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■ BC兵器 | 2020. 3. 2 |
Biological & Chemical Weaponの略。 戦前の日本でもその開発部隊があった。 歴史的には第一次世界大戦頃の「毒ガス」が初めてらしく近々でもイラク戦争などに使用されたようだ。 核兵器と同様に表向き、国際的にはその開発と製造を禁止してあるが各国政府は秘密裡にその研究をしているらしい。 平成7年の阪神淡路大震災の年にオウム真理教という名称のカルト教団が東京の地下鉄で猛毒の「サリン」を撒いて多数の死傷者を出した。 「大地震」にマスクされ事件の大きさの割にマスコミの報道ぶりは比較的に小さくなってしまった。事件の奇態さ・大きさのほどには世間の注目度がイマヒトツだったように記憶している。 作家の村上春樹氏がその著書で件のサリン事件のドキュメントを作品にしておられる。 関東軍の石井四郎中将率いる731部隊は中国東北部で中国人、モンゴル人など大陸の人々を人体実験の「材料」としてBC兵器の研究をしていたらしく、戦後にその「資料」を米国に引き渡すという条件で石井四郎以下の部隊メンバー達は戦犯の罪科を免除された。 他にも戦中は九州大学の人体実験チームも有名で、これは米国人捕虜に対して行われた。 小説家・遠藤周作はその作品「海と毒薬」でこの「事件」を文学的に描いている。 ご多聞に漏れずBC兵器開発を中国も行っているという風説がある。 それらを「誤って」というか何かの手違いでか意図的か不明であるが一般社会に散布してしまい新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大を招いた・・・という「デマ」まがいの憶測も巷間に散聞されているようだ。 「自業自得」「自滅」 これは勝負ごとの鉄則であるらしく、こちらがじっと正しく身をつつしんでいると相手(敵)が勝手に「負ける」という論が「雀鬼」桜井章一の言葉にある。 「さもありなん」 最も被害の大きい発生現地の中国、その隣国の韓国、それらの国につづき世界中で「感染」の報道が頻発しているが数字的にはいずれも大したことはない。 これらの大ニュース(?)に先立つこと10数年。 ハリウッド映画で伝染力も致死力も強い病原体が世界中に伝染し地球地図をキャンバスに病原体の感染でみるみると染まっていくイメージを人々の脳裏に植え付け、それらを封じ込める或いは戦う人々の奮闘を描いてあった。 これはあらかじめ「そのような事態」の出現の可能性を人々に提示しておいて実際に世界の一般大衆の反応を確かめようとしている・・・という別の視点の研究者が陰でニンマリとほくそ笑んでいるという妄想もしている。 米国9.11テロの前年に公開された「パールハーバー」というハリウッド映画は日本の真珠湾攻撃を思い出させ、ブッシュ大統領をしてイラク戦争へと同国を導く「口実」とした。 「リメンバー・パールハーバー」の掛け声。 このスローガンは今でも多くのアメリカ人の口端に潜んでいて出番を待っているようだ。 これら大衆操作のカラクリを思慮するとあらためて「陰謀説」が心に浮かぶし、BC兵器の壮大な実験場として中国発の世界騒動を引き起こしているように見える。 何らかの国際的組織の企みとして。 ヒロシマ・ナガサキ級の原子爆弾を中国大陸に100個くらい落としても1000万〜1500万人くらい「しか」死なないそうで、昔からあった「黄禍論」の提唱者達の目論見は計画の段階で却下されたようだ。 大量殺戮というのはそうそう簡単ではない。 核兵器とかエイズとかSARSとか炭疽菌とか。いずれにしても人類は、少なくともメディアは優先順位をマチガエテイル。 もっと「大事なことがあるだろう」というのが偽らざる感想で「BC兵器」のレベルで言うとコロナウイルスなどは寸毛ほどの存在感もない。 一方インフルエンザは今でもリアルな疫学的存在感を世界に展覧している。 また「核兵器」というオソロシイ兵器も忘れてはいけない。気候変動という人類の危機も。コロナごときで戯けている場合ではないのだ。 ありがとうございました M田朋玖 |