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■ アンティーク | 2022. 7.19 |
1950〜1970年代の古いモノを指すらしい。 フランス語でビンテージという言葉と紛らわしいがビンテージは主としてワインについての言葉らしい。 最近はクルマ・・・20年前のソアラを購入したころからと思うが、どうも旧い物に興味関心が湧いて来て腕時計を中心にソレを見たり調べたり購入したりしている。 流石にオートバイの面倒は見れない。 車庫も貧相で工具も無いので「いじれない」。 オートバイのヴィンテージ(旧車)の購入を差し控えているし、何故かあまり興味関心も無い。 主として腕時計にしている。 それこそ1963年と1964年のセイコーのソレを手に入れたが、今までのどの時計よりも「気に入っている」し「愛しい」とさえ思う。 それぞれ白いフェイス(文字盤)と黒いフェイスの「兄弟」と父親の形見(遺品)のボームメルシエというスイスのブランドの金時計がアンティークと言えると思うが、その所有感・使用感ともに抜群だ。 ・・・と言うのも、まずそれらはとても軽くて小振り(サイズが適正、即ち大き過ぎない)。右の手首に付けるので革ベルトを使用して腕を動かす度に手首の上を移動しないのが好もしい。 アンティーク物品の持っている歴史、年輪、風雪・・・その壊れやすさ、儚さ、繊細さ・・・それらの取り扱いに「神経を持ち主に使わせる」ところが「可愛い」と感じる。 修理に出したりメンテナンスをしたりするのも面白い。 オートバイの「旧車フリーク」の男達の「気持ち」が少し理解できる。 これらの「取り扱い」についての「面倒臭さ」・・・たとえば毎日手巻き式の腕時計であれば「ネジ巻き」をする必要があるし、古い時計ならば「オーバーホール」と称する分解掃除(?)も必要となるし、それらの一連の作業だけでない日頃の扱い方についても「非防水」だったりして「汗」や「洗面」にも気を使わなければ等々、すべからく細やかな配慮を要してこれらが自分の行動全体に良い影響を及ぼしているようでカルテの文字や各種書類の字がいくらか丁寧になったり、クルマの運転が安全で優しくなったりと一つの生活全般についての「良循環」が起こっている気がする。 即ち「モノが人を変える」という側面があるようで、高級時計を購入したコトによる、人生生活の変化は或る意味「劇的である」と判断して良いレベルと感じる。 それに今は「アンティーク」な物品に興味が湧いて来て、腕時計のみならず古着からパソコンまでリユース品(中古品、そのた古い物品)に自分の心の障壁が取れてしまった・・・というより元々無かった「新品」についてのこだわりが益々無くなり・・・それは人についても言える・・・益々人生全体について選択の幅が増えて毎日楽しいと強く感じられる。 それらのKeywordにアンティークという言葉を再発見した次第である。 ありがとうございました M田朋玖 |