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■ 家族分析 | 2021. 8.14 |
メンタルの疾病の治療に「家族分析」は欠かせない。 これに「生い立ち分析」を加えるとそのご本人の物語をかなりの精度で推測することができる。 患者さんやそのご家族の中には「そんなことまで分かるんですか!?」と驚かれる方もある。 何しろ家族分析と言ってもそのご家族のメンバー全員にお会いするワケではなくそれぞれの生年月日を集めて親子、兄弟、両親祖父母他、親密な親族の情報(生年月日)を並べて机上で「分析」するだけである。 名前や生年月日による気質性格の分析は下手な心理検査などより的中精度が高い。 人間の存在は究極的に生母や養母、或いは実父養父など幼少時期の保護者養育者、さらに進めて教育者(国家や社会を含めて)の影響を強く受ける。 その人物(人間)のメンタリティー、パーソナリティーはその属する家族や組織や社会(国家)の文化や習慣に強い影響を受けるということだ。 例えば韓国人の「反日感情」などは完全に国家の主導による「反日教育」の賜物であり、その個人の強い意志によって学習された類ではない。 端的に述べると「間違った歴史」を多くの韓国人が教育によって刷り込まれている。 日本と韓国の間のイザコザや反日運動、日本製品不買運動などメディアや国家の暗示や喧伝によって「させられている」という側面が強くあって或る意味「痛ましい」。 ・・・というのはそれらの「反日運動」によって同国民が殆んど何も具体的な「利得」を得ていないからである。 どちらかというと弊害の方がはるかに多い。 国際的信用の失墜や日本国の経済的な「後ろ盾」の喪失と数え上げればキリが無いくらい多くの不利益をこうむっている。 文在寅政権の「親北」「親中」政策は日米の不信を生み出し、米中どっちつかずの態度が両国の不信を買い経済的にあらゆる意味で窮地に立たされているらしい。 話を戻す。 いかなる人間もその「家族」の問題を抜きにその存在の特質を判定できない。 特に母子関係・父子関係については精緻に丹念に分析するほどその個人の歴・家族史から導き出される「物語」の特徴を顕わにすることが出来、治療上も有益であることが多い。 それも簡単な家族の生年月日のみでかなりのレベルまで分析できる。 このことは或る意味特別な分析機器を保持活用するのと同等と思えるが、この方面での分析法を取り入れている医師及び医療機関は皆無である。 「信じない」と言ってしまえばそれまでであるが、一度この「学び」を使うと今日の精神医学で用いられているTA(交流分析)と同程度かそれ以上の結果・効能を得ることができるし、その中身も相応の知識の量は要するが質的に難しいモノはひとつもない。 ただ単に理論として知っておくだけである。 ただし因果関係については論証することができない。 相関関係についてのデータ蓄積は充分にある。 それでも非科学的という誹りを免れないということは承知しておくべきと考えている。 ありがとうございました M田朋玖 |