コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ ピンク2024. 7.16

日本人の感覚ではピンク、桃色と言うと無条件に性的なイメージを想起させる。
「新婚生活」なんていう言葉も多くの日本人の感性ではピンク色を想起させる違いない。

意外なコトにこれがアメリカ人だとブルーになるらしい。
「ブルーフィルム」と言うのはズバリ、エロ映画のコトであるがこれは実は米国人の感覚をそのまま言葉にしたモノである。
ヨーロッパのポルノ雑誌のレトロな類にブルーMaxなるタイトルがあったように思う。
他の国ではそれが黄色だったり赤だったりするようで、日本人の性的イメージがなぜピンクなのか不明である。

筆者の研究では人間の粘膜の色が・・・たとえば唇、乳首、生殖器、内臓などがまさしく灰色がかったピンク色なので幼児体験として主として母性の象徴として乳房があり乳首がある訳で、結果的にピンク色が母性=性的イメージと発展したモノと思われる。

粘膜の色(ピンク)と生的な「色」が合致するという点で個人的には日本人の感性が優れているとも思えるが、逆に母性=ピンク=マザコンとも言えるのであまり自慢できる傾向でないかも知れない。

ところでピンク色には健康保持「若さ」創造のチカラが潜在しているらしく「ピンク呼吸」と言ってピンク色(桃色)をイメージして吸い込めば(吐くときには灰黒色の毒を吐出するイメージ)実際に「若返り」を創出できるらしい。
これは書物の知識であるが、米国人の女優さんのビフォーアフターの画像が映し出してあって展覧されていたが確かにそのことを確認できた。
・・・であればピンク色のチカラはオソルベシと言えるのではないか。
こう言った理由で一時期ピンク色に凝ってトイレの色やカーテン、ネクタイ、下着、Tシャツ、パーカーなどありとあらゆる身装品、着衣、家具など可能な限りピンク色にしてみたことがあった。
実際の効果のほどは不明である。
ただし人からいくらか年齢より「若い」と評されるコトが多いので一定の効果があるのかも知れない。
自宅のカーテンや家具や便器、浴室のタイルなど可能な限りピンク色にしたので、ついでに下着、寝間着、ホームウェアには桃色を使用すべしと最近もあらためて計画している。

ついでに「赤」も凄く元気が出るらしく「赤パンツ」の威力について語ってある書物まである。
マンネリ化した夫婦関係は赤色のカーテンで乗り切れるという説もある。
赤色は性的に・・・のみならず人間の心や欲望をコーフンさせるチカラがあるらしい。

フランスの大歌手エディット・ピアフの歌に「ラ・ヴィ・アン・ローズ」(バラ色の人生)というのがあるが、日本人の感覚ではバラ色とはやはりピンク色になると考えられる。
幸せな人生の象徴とも言えるこのバラ色=ピンク色、頻用しない手はないと思うがいかがであろうか。
日本の昭和のエロ本には盛んにこのピンクという言葉が出てくる。
曰く「桃色事件」「ピンクサロン」「ピンキー」と枚挙にいとまがない。
ついで我が医院の内装色は淡いグリーンと淡いピンクにしてある。
これは癒しの効果をそれらの色から得ようという魂胆があっての選択で、病院経営の草創期にやたらにピンク色にこだわった時期があった。

ありがとうございました
M田朋玖



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