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■ 秋、ドライブ日和 | 2022. 3. 5 |
令和3年10月24日(日)は晴天。 ご当地、人吉の定番「朝霧」もなくカーテンを開けるとさんさんと朝陽が南面する部屋に差し込む。 前夜の「夜更かし」の為か気性は午前9時。 朝のチベット体操、簡単な筋トレ、神棚祝詞の後シャワーを浴びホットコーヒーを1杯だけ飲んで服を選び愛車ソアラ430に乗り込んだ。 ダークブルーのジーンズとストール。 黒の長袖セーターに黒のシャツ、黒のロングコート・・・と「黒コーデ」にこれまた黒色のトートバッグにサングラス。 気温の割りには重装備だ。 ファッションは常にあらゆる場面におけるモチベーションupの第一条件なのでよく考えて選ぶ。 サラサラと選択が容易に進む時ほどその日の「外出」は気分良く進行していく。 フルオープンにして馴染みのGSでガソリンを入れて簡単に車内を片付けてコンビニで再びカフェラテとナッツを買い、それらを楽しみながらめざすショッピング街・・・100円ショップ、イオンモール・・・に向けてハンドルを切った。 ワイドホイール、扁平タイヤでいくらか硬くなっているとは言えアクセルもブレーキも乗り味はすべからくソフトでダル。 即ち柔らかく鈍い。 総体的に所謂スポーツカーにはあるまじき挙動でありフィーリングであるものの「ラグジュアリーカー」という特殊なジャンルのクルマの性質上これらの特徴は逆に好ましいと感じる。 「キビキビとした俊敏な走り」には程遠いが、そのコンパクトなボディサイズの割りに「固く身の詰まった」重厚な「走り」が殊更に愉快と感じる。 昔一時期乗っていたベンツSL(旧型)をさらにコンパクトにしてハンドル径をワンサイズダウンした感覚だ。 ベンツSLもその重さと鈍さが「売り」だったような気がする。 すべてが重くゆったりとしている。 こういうクルマに乗り慣れてからレクサスに乗ると、それを少し「安っぽく」感じるほどの「重厚感」だ。 ひととおり買い物を終え夕方午後4時には当地方に数多く散在する所謂ファミレスJoyfullでコーヒーブレークを兼ねた遅いブランチ?を取ることにした。 サラダ2皿、サバの塩焼き、味噌汁、ドリンクバー・・・本を読んだり考え事をしたりメモを取ったりして1時間ほどゆっくり過ごし、再びソアラ430の狭いコクピットに乗り込んだ。 太陽が落ちて秋らしい柔らかい陽射しが枯葉の散りばめられた国道を黄色っぽく照らしている。 今夕、午後7:30分から郷里地・人吉の花火大会が2年ぶりに開催される。 30分間とのこと。 最寄りの高目のビルのベランダに陣取りソレを眺めたが色とりどり、金やら銀やらの混じった豪華絢爛たる夜空の輪花の饗宴も地表にはひどく寂し気な街の灯り、人手の少なさなどが比較されて秋の夜のわびしさを引き立たせられる。 秋のドライブの終了時間にはわざわざ現実(水害被災・コロナ騒動)を直視されて「気」が少し落ちてしまった。 ありがとうございました M田朋玖 |