コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 核シェアリング2022. 4. 7

令和4年2月下旬に起こったロシア軍のウクライナ侵攻とそれにつづく1ヶ月余りの「戦争状態」はまだ終わる気配がしない。
繰り返されるロシア・ウクライナ間の休戦停戦「交渉」も難航していると聞く。
首都キーウはまだ陥落していないがハリキウ、マリウポリなどの都市は目も当てられないほど攻撃の被害を受け、特に後者については復興に相当に時間と労力を要するレベル。
即ち「廃墟」と化した「様相」を呈している。
ホンモノの戦争がこの世界で実際に行われているコトにリアルには思いが及ばない。
その戦争被害の映像は大東亜戦争終了後の日本の大都市を想起させられる。
他国が割りと簡単に、現実に侵攻してくるモノだと知って多くの日本人は強い恐怖心を持ったと想像しているし、実際に「そうあるべき」だと思える。

野党の多くや与党の国会議員の一部、メディアでは我が国の憲法9条(所謂平和憲法)が平和を保障していると考えているノーテンキな人々がかなりおられるが「どうかしている」と思える。
戦争の「抑止力」としての「軍事力」は必ず必要であるし、現実に我が日本国にもレッキとした軍事力があって「自衛隊」がその存在感を国際的にも一定のプレゼンスを持って「実在」し、実際に災害時或いは海外における戦地に「赴いて」支援活動を行っているようだ。

軍事力ランキングでも国際的に上位にあって、これが米国との「同盟」と同レベルに他国の侵略侵攻を「抑止」していると考えられている。

ついでに述べると米国の「核」の傘の下にいるというコトを忘れてはイケナイ。
これは一種の「幻想」と言えなくもないがウクライナにロシアから侵攻される「隙」があったとすれば現実に保持していた「核戦力」を欧米諸国とロシアにそそのかされて簡単に「手放してしまった」ことと、日米同盟やNATOなどの強い同盟関係を持たず「核」の傘も持っていなかったことが挙げられる。

親露か親欧米かの中間にあった「緩衝地帯」と言えば聞こえは良いが、言うならば「宙ぶらりん」で「どっちつかず」でこんな平和を享受した為の「平和ボケ」で今時は非核三原則などという極めて非現実的で所謂「お花畑」的な時代錯誤的で有害無益な教条的原則など早々に捨ててしまうべきである。
G7、7ヶ国中「核」の恩恵に浴していないのは我が日本国だけである。
世界大戦の勝者アメリカ・イギリス・フランス・ソ連(ロシア)・中国は公に「核」を保有しているし、イスラエル・インド・パキスタン・北朝鮮などは非公式ではあるが堂々とソレを保有している。
ドイツ・イタリアについては「核シェアリング」で少なくとも米国との同盟関係がより強固に見えるし「核」の脅威に備えられていると言える。
少なくとも日本国よりも。

多くの日本人はマスメディアや野党議員の影響で「核」や「原子力」について敏感になり過ぎているし、そのチカラについて無頓着すぎると思える。
外交における「カード」として経済力と同様に「核」を含めた軍事力はシッカリと保持していただきたいものだ。
それこそ逆に戦争を呼び込んでしまうことになりかねない。
ウクライナ戦争からの「教訓」を2つ。
即ちウクライナの大きな弱点を2つ。
1)戦争の強い同盟国がなかった
2)核を手放した

お隣の北朝鮮に侵攻しようと思う国は無いと思うが、それは同国にそれだけの価値がないというコトと「核」の保有があると思える。
一方我が国における侵攻の抑止力は自衛隊と日米同盟であり平和憲法などでは決してない。
これに「核シェアリング」が加われば日本の平和に強く資すると考えていて「核シェアリング」については反対意見で「無意味」というのは論外でアメリカの属国になっているというのはおおよそ現実的にそうであるし、少なくとも中国の属国になるよりは余程マシである。
弾圧や迫害、ジェノサイドがアメリカで行われるとは現時点では想定しにくい。

ありがとうございました
M田朋玖



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