コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ ゴーンwasゴーン2020. 1.13

除夜の鐘ではない。
昨年末にカルロス・ゴーン氏が出国した。
というか逃げた。
国籍を持つレバノンに。
先妻の母国でもある。
結局同氏の離婚、結婚(アメリカ人女性)は不首尾に終わった模様である。
これらの男女間の問題はこと経済人については用心深く処理していかないとトンデモない目に遭う。
「悪運身に至る」

15億円もの保釈金を日本国の裁判所に積んで一時的な「自由の身」になった間に秘かにプライベートジェット(勿論詳細は不明)でコト(逃亡)を成就させたようである。
お正月を母国で自由に過ごせたというのには心より慶賀申し上げたい。
メデタシ、メデタシ。
彼の人曰く「日本のメディアと政府の迫害から逃れて来た。これからは正常にコミュニケーションが出来る」と。
言いたいことがよく分かる。
日本のメディアや司法制度は現時点では全く「クール」ではない。

クールジャパンというNHKの人気番組があって、日本の「良いところ」(クールな特徴)を取り上げて日本在住の外国人に論評してもらう内容。
治安とかマナーや民度、文化などクールだらけの日本国。
しかしながら一般の国民には予想外であろうが日本の司法制度は全く以てクールではない。
有罪判決率99%なんて異常だ。
最初に「有罪ありき」という前提で国も検察も裁判所も強引に「押し切ろう」とする。
日本国は三権分立なんて絵空事と名の知れた評論家がネットで断言しておられる。

筆者個人も日本の裁判所、検察庁と少しく接触させてもらったが誠にもって「いい加減」なところだ。
警察の方がはるかにマシ。
ヤメ検という種類の弁護士は一般大衆の想像に反して悪徳弁護士が多いらしい。
検察官とかとの数回の面談では自分で「考えた」デタラメな物語を文章に打ってソレを見せてサインしろという。
変とかデタラメとか言わせないただならぬ雰囲気が同庁内に漂っていて、ハッキリと拒否できない。
検察官も裁判官もあらかじめ罪の有無や勝敗の行方を決めている風で、いくら有能な弁護士さんに働いてもらって抗弁しても殆んど全く聴き入れて貰えず、出された判決には「はあっ!?」てな強い怒りの感情を持たされてしまう。
双方の物語を少しも精読して分析したという痕跡が無い。
少なくとも自分達の決定を覆す情報や物語や申し立ては全て握り潰してしまう。
全く以て信用の出来ない組織・集団が日本の司法当局者の有様である。

件のカルロス・ゴーン氏はいったいどんな罪を犯したのか。
ここのところがよく分からない。
誰かそれで迷惑を被った人達や組織があったのだろうか。
会社(ニッサン)のお金をジャブジャブ使ったからと言ってそれはあくまで社内的な問題だ。
外為法とかも国家のエゴに基づいている悪法かも知れない。
お金の自由な動きを封じている。
税金逃れの予防にもなっていない。
最高経営責任者なのであるから公的にはともかく社内では絶対王者。
基本、大概の事柄がまかり通る。
それを「まかり通らぬ」と言いがかりや因縁をつけて来たのが東京地検特捜部という恐ろしい部署で、先述したようなことを強引にでっちあげて「時の人」をマスコミと一緒になって血祭りにあげるのだ。
そこで一般の国民は自分達の嫉妬心が緩和されて民心としては嬉しい、面白いという気分にさせられる。
色々な社内外の政爭の餌食、生け贄にされたという風説もある。いずれにしろカルロス・ゴーン氏は生涯2度と日本の土を踏まないであろう。
レバノン政府もまた彼の人を日本国に引き渡すことはあるまい。

何しろ日本国の方も15億円もの大金をまんまとせしめたワケであるからいい加減に勘弁してあげたが良いと思える。日本政府も日本の司法当局も国際的にコケにされたわけであるが、元々キチンとした高尚な定見が両者にあるわけではなく、日本人の相対的な民度からすると「遅れている」或いは「程度が低い」のだ。たまさかにそれらが露呈して何らかの「反省」があるのなら良かったのではないか。と考えている。
色々と人の行動に嫉妬してイチャモンをつけるのは日本人の悪い癖だ。
その最先端にいて思う存分似たような行動をとっているのが日本国の司法というものと思える。
ゴーンはゴーン(去ってしまった)。
そういう名前なのだ。
仕方がない。


雫井修介の「検察側の罪人」という木村拓也で映画化された作品がある。有能な検察官の「罪」が描いてあったが、それは彼らの傲慢と権力とが、個人のエゴスティックな怨恨に基づいた企みを成就させる物語で大変参考になる。蛇足ながら。

ありがとうございました
M田朋玖



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