[戻る] |
■ ブルーナイトイン東京 | 2022. 3. 5 |
コロナ明けも手伝ってか空港も飛行場も飛行機もおおよそ8割方の混み具合だ。 12月4日(土)。 午前中の仕事を終えて急いで昼食を取り、一路阿蘇熊本空港をめざして愛車レクサス600hのハンドルを握った。 前夜の夜更かしの為か急激で強い睡魔が脳髄を襲い「居眠り運転」気味。 途中、最寄りのPAで10分ほどの仮眠を取った。 それでも出発時刻14:40分にはとりあえず間に合ったものの改装中の熊本空港は「仮設」状態で少しく勝手が分からない。 保安検査に手間取るのはいつものこと。 いつものようにX−P検査で確認された使い捨てライターを鞄の中を手探りでまさぐり「義歯入れ」に「混入」していたソレを発見し廃棄して一件落着。 ヤレヤレ。 何かと「段取り」の悪さが目立つようになったのもトシのせいか。 イヤイヤ。 それよりもそもそも元からあった何をするにも「心ここにあらず」「上の空」状態がひどくなった為か、あるいは所謂「コロナ呆け」のせいかも知れない。 外出自粛をしていたつもりはないがおかげで「旅行」のチャンスが無く、とりわけ世情を鑑みておいそれと「東京」出張に気軽に出向くことは差し控えていた。 グランドニッコー東京台場は空港からタクシーで4000円弱。 特に混雑もなく夕暮れの大東京、首都高速の流れも良く、その行程も田舎住まいと殆んど同様のスムーズさであった。 到着してみるとチェックインに人が数人並んでいる。 部屋は広々とした綺麗なツインルーム。 冷蔵庫にはアルコール類を含めて飲食物は一切ない。 テーブルの上に水の500ccペットボトルが2本。 実に殺風景だ。 レターセットはおろかホテルの館内案内なども無く只「寝るだけ」の殺伐さ。 コロナ騒動を格好の言い訳にした明らかな「手抜き」とも思えるし「人の手間」を省く人件費削減の為の経営方針とも見て取れる。 イヤハヤ。 「世知辛い」とはこのことだ。 「おもてなし」 東京オリンピックのお題目もこの世界的スポーツ祭典の終了と共にどこかに霧散消失してしまったようだ。 タクシーの運転手さんに訊くとオリンピック開催期間中には選手団よりも関係者の数の多さに驚いたとのことであった。 「さもありなん」 一人のオリンピック選手に関係する「チーム」だけでなく所属する団体の役員、審判など最大50人程度はいるかも知れない。 想像であるが・・・。 個人的にはいつものような東京の夜はイメージとしてあくまでブルーだ。 その夜景と同様に。 心を奇妙に沈ませるチカラを持っているように思える。 ありがとうございました M田朋玖 |