コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 「抗体検査」2020. 4.24

近々、ここ数ヶ月起こっている大きな「社会現象」とも呼ぶべき新型ウイルスによる世界的騒乱状態をヨソに個人的には通常どおり粛々と仕事をしており、我が社もおおむね大過なく日常業務を進めている。

幸い当地(熊本県人吉市)では正確には感染者は「出していない」ようで殆んど平穏である。
それでもホテル・飲食店・バー・クラブなど夜の店は政府のハッキリした「自粛要請」即ち「非常事態宣言」により休業を強いられ、また業績不振により「家賃が払えず」閉店・退去に至った例も多いと聞く。
こういう事態では最も庶民大衆的業種が大打撃をこうむり、中間層即ち公務員やサービス業、特に生活必需品を提供している企業や個人は営業を許されているようだ。
それは食料品店・病院・ドラッグストアー・コンビニ・介護など、より生活に密着している業種。
「不要不急」という言葉に代表される「それがなくては生きていけない」「立ち行かない」。
物品やサービスを提供している業種についてはさらに多忙・繁忙になっている例もあるようだ。

一部の飲食店などは「宅食・配食」に踏み切っているがうまく展開できるかどうか不明である。
食事の内容が一緒でも「家」と「店」では味が違うのではないかという想像をしている。
個人的には「外食」を好まないので詳細は不明であるが所謂「テイクアウト」については「お寿司」「ハンバーガー」「フライドチキン」「サンドイッチ」「ピザ」など限定的な気がする。
アメリカなどではよく映画で紙パックに入った「中華料理」などが出てくるが、これは中国人の中華料理についての一般的な「味」と「質」についての信頼が同地(アメリカ)に根づいているからで、今後同様の「配食サービス」が発展成長する余地は十分にあると思える。
日本国でも「お弁当」という素敵な食文化があるのでこれも成長分野かも知れない。

いずれにしてもそれぞれの企業は早急な変化適応を迫られており欧米人(コロナウイルスの感染者数・死者数の多さ、その影響の深刻さ、甚大さがある)については社会や経済の「パラダイムシフト」が起こると専門家は予測しているようだ。
個人的には否定的だ。
しかしながら世界中に定着した「グローバリズム」への反省も含まれており、いち早く「立ち直る」国は「日本」と唱える人もいる。
その理由は同感染者数・死者数の少なさと同時に国内の経済構造の「複雑性」「弾力性」による「復元力」が「強み」となるらしい。
それは日本国における地震や台風など自然災害の多さによる大変化に対する人々の適応の早さや「正気」に戻る速度の早さなどである。
国民全体にある秩序、集団行動への抵抗の無さ、適正な倫理道徳の浸透などさまざまの日本人気質が全体としてプラスに作用しているようにも見える。
「世間の目」を意識しているので考え方の多様性を許さない側面もあるにはあるが・・・。
現在これは諸外国では顕著で、外出については「自粛」ではなく「命令」「為政者の暴力」たとえば警察や軍隊により自国民の制御を行わざるを得ない状態になっているようだ。
いずれにしても国民の「民度の高さ」は国民と為政者共にプラスに作用するようだ。
諸外国と同じ「病原体の大流行」という事態に対し先進国中日本がその人口の規模からして
「比較的」に「社会が平穏」に見える。

ただしマスメディアについては繰り返し述べるように国民や為政者に対して常に煽動的でハッキリ言って「おぞましい」。
政府の対応や態度についていちいち「イチャモン」をつける習性を律義にも保持しつづけている。
滅多に称賛することはない。
その結果・成果に対して。

また一般的に政治家、特に若い少壮の首長や議員などはこの事態に対して「シャカリキ」になってここぞとばかりに「オーバーパフォーマンス」をテレビという影響力の巨大な通信媒体を通じて真面目に演じておられて笑ってしまう。

ところで日本が真っ先に行うべきは「抗体検査」なのであるが、アメリカがいち早く実行すると大統領よりアナウンスがあったそうだ。
そもそもここら辺がこの事態の胆で、

〇「コロナウイルスに対して抗体を持っている人」
〇「コロナウイルス」の検査について

区別整理して理解しておくべきだ。
つまり表に出される数字が単なる「感染拡大」ではなく単純に「コロナ検査者の増加イコール感染者数増加」という「数字のマジック」である。
これはウスウス感じていたことで、日本人の多くが単なる感冒症状で「かかりつけ医」ではなく「特定の医療医機関(コロナ検査の出来る)」もしくは保健所によって紹介された同様の施設を受診し「発覚」したみたいな構図があると考えられる。
「コト」の真相かも知れない。

「コロナの症状」と言えども具体的には発熱・倦怠感・味覚嗅覚異常(味がしない、匂いがしない)など普通感冒即ち単なる「カゼ」なのである。
日本国も早期に「抗体検査」に乗り出すべきであったがアメリカに先を越されたカタチとなった。
ヤレヤレ。
コト経済の競争力についてはここでも後れを取ることになった。

これらの流れによって「コロナウイルスの感染拡大」という人心やメディアの流れが「収束」し、国民が正気を取り戻すことを期待する。
この「正気度」については日本人の精神「復元力」について心から祈るばかりだ。

ドナルド・キーンという米国人の著書を読むと戦争中の作家の日記が紹介されている。
好戦一色になったかに見える日本国民も所謂知識人とされる作家たちの心情はマチマチで「好戦的」「厭戦的」「客観的」など。
それぞれである。

当地の医療機関でもマスクやゴーグル・ガウンなど身につける「コロナ対策病院」のドクターさながらにフル装備の装束で仕事をされているお医者様もおられるらしい。
一方で筆者のように殆んど頓着しない医者とに分かれているようだ。
繰り返すが「歴史」と「確率論」と「分析推理」をしながら現在を過ごしているので世間の風潮に安易に流されることは差し控えている。
勿論「人が踊る時は踊れ」という諺もあるようにあからさまに「反逆」しているワケでもない。
ちゃんとマスクを着けて仕事をしている。
ありがとうございました
M田朋玖



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