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■ 友、遠方より来たる・・・ | 2022. 5.18 |
令和4年4月下旬に或る一通の手紙が舞い込んだ。 それは白い封筒に自筆で、几帳面。男らしい筆致の青い万年筆で書かれてあった。 青春時代に懇意にしていた同年の友人。 今は千葉市在住。 そうして嬉しいことに「会いたい」とあった。 どうやらこちらの業者と仕事上の取り引きがあるらしい。 また熊本県南に土地を所有しているようで、その土地の道路拡幅に係る補償やらの手続きで、帰郷のついでに個人的な友人達と筆者の共通の同級生と酒宴も計画しているとのこと(文面では)・・・という訳で、令和4年5月12日土曜日に来人吉して市内の高級ホテル(温泉旅館)に投宿し夕食を同ホテルでご馳走になることになった。 ホテルのコース料理に知人である支配人(社長)がワインをつけてくれた。 ありがたいことである。 それらを食してから2次会、3次会まで楽しく長々と話し込んだ。 共通の話題が多いだけでなく元々とても人柄の良いサッパリとした性格の友人は実に楽しそうに自分の数10年分の物語や経験を語ってくれた。 千葉市の地元ではカレー専門インド料理のレストランを家族で営んでおり、インドから食材の輸入販売の事業も行っているらしい。 「大腸憩室炎」「腹膜炎」や「網膜剥離」という大病経験などや瞑想やインド旅行(60回ほど行っているという)の経験など次々と新鮮な話題が彼の口から繰り出される。 それらに熱心に耳を傾け・・・ほとんど聞き役に徹していても・・・語り口が優しく声も穏やかで耳心地が良い。 午後5:30分の夕食から午前0時まで語り合って別れた。 次回は筆者が千葉の彼のレストランを訪問することを約した。 翌日にビジネス関係の男性に会って鹿児島空港から帰路につくとのこと。 「友あり、遠方より来たる、また楽しからずや」 孔子の言葉とされる。 遠くの友人というのは何故か愉快な気分にさせてくれる。 客商売も遠方のお客さんが多いほど、その店は繁盛し経営が安定するらしい。 彼の口から発せられる若い時の筆者の様子は個人的におぼろげであいまいな記憶。それより、はるかに微に入り細に入り鮮明で確固としたモノで驚嘆してしまった。 その当時は自分がいったい何に夢中で何に没頭していたかありありと自覚させられた。 クルマ以外に殆んど興味関心が無かったように思える。 この傾向は今でもあまり変わらない気がする。 楽しく語らう。旧い友人とのソレは実に心愉しいひとときであった。 ・・・表題の諺もあながち的を射ていない訳ではないようだ。「愉しからず也」 ありがとうございました M田朋玖 |