9.26 |
先年他界した小林正観という有名な旅行作家の主催する会で「うたし会」というのがあった。 2〜3回出席したと思うが大変参考になった。 「うたし」とは「うれしい、たのしい、しあわせ」のアタマを取って命名されたと聞いた。 確かにうれしい、たのしい、しあわせの言葉を口走っていると良い気分になる。 ついでに「ありがたい」と付け加えると更に良い。 一般的にこういうプラス言葉(肯定語)で「今ここ」の気分を表現しているので、色々な意味で人間の心身に良い影響を与えると考えられる。 「自らの伝言」というこれまた有名な書籍がある。 江本勝著作の写真本である。 内容は「ありがとう」「大好き」「愛しているヨ」などの所謂良い言葉や美しい音楽を聞かせた「水」と汚い言葉、例えば「バカヤロウ」「ウルサイ」「死ね」「大嫌い」などの人間が聞いて誰しもが不愉快になる類を浴びせた「水」とを比較して顕微鏡で観察すると、それぞれの結晶が「美しい」のと「汚い」のとにハッキリ分かれるとのことであった。 写真付きで・・・。 これは生卵での同様の実験でも前者、即ち良い言葉をかけた卵がナカナカ腐らず時間が経っても芳香を放つキレイな物体になり、後者の悪い言葉を浴びせられた方の卵は早々と腐臭を放つドス黒い泥状の液体になったそうである。 以上は筆者が実際に実験して確かめた訳でもなく、単なる伝聞であるがどうやら「嘘くさい」という説と「本当らしい」という説があって紛らわしいが筆者としては後者、即ち「本当」であると信じたい。 何しろ実際の人生生活で汚い言葉を使う人物が会社にいると空気が重く濁ってくるのを明瞭に感じる。 特に朝から愚痴や泣き言、不平不満を口端に乗せながら起きて作業することはトンデモナク人生に悪いらしい。 朝こそ言葉は大切にしたい。 「サイコー」「シアワセー」「ウレシイ」「アリガタイナア」などと思っていなくても口走っていると細胞レベルで自分が生き生きと活性化し元気になる。 このことは個人的な行動で実証済みなので保証してお伝えしたい。 件の「水からの伝言」を真実だという前提でハナシを進めると、人間の肉体が70%も水で構成されているとすると大変な大問題と言える。 悪言を吐きながらの生活は・・・。 いずれにしても「たかが言葉」ではなく「しっかりと言葉」なのである。 自分の語る、口走る言葉や各言葉にはくれぐれも用心したいものだ。 「元気活力、青春塾」 以前にも書いた自分の造語であるが、我ながら「イケてる」と思う。 「元気盛り壮年譚」 とにかく何でも良いのでプラスの言葉を色々な雑誌やネットや書物から拾いまくって常用していればネガティブな人生もひょっとしたら大きく展開、好転し大発展するかも知れない。 今日、今この時から肯定語、良い言葉を語り、思い、口にしてみよう。 「愛」「誠」という青春漫画が昔あった。 言葉そのものにチカラが宿っている為もあるのか当時売れに売れた。 「至誠天に通ず」という言葉もある。 少なくとも「神」とか「愛」とか「貢献」とかのプラスの言葉は人生を幸福と豊かさに導く。 ありがとうございました M田朋玖 |