コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 或る種の傲慢さ2019.12.23

イギリスの文学者、ジョージ・バーナード・ショーによれば20世紀最大の女性はキュリー夫人とココ・シャネルとのことだ。
筆者はこれにマザー・テレサを付け加えたい。
いずれも世界のそれぞれの分野で歴史的に偉大な影響を与えた。
尊敬というより好きな人物で、他には男性で勝海舟とアラン・ドロンがいる。
皆さんの共通点は高いプライドと或る種の「傲慢」さだ。
「他人の目を気にしない」という態度、自己の「スタイル」を持っていて、それを貫くという点で。
それらに強い憧れと安心感を抱く。
自分も「これでいいんだ」と・・・。

どんな人でも世界中で「かけがえのない」「ユニーク」で「唯一」の存在なのだ。
それらを彼らの存在が強烈に気づかせてくれてありがたい。

キュリー夫人はポーランド出身であるが、活躍の場はフランス・パリ。
アラン・ドロン、シャネル、キュリーと3人ともフランスがその活躍の場。
フランス人の独善的で自己肯定感が高く自己中心性、プライドの高さはイギリス人とまた違ったカタチで表出されるようだ。
「世界の中心はフランスだ」
これは中国人にも言えるようだ。

アラン・ドロンと勝海舟の共通点はその容姿の良さと女性が大好き。
子供を何人ももうけたが女性関係がいくらか乱脈であるも現在のセレブの人達からするとそれほどでもない。
前者にいたっては長い付き合いの女性(ミレーヌ・ダルク)がいたりして友情関係は彼女が他界するまでつづいた。
過去の女性、たとえばロミー・シュナイダー(夭逝したドイツ人の女優)をひきずっている風がある。
それらにも共感する。

これらの人々は常に精神的エネルギーを筆者に与えてくれる。

マザー・テレサの写真は診察室に、勝海舟は院長室。
アラン・ドロンは最近毎日のようにビデオで観賞している。
出来の悪い通常の映画・・・たとえそれが名画であっても・・・アラン・ドロンのドラマ(刑事フランク・リーバ)には敵わないとつくづく感じる。
映画もクルマや風景や女性を観るよりカッコイイ男、美しい男を見たかったのだとあらためて気づかされる。

そういう視点であらゆるテレビ番組や映画に、少なくとも自身のメガネにかなった人物が出て来ないので殆んど見ない。
世間ではディーン・フジオカなる男性が美貌として評価・・・特に女性からされているが個人的には少しも魅力を感じない。
数ヵ国語を話し整った容貌と思うが女性向けの漫画の主人公のようで「男の陰影」・・・それは「暗い蔭」みたいなモノを感じない。
全く興味もわかないし、特に美しいとも思わない。
チャン・グンソクという韓国の凄い美貌とされる俳優さんにも思わない。
女性はああいう薄っぺらい美貌を好むのだろうと不思議に思う。

「男の美」はこだわるとこれまた極めて少なくて、年老いたアラン・ドロンを見た後は全ての男がツマラナク感じる。
女性にもこれが言えて今の女優さん、タレントさんに美しいと思える人はひとり、エミリー・ブラントという女優さんにそれを感じるので彼女の出演している「ボーダーライン」という作品を購入して時々観ている。

話を戻す。
マザー・テレサもココ・シャネルも決して「美しい人」とは言えないが何故か筆者には「美しい人」と認識される。
その典型的な老婆の顔に「美」を感じるとは不思議な感性。
内面がありありと見える年齢だし「内面的」「哲学的」「宗教的」匂いを好むのかも知れない。件のアラン・ドロンも信心深い人物との伝聞がある。
その陰影に満ちた顔相は女性の強情さ、頑固さを勇気、傲慢な香り、魂と称される何かが秘められていて、壁に貼ってある彼ら・彼女らにはいつも何かしらの「力」を貰える。

アラン・ドロンとマザー・テレサの共通点は一体何だろうと考えた時にすぐには答えが浮かんでこない。
「強烈な個性」とだけは言える。

美貌の男と典型的な老婆・・・少なくとも外見上はそうだが両者共個人的には強烈に「カッコイイ」と感じる。
それらを共通に具有しているのがココ・シャネルだ。
活動している世界は別世界だが、繰り返し述べているように共通の匂いを感じる。
或る種の「好もしい傲慢さ」を。
誇り高い傲慢さを。

ありがとうございました
M田朋玖



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