コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 毎日が正月2023. 1.23

「あけましておめでとうございます」
この台詞は年初に日本人の間で交わされる常套句、挨拶であるがいったいどう「おめでたい」のか分からんという疑問を呈した人が身近にいて少しこの問題を考えてみたい。

年の瀬に、冬至が過ぎクリスマスがおとずれ正月になると「新春」と呼び、世の中がかなり明るくなった気がする。
それだけでも何となく「おめでたい」気になる。
正月は全世界的にやって来る。
勿論太陽の昇降やそれぞれの時間差でもって・・・。
それでも人類の共通意識という心理的に作用が働いて「正月を迎える」というただその一点において何かしら人間や自然や社会においてよろしき状態、即ち「平和」とか「愛」とかへの祈りをしたい気分になる時候と言って差し支えないと思える。

ジョン・レノンの歌に「Happy Christmas」というのがある。
それこそ平和を祈る歌として代表的な類では「イマジン」という曲もある。
皮肉なコトに彼の人が最も嫌悪した暴力によって・・・或る市の男の凶弾に斃れた訳で、その人生の悲劇的な結末を迎えた人物となっている。
これらの物語が「振り子の法則」の典型例であろうか。
「振り子の法則」とは「宇宙の法則」として最近特に注目されているらしい。
すべてのエネルギーは中和・中庸・「無圧」・「無」に向かうらしい。
即ちどちらかが一方に・・・それが良いモノであれ悪しきモノであれ・・・振れると真中、正中に戻そうとするエネルギーが働くとのことだ。
・・・であるので「平和」「平和」と声高に叫び立てていると逆に「戦争」が惹き起こされたりする。
富と貧困、強者と弱者、聖者と極悪人・・・何でもよく極端に「振れる」と反対側に引き戻されるエネルギーが生じ好もしくない結果が生じたりする。

このことはたとえば世の中に広く名の知れた「教育者」の子供が家庭内暴力で夫や両親が野球バットで撲殺された・・・なんていう事件もあったりして痛ましい。

ここではこれらの「振り子」の話しではないが「正月」だからと言ってある強力なメッセージを持たず、どちらかというと淡々としているのが望ましいらしい。
単なる「連休」が世間的に公然と享受される・・・と言った程度の認識の方が良いかも知れない。

宇宙的に最も強力なパワーを発揮するのが中庸・無心・無欲・無動などなどエネルギーの偏りの無い状態だそうで、何事につけそれらを意識的に実行すると全てがスムーズである。
どんな事柄であれ毎日が正月と思えばこんな「めでたい」ことは無い。
「呑気に悠々と楽しく楽に生きる」こと、幸せなコトは無いのではないかと最近つくづく思う。

「無事是貴人」とも言うではないか。

人生波乱万丈も良いけれど疲れる。
無事が一番。
ならば欲をあまり出さず現状によく満足して周囲やご先祖など神仏や社会に対してよく感謝をして穏かに謙虚に生きるコトだ。
不平不満で忘恩で傲慢で高慢チキで物事にこまかくこだわり心の休まることがない・・・。
これが真逆の状態なら前者の方がはるかに毎日が快適であろう。
筆者の大学の成績の良かった友人の少なくとも4人は既に故人だ。
その中の2人は突然死。
未だ原因不明。
友人全員(大学からの)をひっくるめると死者は片手・・・10人をくだらない。

そう考えるとこうして生きて元気で現役で正月を迎えることが出来るなんて奇蹟としか言いようがない。
ましてや年末年始にはオートバイの集団ツーリング(12/30、1/2)。
無事故無違反(?!)で帰着し無事に仕事始め。
これが奇蹟と呼ばずして何と呼べば良いのか?
いずれにしてもただ単に「元気で生きている」ことがもの凄〜く幸せなコトであるのだ。
ありがたや、ありがたや。
おめでたい、おめでたい。
逆に言うとお正月に「おめでとう」と言えない人々がこの世界にかなりの数おられると思う・・・のでやはりお正月はおめでたいのである。

ありがとうございました
M田朋玖



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