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■ 2024年夏ツーリング記 | 2024. 8.24 |
遅刻した。 起床6時15分。 集合時間は6:00丁度。 リーダーのスマホに連絡を入れると待ってくれると言う。 6時40分出発。 ヤレヤレ何とか間に合った。 めざすは長崎県佐世保市。 自衛隊の広報施設。 ついでに佐世保軍港の軍艦を「視察」する予定。 メズラシク高速道路だけで目的地まで走る。 総勢6名のオートバイが夏の早朝を駆け抜ける。 まだそれほど暑くない。 佐賀県に入り「金立SA」で給油。 殆んどタンクは空の状態だったようでハイオク満タン12L、3000円あまり。 そろそろ暑くなり用意して来た「冷感スプレー」を使用する。 それを体にふりかけて走り出すと確かにとても涼しい。 丁度春秋の感触。 これはかなりの優れモノだ。 午前10時頃には到着。 まずは自衛隊の広報施設。 入館無料。 駐車場にも青系の迷彩服を着た自衛官らしき若い男性が親切に案内してくれた。 その7階建ての立派な建物内は冷房が効いていてとても快適。 椅子も各所にあり、有難い。 7階までエレベーターで昇り階段を順路に展示物や映画を見学しながら降りてくるシステム。 筆者の好きな勝海舟の写真あり。 初代軍艦奉行とある。 日本の海軍の創始者ということは子母澤寛の小説で知っていた歴史・・・戦争、戦後・・・日本の海軍(海上自衛隊)の活動が各々写真や制服、模型や文章で展覧されていた。 一階は土産品屋。 バイク用にしていたキャップを忘れたので自衛隊員用のソレを購入した。 金4000円也。 少しく自衛隊応援のチカラになれた気がする。 ついでにI♡佐世保自衛隊というシールを買ってバイクに貼りつけた。 昼食は「佐世保バーガー」なるハンバーガー専門店に入店する。 繁盛店なのか人が多く並んでいる。 11:40頃の「お昼」だったので本格的な混雑は避けられた。 それでも30分以上は「料理出し」にかかった。 1500円のスペシャルバーガー。 サイズは小さな扇風機ほど。 巨大だ。 食べてみると意外に美味しい。 パンもハンバーグも柔らかくてジューシー。 そのままどこにも寄らず・・・休憩の「コンビニ」「道の駅」以外・・・帰路についた。 お盆とは言え例年より混雑もそれほどでもない。 今回の夏のツーリングの個人的トピックは「冷感スプレー」。 素晴らしい効果を発揮した。 とにかくカラダにふりかけてバイクに乗ると30分から1時間はとても涼しい。 またあらためて「熱中症」という「病」のメカニズムを実感できた。 その名の示すとおり「熱に中毒」するのだ。 「熱疲労」さらに「熱射病」という状態になると死に至ることもあるらしい。 帰路は仲間達も相当へばっている。 「道の駅」の無料休憩所で長い休みを取り一生懸命休んでいる。 筆者は冷感スプレーのお陰で外の熱風ですら涼しいと感じる。 真夏の風景を眺めながら一人外のベンチで休憩した。 長崎道と九州自動車道路のジャンクションの混雑を避ける為にいったん高速道路を降り九州自動車道八女インター手前で給油。 一気に帰着地、人吉インターをめざした。 筆者の冷感スプレーも使い果たしていて暑さがモーレツに実感される。 後は「根性」で帰るしかない。 毎年の夏(お盆)のツーリングで思うことのひとつ。 こんな苦行か修行か分からない夏のツーリング。 何が楽しくて毎年律儀に参加するんだろう・・・と思う。 その時は相当にキツイけれど思い出して振り返るとそれは記憶に残る思い出深い真夏の一大イベントであるのだ。 灼けつく太陽、陽炎の立ちのぼる熱せられた道路、山陰や街路から流れてくる熱風、汗みどろの肉体、ヘルメットの中でむせ返りひしゃげた頭髪。 それらすべての不快な感覚が不思議に自分の「心」を喜ばせる。 感慨。 今後、何回恒例の「夏のツーリング」に行けるのだろうか。 5回、あるいは10回か。 それは数十回ということは無い筈だ。 とにかく頑張って健康管理をし、カラダを鍛え、この夏のイベントに挑みつづけたいものだ。 出来ればこの今乗っているオートバイで・・・。 ホンダCBR1000RR。 古いバイクだが自分によくマッチしている。 基本的に殆ど疲れないライディングポジションとして。 とにかくパワーの加速が丁度良い。 遅すぎず、かと言って速すぎず、大き過ぎず、小さ過ぎず、要するに過不足が無い。 適当に古ぼけてもいる。 まさに愛車だ。 ありがとうございました M田朋玖 |