[戻る] |
■ バンカー | 2020.10.31 |
銀行関係の人々を総称して、勝手にこういう呼称表現をしている。 F銀行のN部長さんには数年前に大変お世話になった言わば恩人である。 またプライベートなお付き合いもしていただき色々と「遊び」を教えてもらった。 何でも忌憚なく内面を晒しておられてこんな銀行マンもいるのだなあと感心したものである、 酔っ払って女性とイチャついたり豪快に笑ったり・・・こんなタイプの男性は大好きである、 東京の有名私立大学出身で、根っからの「バンカー」。 今までの銀行マンのよろしくないイメージを一新してくれた方だ。 その上、大恩人。 当社の経営再建に参画していただいて、ついでに出資も頂戴してかねてより念願であったサービス付き高齢者向け住宅の建設を達成することができた。 F銀行とN部長には感謝感謝しかない。 また県内のH銀行の人吉支店長には老健施設タンポポへの融資を本社に掛け合っていただいてこれまた同施設を20年前に開設することができた。 本当に銀行とかの悪口を言う人が多いが働いてもらい方によればこんな有難い会社はない。 何しろ「お金がなくても事業を始めることができる」のは銀行さんのお陰だ。 色々と先入観やテレビや小説や映画やらドキュメント番組であったりするがすべてが「半沢直樹」じゃないのだ。 勿論そういう部分も大いにあるだろう。 しかし本質は社会に公器としての「責務を果たす」と決めれば「オセロゲームのように黒白が反転して悪が是になると考えている。 これは全ての企業に言えることで「善」から「悪」、「悪」から「善」へと一気に変貌する。 これはひとえに社長の器量度量に準じており、社長の出処進退や決断・言行・振る舞いはより慎重であらねばならない・・・と考えている。 筆者の場合もとりあえずトップではあるもののこれは殆んど優秀なスタッフに支えられて「座」しているだけで基本的・経営者的には何もしない。 実に行動力の無いトップである。 「そうかぁ」「ナルホド」「ふ〜ん」とかしか言わない。 時々「演説」するが殆んど仕事にあまり関係ない「精神的な事柄」「人生観」「哲学」「生き方」などで、職場の人々もいくらか困惑されているかも知れない。 「言行一致」が良いと世間では言われているが「言行不一致」「不言不実行」だったりしていて我ながら実にいい加減なトップだ。 それでも何とかここまで来れたのはご先祖様・仏様・人様・職員の皆様・銀行さん他ステークホルダー様(行政その他の)方のお陰でこれらの人々への感謝の心を忘れたことはない。 そんなことを思い出させてくれるF銀行のN部長さんである。 熊本や人吉で同銀行の歴代部長さん達との会食は心楽しいもので、昔あった製薬会社のそれらより楽しい感じがする。 今は国の規制でそれらがなくなってしまいメーカーさんも殆んど薬の販売の「営業活動」をすることができず恐らく新薬などは全く売り上げが伸びていない筈だ。 薬を買ったり売ったりするのに「オンライン」とか「ウェブ」とか「リモート」とか今のコロナ騒動で「人体の中に入って作用する」薬という類、それも新しい類が「売れるワケがない」。 誰が考えても当たり前のことだ。 皆さん痴呆のようにコロナに怯えておられるが実のところ今がビジネスチャンスではないかと考えている。 コロナウイルスなどを一切恐れず営業・販促活動即ちMRさん(製薬メーカーの営業マン)にドンドン動いて貰ってコロナに無関係と思しき医療機関に売りつければ「売れる」ことマチガイなしと思える。 話しが飛んでしまったがどんなビジネスであれ人間と人間が対面して表情や匂い、声や顔を見てしみじみと行うのが筋で昔ながらのN部長さんとのしっかりした「侠気」「浪花節」の男達と集うと物凄く元気になる。 これからのバンカーは人間としてより野性的でなければ生き残れないと思える。 元々F市を拠点とする大銀行。 本来は野武士のムードをたたえた野蛮な類なのではないかと想像している。 ありがとうございました M田朋玖 |