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■ 閉塞感 | 2021. 8.22 |
最近世界中のメディアが発信する情報は極めて不穏当で閉塞的だ。 基本的に「人騒がせ」と「衆人の耳目を集める」というのがメディアの「本能」であるので仕方がないとか思うが。 その上中身に虚偽が多い。 あらゆる情報のやりとりが或る特定の組織のみならず各国家、各巨大企業の情報収集の対象であり、且つまた監視の対象でもあるようだ。 昨日レンタルしたビデオでも或る個人の情報があらゆる手練手管を使うと割りと簡単に手に入るようで「ホントカイナ」とは思うけれど「ソウカモシレナイ」とも思う。 自分も監視の対象になった経験が何回かあって物凄く「息苦しい」と瞬間的に感じた。 「監視」という言葉の衝撃は「窒息死するのでは」と思えるくらい全身の「身ぶるい」と「鉛を飲む」ような嘔気を腹底に覚えたほどであった。 米国ではトランプ政権が終了して民主党のバイデン政権が誕生したが、いきなり「世界が暗くなった」と感じる。 「偉大なるアメリカ」の復活というのは一個人、普通の日本人にとって歓迎すべき状態であったのかも知れない。 何故ならば拡大する「中国」と一国だけで対抗できるのは現在アメリカくらいであろう。 それでもNATOを中心としたEU諸国、アジアのASEAN諸国、オーストラリア、カナダ、日本などとともに中国に対し見かけ上包囲網を敷いているようだ。 けれども実際のところ・・・本当のところ「どうなのか」不明だ。 ひきつづき国際情勢についてWatchして行きたいが、国内問題についても明るい兆しが見えない。 ・・・というのもGDP(国内総生産)がここ30年あまり日本国だけ取り残されたように成長が「止まったまま」であった。 これは深刻な「デフレ経済」の続継の為で、巷間喧伝されている「人口減少」や「労働生産人口」の縮小などではなく政府のマチガッタ「経済政策」の所為・・・とのことだ。 実際に統計的に日本国の国際競争力は1989年から3年間の世界第1位から平成30年間の間に第30位まで転落している。 いまだにGDPは総額500兆円あまり(30年間ほとんど増えていない)で世界第3位の「経済大国」には変わりはないが、このまま成長が止まったままでは将来的に「アジア最貧国」への転落もまんざら起きない「悪夢」ではないそうだ。 少なくとも相対的にそうなるかも知れない。 じゃあどうすれば良いかと言うと政府の「緊縮財政」をやめて大胆な財政出動をすることらしい。 具体的には国土計画を立て公共工事(インフラ整備)、医療・介護などの福祉支出を増大させ公務員を増やす・・・など国家が「お金を使う」ことしか方策は無いそうだが・・・。 どこぞの国の支配下にあると見られている我が国の行政府に「ソレ」が出来るか不明である。 実態とはかけ離れた「財政赤字」と「人口減少」などの「言い訳」でそれを「しない」ように巧みに国民を誘導しているとしか考えられない。 与党も野党も。 ついでにメディアも ここまで書いて来たように「未来が暗い」ということと監視されている感覚が閉塞感の原因と考えている。 ありがとうございました M田朋玖 |