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■ 2020年GWツーリング記 | 2020. 5.14 |
世間の騒動をヨソに自然は無情にも移り変わり、今や五月。 そよ風が若葉を揺らし、気温はもう夏だ。 ティーシャツに半ズボンの老若が人波の減った街路を往来する。 日本の南の島、我が九州南部はウイルス感染者も少なく当市(人吉)は0人。 県南にある鹿児島県では死者数0。 商店主たちの署名嘆願が受け入れられ5月初めには各店舗の営業再開がなされたようだ。 5月6日(水)の祭日には5台の集団バイクツーリング(これでも世間には遠慮しているつもり)。 向かうは鹿児島県垂水市のツツジ公園。 「ツツジなんてどこでも見れるじゃん」と思いながら仲間のバイクのテールを追尾していくと目的地の丘の上には確かに山の斜面にツツジの低木が植えてある。 それは曇天の為か火山灰(桜島の噴火による)のせいで・・・はたまたPM2.5のせいか灰白色に色がくすんでいる。 あの独特の花の色は緑色の草葉や樹葉の緑にまじってかなり精彩がない。 その公園の休憩所のベンチの上で弁当を広げた。 昼食の後、桜島の南側を周るとそこは降灰による視界不良。 ソロソロと灰の粉塵をくぐり抜けるとバイクもカラダも火山灰で見事な「灰だらけ」。 ちょうど火鉢の灰をバイクごと頭からかぶったような按配だ。 直近の「道の駅」にたどり着くと自分たちのジャケットやオートバイの無残な姿に精神的に「うちのめされた」態の仲間もいる。 そのままで拭き取ると「傷」がつくそうで最寄りのガソリンスタンドで洗車をすることになった。 コイン洗車機。 金400円を入れてもらい7分の高圧水流。 それで5台分の灰を洗い落とし、拭き上げて心がスッキリした。 入浴してサッパリしたような気分を味わう。 そのまま帰路について最後の山を越えると突然の通り雨。 これはバイクの為には恵みの降水。 「走行洗車」 帰着してさらに拭き上げればオートバイもさらに綺麗になる筈だ。 自分はしないけど。 それでも午前8時から午後6時までよく走りまわれるものだ。 それほど長距離のツーリングではないにしても時間的には結構ハード。 13年も乗ると少しは慣れる。 とりあえず便利で疲れないバイクをチョイスしている。 燃費も良い。 ロングスクリーン、グリップヒーターで風の圧力も軽減され疲労度が小さい。 いつまでこんな遊びに興じていれるのだろうとボンヤリ考える。 健康的な趣味なのか。 「致死率」を調べた範囲では成人の疾病群よりはるかに小さい。 それは2000分の1程度。 一般に考えられるより安全な(?)趣味とも思える。 ゆったりのんびりできるスポーツ、ゴルフなどより身体的死亡「事故」の発生件数はちょっと多いくらい。 単純に一年365で割るだけの数字では。 うつ病も没頭できる趣味を持っている人はなりにくい。 軽度うつ状態、双極U型(躁うつ病の経度)疑いの自分のアタマには何がしかの「効果」があるような気がする。 もう一つの大事な趣味バスケットボールには効果的に劣る感覚はある。 ありがとうございました M田朋玖 |