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■ 抗うつ剤 | 2024.10.17 |
これにお世話になって数ヶ月。 効果は抜群だ。 数か月前の朝に遡る。 「起きたくない」「仕事したくない」と寝床の中で呻吟した。 そう、呻き苦しんだ。 まさか自分が「うつ病」とか思わない。 異常に「体がダルイ」。 仕事中に心理テストを施行してみると酷い「うつ状態」だ。 直ちに服薬開始。 3ヶ月ほどで症状は取れた。 ついでに「外出したくない」「人に会いたくない」「東京出張が辛い」などの症状(!?)も消失。 それらがどちらかというと楽しみになった。 人生70歳を過ぎると物品より体験だ。 そうだ、確かにそう思う。 いかに楽しい体験、経験を多くするか。 これが人生の醍醐味だ。 その為の一番の敵は心身の病であろう。 とりわけうつ病、うつ状態は「万病の元」たり得る。 免疫状態も落下させるヤバい疾病だ。 それで睡眠薬と抗うつ剤。 実のところこれほど有り難い薬品は無いと思う。 次いで鎮痛剤と精神安定剤。 これらのお陰で何とか今回の不調時は一心地着いた。 お陰で再び仕事が毎日楽しみになった。 短時間睡眠でも朝起きするのが辛くない。 コラム書きも再開できた。 面白いことにYouTube動画撮影はうつ病の時にも苦にならなかった。 何故か。 それは誰かに・・・これは或る特定の人間・・・を指すのだけれども人生生活の援助になるのではないかという勝手な実感があったからではないかと思う。 しかし「薬」がこんなに効くとは思わなかった。 まるで「ポパイのほうれん草」。 それは「砂漠で飲む真水」「車に給油するハイオクタン燃料」「電池切れEVの給電」だ。 どうやら筆者の脳内伝達物質もかなり枯渇していたようである。 「ヤル気意欲バリバリ」というレベルではないが「引きこもりレベル」からは脱した・ アリガタヤ、アリガタヤ。 こんなに簡単に「元気」になるのであれば早く服用すれば良かったと後悔している。 先述したようにうつは「万病の元」。 人体の健康維持の為に最も重要な「免疫力」に影響を与えるのがこのテンションの「ダダ下がり」。 即ちうつ状態なのだ。 詳しいメカニズムは不明であるが心身相関のメカニズム、考え方からもやはり「病は気から」なのである。 まず、あらゆる疾病の初めに「不適切な飲食」と共に、この「メンタルの落ち込み」が二大原因として存すると思われる。 勿論、遺伝体質も忘れてはならない。 すべての「生き物」は「死に向かう」。 これは生きとし生ける者の宿命だ。 それらに抗する生命力の本質は「体力」もだが「気力」も大切だ。 明るく楽天的な気分という心の状態は心身に極めて良い影響を与えると最近の研究で分かって来ている。 「ストレスを良きモノ」と捉える。 米国の女性心理学者、ケリー・マクゴニガルはストレス対処法で実に簡単に強いストレスも「ワクワク感」という悦びに変化するらしい。 言葉の力で・・・。 どんな事でも全て、たとえマイナスと思われる事柄、出来事、事態に対して「ワクワクする」と言ってみよう。 思われても良いのだ。 「言うだけ」で良いのだ。 そしてこの天下の魔法薬「抗うつ剤」。 さらに人間の持つマジカルパワーである「言葉」。 これらを上手に用いれば私達の人生も劇的に好転するであろうと確信する。 ありがとうございました M田朋玖 |