コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ Barry Manilow2021. 6. 7

俳優の田村正和氏の逝去にともなって同人が好んだとされるBarry Manilowという米国人のシンガーソングライターの歌を聴いて歌うようになった。
幾分厭きていたそれらの歌曲が新鮮に心に脳によみがえるのを感じる。
あらためて「良い歌だなあ」という感想を強く持つ・・・良いフィーリングの曲々。

先夜、日曜日の晩にソアラ430をオープンにして夜の高速道路をバリー・マニロウのCDを聴きながらゆっくりと走らせていると青い星空から星々のエネルギーの全てを「一身」に浴びていると錯覚するほどの愉悦を味わった。
それはえびのPAの自販機前のテラスまでの短い「夜のドライブ」であったが得も言われぬ「喜び」を味わえた。
これは癖になる。
それほどに楽しい初夏の夜風はあくまで冷んやりと心地良くクルマやカラダやココロを優しく撫でてゆく。
悠久の宇宙の運行は絶え間なく果てしない超高速で超巨大な空間を移動しているのにこの素晴らしい水の惑星「地球」という星の日本国の九州の田舎の高速道路の20km足らず・・・に、世界にどんな影響を与えるのだろうと考える。
プラスティックのコーヒーカップ、ガソリン消費、排気ガス、CO2排出などいくらか世知辛い事柄を考えてしまう。
そんな背景をヨソにわが心の中の宇宙と実際の宇宙とのつながりに思いを及ぼすとチッポケな人間関係がどうでもよくなってしまう。

約40年前の音楽なら典型的な「懐メロ」となる。
ご当人も御年77歳と田村正和氏と同年でいまだに現役と聞く。
歌手はアルコールさえ控えれば概ね俳優より長命に見える。
詳しくは不知だ。
「歌の贈り物 I Write Songs」
「歌に愛を込めて This ONE‘S FOR YOU」
「愛は奇蹟のように IT‘S A MIRACLE」
この三曲がお気に入りでカラオケでも歌っている。
声の出し方、聞こえ方が心地良くて我ながら「良い声」に感じる。
ナルシスト的に気質によくフィットしているように思える。
全てポピュラーソング、米国人の歌謡曲のようなジャンルと思えるが同歌手の最盛期にはニューヨーク・カーネギーホールを観客で満杯にするほど人気があったらしい。
歌えば歌うほど好きになっていくが英語の歌詞を覚えてスムーズに歌えるようになるとほとんど完全に倦きてしまう・・・。
これも仕方ないことだ。

Elvis Costelloというイギリス人歌手の「SHE」という曲を初めてキチンと歌えた時には心から嬉しかったモノだがThe Beatlesの「Yesterday」のようソラで歌えるくらい上手になっても名曲だと少しも倦きないのが不思議だ。
名曲の名曲たる所以であろうか。
次は英語の歌につづいてフランス語の歌にもチャレンジしてみたい。
大学時代には第二外国語にドイツ語とフランス語の選択があったが、アラン・ドロンというフランス人俳優と高校時代に流行したフランス映画の影響からかフランス語を迷わず選択した。
勿論、当時(1970年代)はまだ医学部はドイツ語というステレオタイプな思い込みが浸透していて多くの同級生はドイツ語を選んでいたようだ。
しかし歌を憶えるのはとにかく無条件に楽しい。
楽しみ、趣味があるというのは有り難いことだ。

バリーマニロウ様、ありがとうございます。

ありがとうございました
M田朋玖



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