コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 裸の王様2022. 3. 5

お隣の国、中華人民共和国の国家元首であり最高権力者・習近平氏の近々の政治方針が「共同富裕」という言葉である。
元々同国は資本主義体制の「自由競争」と対比される「共産主義」を基本政治体制と定めている。
その方針の最大目標は「平等」であるそうだ。
世界中で「流行」している「貧富の格差」や「富の偏在」など許せる政治思想ではない。
共産主義の前段階とされる「社会主義」がコト経済発展については「失敗」だったことはスターリン時代の「ソ連」、毛沢東時代の「中国」で歴史的に証明済みであるのに「またぞろ」それを持ち出すなんて「アリエヘン」と思えるのだが・・・。
ロシアの現大統領ウラジミール・プーチンの「スターリン主義」と同様に習氏も「毛沢東主義者」であられるのは歴史の皮肉と言うべきか。
資本主義経済を「取り入れ」て経済発展を成し遂げた(!?)両国の元首が同じような思想を持つのは「独裁者」の持ちうべき性格特質なのかも知れない。
その上、筆者の個人的な分析では両人共何故か同じ「星」であられる。
それは人物として「小粒」なところだ。
元々国家元首の器ではない。

「因循姑息
曰く「古い習慣ややり方にとらわれて改めようとせず、その場しのぎに終始する」様。
また臆病な癖に「強がり」であると見ている。
というか「俺は強い人間だ」「国家だ」と言うことを国民にも世界にも威嚇的に示そうとしている・・・ように見える。
「個人蓄財」と「独裁体制」は廉潔な国家元首にあるまじき政治的な態度であるが、ご両人とも特にそれらについての廉恥を少しも感じておられないようで、堂々とそれらのあまり尊敬できる人物とは言い難い言動・行動をされていて何とも言えず滑稽だ。

小さな世界観、狭量な視野・・・と言うのか筆者の両国とそれぞれの元首の特質はあまりにも大衆的で凡庸な思想で人間としての「美」を殆んど感じないのは至極当然であろう。
そうこう考えた時に思い浮かぶのが世界的な童話の物語だ。

「裸の王様」

「高い地位にあって周囲からの批判や反対を受け入れない為、真実が見えなくなっている人のたとえ」−グーグル検索から

「共同富裕」

言葉と思想は大衆向けには素晴らしいと感じさせるチカラがある。
これは毛沢東の用いた大衆煽動の手法である。
貧富の格差を利用して貧者の「味方になろう」「救済者」であろうとする姿勢である。
これはお隣のK国M大統領と同様に「最低賃金を上げる」という非常に短絡的な思考回路とよく似ている。
大衆(貧者)におもねって全体が見えない、世界が見えていない・・・というまさしく「裸の王様」の態度ふるまいであるまいか。

ありがとうございました
M田朋玖



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