コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 魅力的人間像2022. 4.27

最近映画をメッキリ観ていない。
原因はまず「早寝」。
長時間睡眠に凝っているので午後10時前にはおクスリを服んで無理矢理強引に入眠している。
結果的に映画を観る時間がない。

レンタルビデオやNetflix、昔の映画のコレクションを含めて「映画」の呼称する類を殆んど観ない。
かわりにYouTubeばかり観ている。
それもバスケ、政治経済などに偏っている。
特に高橋洋一という60代の人物の「高橋洋一チャンネル」を毎日2〜3本観ている。
それでも映画は好きだ。
勿論気に入った映画に限る。
昔の映画を・・・それも同じ映画を・・・定期的に観ている。
チラチラと・・・チャプター操作を・・・繰り返しながら気に入ったシーンだけを選択して鑑賞するようにしている。

それで好みの映画をチョイスする基準として、主人公がごく個人的な感覚で「カッコイイ」とか「ダメでいい加減」という奇妙な取り合わせを設定している。
これらは後から判明したことで、何で「この映画を観る」と精神的に「元気になる」のかを分析した時に上記の基準を発見できた訳である。

「カッコよさ」と「ダメさ」という基準を最も良く満たしているのは大ヒット映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップ演じるジャック・スパロウであろう。
海賊をヒーローにしたメズラシイ映画であるが、シリーズ第一作は本当によく出来ている。
「ダメンズヒーロー」ジョニー・デップの怪演は見事だ。
主人公と殆ど同化していると言って良い。
ご本人は一白水星という星。
水に因んだ作品と相性が良いのだ。
基本的に。
今夏公開される「トップガン マーヴェリック」も期待だが第一作が1980年代なので40年近く経ったのに同一人物(トム・クルーズ)主人公の作品で、大したものである。
過日YouTubeのそれぞれの出演者達の「その後」を映像で観たがカッコイイままだったのは意外にも教官役のトム・スケリットくらいで、後は皆さん当然ながらキチンと老化・劣化されておられた。
尚更にトム・クルーズの若さが際立つ。
とりわけ黒々としてフサフサの髪が凄い・・・と言うほど若い。

あとエネルギーをくれる映画をピックアップするとミッキー・ローク出演作品が最も多い。
1)レインメーカー(マット・デイモン主演、やり手の悪徳弁護士を演じている)
2)死にゆく者への祈り(IRAの殺し屋)
3)エンゼル・ハート(しがない探偵)
4)欲情の媚薬(ダメで悪党の精神科医)
5)逃亡者(犯罪者集団のボス)
とりあえずマトモな男ではない。
全くもって・・・。
典型的なアンチヒーローと言って良いだろう。

他には映画ではないがドラマで無影燈(渡辺淳一原作)、古谷一行演じる主人公が死病を患っている若くて優秀な外科医をニヒルに演じていた。
ミラン・クンデラ原作の「存在の耐えられない軽さ」の映画版をフィリップ・カウフマンがダニエル・デイ=ルイスを主人公に上手に撮っている。
ソ連時代のチェコの著名な脳外科医を演じているが私生活では女にだらしのない所謂「軽い男」を演じていて、それでも反骨(ソ連共産党の圧力に抗する)を示して「野に下る」という設定が好感だ。

市川崑監督の「どら平太」(時代劇)の主人公、役所広司演じる望月小平太は無条件にカッコイイ。

それにこれはコミックだが「浮浪雲」の主人公「雲」もナカナカ素晴らしい。
仕事を一切せず青空に浮かぶ「雲」のように飄々と生きる姿が浮世離れしていて魅力的だ。
「女好き」なのに執着が全くない無欲恬淡としている人物だ。
漫画の主人公としては極めて悟道的で味わい深い人間を描いている。
最も魅力的な想像上の人物だ。

ありがとうございました
M田朋玖



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