コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 人類の現状2021. 6.22

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
ドイツ(プロイセン)の鉄血宰相ビスマルクの言葉らしい。
確かに一理ある。
個人の意見(個人史)などより歴史は基本的に「人類史」であるし多くの人々が記録し考えた類で、尚且つ対象も長く、時にそれは「微に入り細に入り」何回も繰り返されるようだ。
洗練された記録なのだ。
そのものズバリ「歴史は繰り返す」という言葉もある。

今回の「コロナ禍」と称する世界中を覆った「ウイルス感染症騒動」についても個人的にはすぐに1918年のスペインカゼ(インフルエンザウイルスのパンデミック)を調べて比較した。
当時の衛生環境や抗生物質の未出現もあり世界中で4000万人とも8000万人とも推測される死亡者数。
同年の感染騒動についてはまさしくパンデミック(世界的大流行)の名に値する「禍」で、大維持世界大戦の終戦の契機にもなり同世界戦争の人的被害余地もその死者は多かったとのことである。
特に特効薬の発見・出現を待たず2年ほどで収束したので今回のコロナウイルスの世界的流行も2022年頃には終わり人々の記憶からも少しずつ薄れてゆくと考えている。
近年に起こった自然災害や大規模なテロ事件ですらそれらについてあらためて論ずる人は少ない。
ことほど左様に人は基本的に「忘れっぽい」のである。
いくらメディアで煽り立てようと、この「歴史的傾向」といえる人間の「忘却性」は粛然と「ある」ようだ。
だからこそ賢者は「歴史に学ぶ」ということを本能的になさるのであろう。

コロナ騒動の始まり、即ち2020年2月頃より一貫して述べてきたような統計的数字、スペインカゼとの対比などを検討した結果、コロナウイルス「恐れるに足らず」との結論を早い段階で導き出し職場を含め周囲の人々に伝えていたので水害やコロナ被害についての世間の反応をヨソに「我が社」では全く平常どおりを貫いていたお陰もあってこの最中に増収増益を実現している。
日頃の準備については「歴史に学ぶ」という態度は「一国一城の主」たる社長・トップとしての本能で数千年の歴史を誇る中国の古典、数々の経営者の書いた本、兵法書、その他様々な「古典」と称する書物を紐解くと「現代」を生きるのにとても役に立つ「事実」や「展開」があって勉強なるし為になる。

再三述べているようにそれぞれ個人の人生は歴史ほど「長く」はない。
その多様性においても圧倒的は迫力と重い事実として現代・現実の「人」に突き付けてくる。
「安心」したり逆にそれによって強烈な不安を感じたりもする現在の世界情勢については歴史的にみるとまた最近流行している地政学的に遠望すると米中の対立、米露の対立に日本とヨーロッパが米側につき今や独裁国家の中露が協働し中東やASEAN、アフリカ諸国などの新興勢力、インドの台頭など一見複雑に見える世界の潮流も「ランドパワー」「シーパワー」「リムパワー」の駆け引き「覇権争い」「宗教」「人種」などを手掛かりに「歴史」という名の人類の傾向を知る為の「宝典」を詳しく調べれば、また各国の首脳のアタマの中を類推すれば未来予測も容易にできるかも知れない。
いつの時代も人間の考えることの中身などタカが知れている。
何しろ相当に立派な人間になろうにも天下の大悪人になろうにも圧倒的に人生の時間が短すぎる。
・・・とは言え人類の英知を結集してそれを良きこと、美しきこと、真理の探究などに振り向けて集中すれば人類の未来もひょっとして素晴らしくファンタジックで夢のような成長発展をし、世界中から悪事や犯罪や貧困や争いなどが一掃されるとも思えない。
現時点でそういう傾向は殆んど見られない。
今のところ「悲しい現実」ばかりがメディアで披露され展覧されている。
混乱と退廃。
これが世相なのか。

ありがとうございました
M田朋玖



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