コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 枕崎(バイクツーリング)2021. 6.10

令和3年5月23日は集団バイクツーリング。
大型バイク6台で午前8時に我が町人吉市を出発。
目的地は鹿児島県枕崎市。
漁港にある「魚食堂」。
筆者の白色のホンダCBR1000RR。
高校の後輩の黒色のスズキGSX1000R、同1300「隼」2台、それぞれ自動車販売店のメカのチーフと医療センターのドクター、それに薬剤師先生のヤマハXSR900、紅一点トリプルカラーのホンダ600Rの女子。

曇天ながら仲夏の風は爽やかに吹きわたりバイクツーリングに絶好の日和になっている。
無心に快調に飛ばしているとあっという間に目的地に到着した。
ちょうど12:00を少しまわっている時間帯なのに空いている。
そこは枕崎港の岸壁に隣接した土産品の販売店舗の集合体、即ち「物産館」と同居した2階建て建造物でその殆ど中央に位置する食堂に席を陣取った。
サバの味噌煮定食。
元々鰹節の名産地で本来は鰹の刺身などを食すべきところだが残念ながら「売り切れ」とのことであった。
それらを食し同市内のセルフのガソリンスタンドでタンクを満タンにして帰路についた。
有料道路(100円)の指宿スカイラインの長いワインディングロードは車が殆んど走っておらず非常に快適。
その走りの愉悦を心から味わいながら無事に走り抜けて久々に全員高速道路に乗った。。

筆者の行きつけのバイク屋さん・ホンダドリーム霧島(国分市)に「寄り道」しようという計画になった・・・のが理由である。
リーダー格のライダー(高校の後輩で「高速嫌い」)もこの経路はメズラシク反対しない。
逆に推奨していた。
近頃新発売された「ホンダGB350」に試乗できるとのことであった。
件のバイクはナカナカ魅力的だった。
全ての操作が軽く超ロングストロークのエンジンは音も素晴らしく良くトルク感・鼓動感がめいっぱいスピードアップしても持続する。
プロペラ仕様の軽飛行機のようなとても心地良いオートバイだ。
55万円。
思わずその「赤色」を注文してしまった。
一瞬でCBR250Rを売って買い替えようと考えた訳である。
「欲しいモノはすぐに」
このスタイルが最近の筆者のトレンドのようだ。
「時間」をやたらに強く意識する。
結果、買い物が早い。
勿論、無駄遣いも多いような気がする。
「断捨離」なんてクソくらえだ。
物質欲全開。
モノ買いに励んでいる。
自分の人生を楽しくさせる物品の数々を。
それを買える自分の経済状況がありがたい。
かえすがえすも。
仲間達5台はその店を後にしてそのまま下道を走っていった。
筆者だけ鹿児島空港の高速インターからの帰路。
30分ほどで人吉市に帰着した。
午後4:30。
その日は知人の店の7周年のアニバーサリーのパーティー。
屋上のテラスで友人達とバーベキュー。
野菜と共に極上のヒレ肉とタン肉を食し初夏の夕暮れとその風を目いっぱい楽しんだ。
我ながら相変わらず元気だ。
躁状態かと思えるくらい疲労感がない。
梅雨なのに雨が降らない。
個人的に凄く素敵なことに思える。
世間ではコロナ騒動で田舎の夜の静寂はモノ悲しいとも受け取れるが、前向きに捉えるならいつもの騒々しさが低まり平和で平穏。
独行・弧楽・独楽を心おきなく楽しめるので筆者としては有り難い環境変化かも知れない。
近来になく心楽しい集団ツーリングであった。

ありがとうございました
M田朋玖


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