コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ Songs2020.11. 6

人生を大きく転回させるほどの歌がこの世にあるなんて考えたことも無かったけれど奇しくもそれがあった。
「行かないで」
玉置浩二の作品だ。
勿論本人歌唱。
人に勧められソレを聴いた時に思わず一人で号泣してしまった。
最近はトシのせいか涙腺が弱くなってコトあるごとにすぐ泣いてしまう。
この歌を自分で歌っても涙が出るので外ではサングラスをかけて歌う。
他の人に涙が見られないように。
この歌を歌うと実の母親の顔が脳裏に浮かぶ。
子供の頃に母親の愛情がもっと欲しかったのに違いない。
薄々は気づいていたのであるが自分が多くの男達と同様に強烈な「マザコン」で、そのことに60を過ぎて「気づいた」というのも興味深いし心嬉しい。
最近は何でも子供帰りして女性への目線も同じような顔をした「若い子」より「昭和のお母さん」みたいな女性に目が行く。
そういう女性がメッキリ減って街に出ても目を惹く女性が殆んどいない。
また「昭和の女性」は年配者からも異様に「モテる」ようで、今時の女性ももしかして「モテたい」ならば平成から昭和へとコンセプトを変える必要があるかも知れない。
「男の母性」欲求を満たしてくれるのはやはり「昭和の女性」かも。
「昭和の女性」は良く男性に「モテる」ようである。
女性達にはそれが不思議であるらしいが発している「エネルギー」が「母」なので殆んどの男性はそういう女性を本能的に好むのであろうか・・・と考えている。

異性に「モテたい」のであれば男は「父」に、女は「母」になれば良いと何かの本に書いてあった。
男女共に不調だったり淋しくなったりすると「子供」になろうとすることで異性の興味関心を惹きたい、そういう「子供」を好きな男性もいるのであろうがやはり少数派だろうと思う。
特に結婚相手となるとその特性である「父母」を相手に求めているのではないかと想像している。

さて先述した歌「行かないで」によって自分の中の母性への激しい「餓え」というのを感じたし、玉置浩二という歌手は男性であるにも関わらず「母性」を強く感じさせる傾きがあることも確認できた。
素晴らしい声と歌唱力の持ち主で、年齢を重ねるごとにその魅力が増しておられる。
美しい白髪のロン毛。
形成した目が異相であるが、背も高く大物歌手としての存在感や迫力には文句のつけようがない。
人生の中心に「お金やモノ」ではなく「愛」を据えると物事がよく見える。
昨今「心の時代」「風の時代」の到来と盛んに言われているが確かに「モノ」や「オカネ」から無形の「ココロ」や「アイ」にその中心軸が移動しているように思える。

宇宙、神霊、仏様、想念、祈りなど目に見えない世界を行動や言動の中心に置いて人間の営みをあらためて眺めているといかに人間が傲慢であったか・・・。
そのことを認めざるを得ない。
人間の持つ莫大な富で、知で生命や宇宙を何の廉恥もなく創造できるとまで述べるほどに。
人間は宇宙や神の「愛」によってしか生じ得ず「愛」によってしか「富」を創り上げられず「愛」によってしか生成・発展・進化はしない。
全ての根源は愛・・・「宇宙の愛」「人間の愛」万物が愛の化身として存在していることがよく理解できる。

人間のさかしらな企みなど神の意志にくらべたら「チリアクタ」ほどの重さも価値もない。
2020年のウイルス騒動、それによる世界経済の停滞、失業の増加、連動して起こる自殺者の数。
それらの増幅因子の最大はマスメディアである。
特にNHKの報道は極めて偏向的で悪質だ。
これらを基準に世界を見て社会を見ている人が殆んどであると知ることは深い「恐れ」を抱く。
最初に潰すべきはNHK。
その他の局も似たり寄ったり。

いずれにしても個人的に玉置さんの歌で自分の人生の価値観が全部変化してしまった。
潜在意識と顕在意識の疎通性が良くなり過去の良い体験が次々と心に噴出して来て筆者に宇宙の英知と情報を脳裏に盛んに展覧させている。
何故「玉置浩二」の歌でこの心のよろしき「シフト」が起こったか、その心のメカニズムは全く不明であるけれど結果オーライ。
日常のすべてが変化して世の中がバラ色に輝いている。

「すべては心次第」

このことが凄く腑に落ちる心境に至っている。
件の玉置浩二さんとは不思議なご縁で、昨年の秋にはご本人がフルリハーサルをなさるといいうことで仲間達数人とその現場をアクロス福岡のコンサートホールで実際に拝見できた。
その時にも落涙したのを記憶している。
その時の確信は「死者と生者」。
魂は共に併存していて交流もしていると・・・。

「歌」は生者死者を問わず、「離れ」た人と人を繋ぎ、その交流を促すための、特殊な「言語」なのではないかと、最近考えている。それも世界共通の。
世界をひとつに結ぶ大切な、人間も持つ偉大なツール。それが音楽であり「歌」なのだと。

ありがとうございました
M田朋玖



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