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■ 2020春ツーリング記 | 2020. 4.11 |
4月5日(日)は集団ツーリング。 午前8時にいつもの場所に集合。 連絡ミスで遅れてしまったメンバーの到着を待って出発。 8時30分、総勢8名。 女性1人。 スクーターの男性もいる。 雲ひとつない素晴らしい晴天。 ほどほどに風が冷たくて気持ち良い。 目的地は阿蘇。 名産の「赤牛」を食べようという訳である。 五木越え(山越え)のコース 沿道には満開の桜。 花吹雪が舞っている。 ワインディングロードの登り坂を飛ばして行く。 古いバイク雑誌の知識で「乗り方」と「コーナーの曲がり方」を参考に全身のチカラを抜いてオートバイを体で抱くように首を進行方向に向けながら走ると心地良く曲がれる。 大型バイクを操る喜びが深まる。 何事も成長する、熟達するというのは嬉しいものだ。 いくつになっても。 一生懸命仲間に追尾していくと、いつの間にか目的地に到着した。 正午。 大分ナンバーのバイク集団が既に「赤牛屋さん」の駐車場に6台ほど停めてある。 その店は古い民家と新しい民家を併せて改造した「お店」のようで、案内された部屋は床の間のある客間、お座敷の造りでとても快適であった。 野菜盛り合わせとロース焼き肉の単品を注文。 仲間達は「赤牛定食」。 軽く腹ごしらえをして阿蘇・瀬の本高原「三愛レストラン」へ。 クルマは少なくバイクが100台近く集まっている。 一息入れて隣接地のGSで給油。 菊池渓谷をまわり休憩を入れながら九州自動車道益城インターから高速に入り無事帰着。 午後5:30。 空気はいくらか冷たくなっていても光は少しも衰えておらず西陽が眩しい。 前夜の夜更かしがたたった為か、いつもより心身に疲労感がある。 「打ち上げ」は遠慮して部屋でレンタルビデオの鑑賞をしながら休息をとることにした。 窓の外は美しい春の宵。 青染された空気が「クルマと本屋」を誘うが今夜はやめておこう。 月曜日の仕事に差し障る。 思い返せば再びツーリング参加を始めたのが55歳の冬。 ちょうど12年目になる。 昔ほど疲れなくなった。 しかし減量の為か重いバイクにまたがれなくなった。 かつて購入して乗っていたKawasaki ninja14Rのツーリング仲間がいたけれど高速道路以外ではあまり羨ましいとは思わない。 その速さと安定感を。 ツーリング中の恐怖体験のいくつかが脳裏に残像としてとどまっていて、乗り終えても緊張が取れない。 入浴して瞑想をしたら少し楽になった。 今は春。 晴天のつづく爽やかな日々。 世間ではコロナ騒動。 絶好の花見シーズンでも桜の樹下に人影がなく、それらの咲く公園の駐車場もガラガラ。 或る意味異様な光景だ。 こんなことになるなんて。 2020年の春はこの大事件によって永遠に人々の心に刻まれるに違いない。 おつかれさまでした ありがとうございました M田朋玖 |