コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 立秋2023. 8.23

京8月8日は立秋。
それこそ「秋が立った」。
一人娘の誕生日でもある。
知人の4人がこの誕生日だ。
8は末広がり、大吉数らしい。
横にすると無限∞。
漢字にすると「八」まさしく末広がりだ。
意味は「無い」となる。
口に八で只、目に八で「貝」(目がない)となる。
食物としての貝はお金の替わりとなり太古の人々の共同生活、交易に使用されていたらしい。
その為お金に絡むことには「貝」の字が付く。
購入、購買、費用etc。

さて秋が立ってさらに夜風に秋の香りを嗅ぐ。
鈴虫がリンリンとうるさいくらいにかしましく街路に鳴り響く。
蛙の声や蝉の声がいつの間にか消えている。
こんなに季節のうつり変わりが急激なんて今まで知らずにいた。
繰り返しになるが季節・・・四季折々、春・夏・秋・冬、それらが今更にその「うつろい」が愛おしい。

「先週初詣をして今秋は立秋」かというくらい光の速度で時間が過ぎる。
最近はこの感覚が鋭く心を憂えさせる。
即ち惜しんでも惜しんでも時間が無残にも黙っていても忙しく経ち、働いていても過ぎて行く。
それならばこの際と時間に比肩するとは言い難いが世間で価値の高いとされるお金を使ってみようと決心した。
1日1万円を使うと1年で365万円だ。
それが10万円だと3650万円。
これくらい使うと相当に贅沢な気分だろう。
それでも毎日10万円だと色々な意味でチトキツイ。
結構肉体を使う、少なくとも「遊ぶ」となるとまずは移動だ。
筆者の性質として贅沢な飲食をしないのでアルコールも飲まないし、畢竟「人との交流」にその金銭と時間を使う訳で益々もって使い道が無い気がする。
夜遊びと言っても田舎町のこととて大した浪費にはならない。
一軒1万円ずつ使ってもせいぜい5万円だ。
イヤ10万円くらいになるかも知れない。
こうして考えてみると少しくらいの財などあっという間になくなる。
物品の購入には一気にお金を浪費させるチカラがある。
クルマや家や高級宝飾、高級時計。
しかしてお金を使うのは時間の感覚の鈍麻にどれだけ役立ったんだろうと考える。

とりあえず実行だ。
預金を毎日ATMで「おろして」「使うべし」と張り切っている・・・けれど、それが自分に出来るかどうか不明だ。
まずは1週間くらいつづけてみよう。
体力も要るかも知れない。
とにかく、まさしく「時間が惜しい」。
実行あるのみだ。
今までやりたかったコトをトコトンやってみようと思う。

まずはバイク旅行。
一人で宿を確保しオートバイ一人旅。
これはすぐに疲れて帰って来るだろう。
「家が恋しい」
とにかく自分の家でくつろぐのが一番楽しいのだ。
結局どこにも出かけず、何もせず家で静かに過ごすというコトをするのであろうけれど繰り返しになるがとにかく「実行」してみよう・・・と計画を立てている。
人生における「金銭浪費計画」。
生涯で意図的に実行するのは初めてだ。

その時に携えておくべき言葉とは何かと考えた。

「武士道とは死ぬことと見つけたり」

男の死に場所はやはり最高の色気。
「無」と「死」の匂いを全身にまとって人中を動きまわることだ。
スマートフォンとマネークリップに挟んだ現金だけをポケットに忍ばせて・・・。
我が人生はソロソロ「秋が立った」のだ。
そろそろ本当の「冬」(老いと死)に備えるべく今まで70年近く(実際は50年ほど)生きること、稼ぐこと、貯めることに時間とエネルギーを使ってきたけれど、これからは70代80代・・・。
今まで蓄積してきた僅かな富と経験と知識と知恵や情報をフル稼働(使用)させて世の中にアウトプットして行こうと思う。
「生命を燃やす」為に仕事に生きることをして来たが純粋に遊びに・・・。
まず皮切りに「お金を使う」ことだ。
勿論「使い道」には慎重でありたい。
本当に自分の人生の時間とお金を使うべき価値があるモノを選択して・・・それが世間で言う無駄遣いであろうと構うことはない。
「自分の人生なのだから・・・」
しかしツラツラと考えるにお金は使うより稼ぐ方が面白いと感じる。
やっぱりなあ「貧乏性」と言うのであろう。

ありがとうございました
M田朋玖



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