コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 軽2025. 4.22

軽自動車のコトである。
日本ではこの軽自動車というのは税金その他、所謂諸費用・維持費が安くて全国的・・・特に所得の低い田舎だと殆んどのクルマが「軽」だったりする。

それが、ところが・・・である。
何と御年71歳にして、生まれて初めて軽自動車なるモノを手にして毎日乗りまわすことになった。
正確に述べると「手に入れた」訳ではなくて実の弟が軽の新車を購入するのにその繋ぎにと買った同じく「軽」の中古車を余っているからと頂戴した訳である。
それらの経過経緯はともかく乗ってみたり外観を眺めたりしてみるとこれがまたタマラナク「良い」。
乗り心地が極めて「良い」。
コンパクトながら走りが重々しい割りに加速も良く、ロードフィーリングが適当にゴトゴトしてとても心地良い。
筆者の好む「ポンコツ感」があるのだ。
外観は丁度FIAT500と初期型のミニクーパーに似ていて、それもやや和風にブレンドしてあって実に好もしい。
「カワイイ」

それが何と諸費用込み、車検ありで17万円。
20年前の年式で12万km走行というコトで安価だったのであろうけれどハンドルはMOMO製の「木」製で部分革巻き。
レクサス(初期型)と全く同じである。
今の新型の「軽」に比べひとまわりも小ぶりな車体ながら車内は充分な広さがあり実用的に過不足が無い。

乗っているだけで実に楽しい。
自然に「ドライブ」したくなる。
毎日乗りたい。
・・・そんな可愛いクルマであった。
車検はR8年の4月。
「乗り潰す」という覚悟を持ちたくなるほど魅力的な自動車であった。
昔観た映画でフィリップ・カウフマン監督、主演ダニエル・デイ=ルイス。
ヒロインにジュリエット・ビノシュの「存在の耐えられない軽さ」という映画があって、この作品のイントロはドライブのシーンであった。
東欧のクルマらしいコンパクトでポンコツっぽい青の自動車で主人公の優秀な脳外科医が手術の執刀の為に田舎の病院を訪れるというシーンで始まる。

何かしら心浮き立つ場面だ。
そのブルーのクルマにしばらく憧れたことがあったが、それ風の日本車が無い。

それとオブジェで熊本市の雑貨屋で買ったレトロ風のラリー車・・・恐らくFIATの小型車。
理想のクルマがこれらに近いイメージがあって、日本車の「軽」には昔から興味があったけれどホントに適当なクルマが無かったのである。
長い間。

ダイハツ・ミラジーノ。
これは実に当たりだった。
少なくとも社用車のホンダN−ONEより相当に良い。
実のところ個人的には常用しているレクサスより良い。
「軽」オソルベシ・・・だ。

ありがとうございました
M田朋玖



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