コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 「若さの泉」〜チベット体操2023.10.13

およそ30年近く昔に、まだ熊本市にあった「紀伊国屋」という全国チェーンの書店で購入した本が表題の書物である。
これは「人生の出逢い」と呼べるほどその後の筆者の人生に強い影響を与えた。

内容はというと、究極の「若返り」「アンチエイジング」の方法を説いたモノで、ズバリ「チベット体操」を勧めている。
以来、この書物の内容を信じて毎日(実は週一回は休んでいる)せっせとこの「祈り」に似た体操を時間を見つけて行っている。
5つの「種類」をそれぞれ21回こなす訳であるが、個人的には結構「キツイ」と感じる。
慣れている筈なのに正直苦痛だ。
1日のルーティーンでこれをこなせば、心からホッとする。
つまりそれだけ心理的負担があるという訳である。
たとえば比較的には1時間の筋トレ(ジム通い)や1時間30分のバスケの練習より「辛い」と感じる。
何故だかわからない。
体操そのものの内容が日常の行動や作業の「逆」を「する」からかも知れない。
それだけ「変わった」体操と言える。

この5つの体操意外に6つ目の体操を行えば、真から「若返る」らしい。
けれどもそれを行うには所謂「性行動」を捨てなければならず、自ら勝ち得た「若さ」を世界の為に使う・・・と言うほどのなみなみならぬ覚悟と決意が要るらしく、筆者の場合それが怖くて実行できない。
即ち「性行動」や「性欲」を犠牲にする気概が無いということである。
また不用意に「ソレ」をすると精神異常を来たすらしい。

日常生活における「性的喜び」の重要度は年齢と共に減衰するどころか益々その貴重性が、ズッシリとした「重み」が増しており、これは実際には悩ましい問題であると同時に「生きる」ことへの根源的「欲求」の元となる類の「愉しみ」であるのに、それを捨て去るなんて現実的には極めて困難であろうと現時点では感じている。

それで5つの種目(?)だけを毎日実践してる訳で、おかげで・・・と言うべきか同年代、℃世代の多くの人々よりいくらか「若く」見えるようである。
特に肌の「キメ」や顔のシワの無さが際立っていると集合写真で確認できたので、自分を客観的に「見た」時に印象として単に申し述べておこう。
つまり飲食の慎み深さを筆頭にチベット体操の効能は「あり」と確言して良いと考えている。
けれどもこのことを周囲の友人達に伝えても勿論俄かには信じて貰えず、その体操のメンドウクササ・・・毎日つづけることへの抵抗などもあり殆どの人々が実行できていないようだ。

一見「変てこりん」なこの体操(チベット体操)で実際に若返ることができるとは筆者とて真から信じた訳ではないが、初めてみると奇妙な感覚が微かに身体に生じる気がして、それは或る種の「元気さ」「活力」みたいな類だ。
ソレを得る為だけに30年近くつづけて来た訳であるが実のところ一時期順調に老化していくので多少の「疑心」もあったが、最近になってそれこそ「肌」を中心に人に褒められることが多くなった・・・曰く「シワがない」と。
これはひとつは食事の注意・・・具体的には糖質制限、一日一食のおかげもあると思うが、このチベット体操の効果も少なからず「ある」と考えている。

繰り返しにはなるが実際にこの体操を終えた後、全身の血流の活発化を感じるコトがある。
これはどんな種類の体操であっても生じるコトかも知れないが、やはりとりあえずこれからも続けて行おうとあらためて決心した次第である。

ありがとうございました
M田朋玖



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