コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 海水浴2021. 8.11

東京オリンピックも無事終了し閉会式の翌日8月9日(月)は「山の日」の振替休日。
台風一過。
素晴らしい晴天。
「いつもの海」へ泳ぎに行くことにした。
その鹿児島県西北の海はクラゲさえ出ていなければ暖かく柔らかい水質と見渡すばかりの長い海浜で素晴らしい「夏の日」を満喫できる絶好のスポットだ。

午後2時に到着すると無料の駐車場はほぼ満杯。
たまたま空いたスペースに我が愛車、20年モノのソアラ430を停めさっさと海に入った。
時間的に引き潮。
波しぶきの泡立つ水辺は遠く子供や若者が白波と戯れているのを遠望できる。
昔の日本も世界中の海も変わらぬ夏の海そのものの平和な光景が気分をことさらに高めてくれる。
強い陽射しの割に風が涼やかにビーチパラソルの下影を吹き抜けて心地良い。
「夏の風物詩」
今年は楽しめそうだ。
海流の影響でクラゲの出現が大きく左右されるとのこと。
今年は秋まで「クラゲフリー」の予感がある。
彼らが出なければ10月中旬頃まで「海」を楽しめる筈だ。

世間でいう「コロナ禍」の為に8月8日から8月31日まで「マンエン防止法」が熊本県で適用され、殆どの飲食店は夜間閉店している。
夜の遊びの選択肢、カラオケが減りバイクかクルマか読書に限定された。
勿論週3回のバスケの練習もある。
毎日毎週仕事のオフも忙しい。
一番イケナイのが「何もしないこと」と最近知ったので「活動」をやめないと決意したばかり。
仕事中に「夜の計画」を秘かに練っている。
本を数冊と読書用メガネをトートバッグに投げ込んでクルマに乗り込む。
手軽さと快適さにおいてこの13年モノの旧い国産高級車はいつも素晴らしい喜びと便利さを筆者に与えてくれる。

減量して軽くなった肉体に、お気に入りのファッションをまとい、炎暑で熱せられた空気をヨソにいかにも涼やかなクルマの室内でくつろいでハンドルを握る時、心はいくらか郷愁と悲しみの混じった深い悦楽を帯びた感情が全身も満たし、時に思わず流涙するほどだ。

今年の夏も根性を入れて貪欲に楽しもうとたくらんでいる。
自然的に夏は「青春の思い出」を湧き上がらせる。
節食と軽い鍛錬で身軽になった肉体と軽くなった「心」は人生の喜びをさらに深めてくれる。
少しの知恵と知識とがソレを助けてくれている。

何もかもが「ありがたい」と感じるこの心境も何らかの「努力」と「工夫」によって得られていると考えているが、その元はやはり正しい「節食」と「読書」と「仕事」と思える。
今読んでいる小説「ペスト」(アルベール・カミュ)や米国映画や「日本の昔」の映像を読んだり観たりしていると「海水浴」というモノが人々の普遍的な大衆娯楽で夏の恒例行事かお祭りのような類であったことを知ることができる。

それらの「夏の風物」が廃れてしまって久しいが、今年の夏それらの光景を目の当たりにして昨今の「コロナ禍」の中深く安心もした。
あらためて古き良き「習慣」であることに思いを致す。
海水の持つ癒やしのエネルギーにはあなどれない「チカラ」が潜んでいるとのことだ。

ありがとうございました
M田朋玖



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