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■ 集団の力 | 2020. 9.22 |
思ったより気温が低く快適なツーリングになった。 9月13日(日)。 暑くも寒くもない。 「冷んやり」といういつのまにか心地良い感覚を味わえる良期となった。 ホンダCBR250。 非力ながらリッターバイクに何とかついて行けるポテンシャルを秘めている。 勿論高速道路や「上り坂」では完全に「置いて行かれる」けれど・・・。 国道226号線は南さつま市と鹿児島市を繋ぐ東シナ海に開けた海岸道路で、紺碧の海の絶景を楽しめるが典型的な「クネクネ道」で大型バイクは少し辛い。 筆者のCBR250は車重170kgで永遠につづきそうに見える長いワインディングロードを楽々とコーナリングして行く。 愉快と言っても良い。 枕崎市に到着したのが午後11時。 漁港に隣接する「お魚センター」で昼食。 揚げ魚定食。 短い休息とガソリンを入れて帰路に就いた。 軽量バイクの弱点かクッションが悪く「お尻が痛い」。 とうとう我慢できないレベルに達し仲間と別れ高速道路に入った。 直近の桜島PAまで何とか辿り着き、とりあえず一人でゆっくり休憩を取った。 何と「コロナ対策強化中」の張り紙やディスプレイ。 殆んどの人がマスクを着けている。 この期に及んで「コロナ」とは。 「まだそんなことをやっているの?」 驚いてしまう。 メディアや行政の方針は不変のようだ。 逆に警戒要請が「ひどく」なっている。 「アホクサ」 マスクをしていないので白い目で見られるし露骨に離れる人もいる。 しっかりとテレビの洗脳が奏功しているようだ。 人々に。 我が痩せこけた臀部をいたわりながら一路人吉をめざす。 ツール・ド・フランスでフランス建国100年を優勝で飾れなかったローラン・フニョンを思い出す。 「ケツが痛かったそうだ」 パワーが足りないので高速道路は「走りにくい」。 それでもオートバイを高速で駆るというのは退屈だ。 それも思い切り「走り」を楽しんだ後は。 4:30PM帰着。 しばらく休んでテレビの録画「スーパーバイク」(スペイン・アラゴンサーキット)を観戦。 カワサキのジョナサン・レイの6連覇がますます射程に入って来た内容だ。 素晴らしい走り。 スリリングでテクニカルでクールで度胸もある余裕のライディングを見せてくれる。 それぞれのライダーで乗り方に少しずつ違いがあるのを確認できた。 とにかく凄い技術だ。 プロのテクニックとホットな根性は素晴らしい。 ところで9月13日は「特別な日」とネットの情報にあったが「そうかいな」というような平穏な一日。 幾分かつての落ち着きを取り戻した我が精神もまずまず。 体調は各種の「摂生」で素晴らしく良い。 その日午前7時に起床してオートバイで400km近く走っても殆んど疲労感がない。 いつものように就寝は午後11時。 静かな音楽と読書が心を癒やす。 熱中症も出現せず水をしっかり飲んだ。 当地の洪水被害、コロナ騒動をヨソにそれらを「気にしていない」仲間とのツーリングはいくらか後ろめたくもあるがそれなりにとても楽しいものだ。 たとえば「道の駅」などの公共の建物を利用すると異様に目に映じるのが「コロナ対策強化中」の表示。 大きなディスプレイ、ポスター、張り紙が「大書」してある。 今頃「まだそんなことやってるの?」というのが正直な感想。 よく考えると「矛盾」と「穴」だらけの「感染症予防対策」。 世の中コロナウイルスだけが病原体ではない。 勿論抗体もある。 地球を遠望すると人類はそれらすべてと「共同生活」をしているのが常態だ。 或る一種の病原体だけを恐れるのはあきらかに「オカシイ」。 人間同士の親密な接触を避けるのも極めて不自然だ。 人間は「集う」ように創造してある。 都市・町・村・部落、人々はひとつの場所に寄り集まって暮らしていて、それが便利だし心地良い。 歴史的にも人間は集団の団結によって「力」を得ている。 人間の集団の力を失わせるには「分断」させれば良い。 現在の「日本医師会」の力の著しい減衰は組織としての団結力の落下による。 一方、暴力団の強みはこの「血の結束」と呼ばれるほどの「団結力」。 「団結力」を失くした組織や「良い統率者」のいない組織も極端にその「力を弱める」。 今の「コロナ騒動」の「煽り」の目的がソレ(人間の団結力)を奪うのであれば民衆の力の結集になる「デモ」や各種の「運動」「社会の変革」「革命」などのチカラを発揮できず「牙」を抜かれた猛獣のような態にさせられる。 「リモート」「オンライン」「ウェブ」などと聞かされると心の中で深く嘆息してしまう。 「精神的エネルギー」の急激な減衰を感じる。 即ちヤル気が出ない。 人間は寄り集まって「エイエイオー!」。 これが一番元気が出る。 ツーリングも集団だから長距離を走れるのであって、一人だと遠くまで「足」を延ばすのはムツカシイ。 ありがとうございました M田朋玖 |