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■ チームワーク | 2019. 9. 5 |
2019年9月1日(日)は県リーグ(バスケットボール)の予定試合が水俣総合体育館で午前11:30開始となっていた。 その前日、午後7:00には当法人のベテラン職員(19年)の退職の送別会とあったが、午前中の仕事を終え合鍵作成目的で鹿児島県国分のホンダドリーム霧島までスクーターで高速の100kmを往復した。スケジュールを詰めるのが習性なのか、我ながらタイトな時間割だ。 新型バイクの試乗を兼ねて・・・土、日(31日、1日)と同店では試乗会が開催されていた。 帰着して午後5時から1時間ほどの仮眠をとった後「宴」に出席。 思いのほかスタッフの明るさに心が救われる。 相当に愛された職員(女性)らしく40人ほどの出席となった。 それらの疲れからか9月1日の朝は午前9:00まで就眠。 早々に起きてレクサスで出発したのが午前10:00。 土砂降りの雨の中、会場に到着すると「前」試合が雷雨による停電のため延びている。 1時間あまり待機状態。 12:30に試合開始。 第1クオーターの重要性を説くも5分も経過しないのに20点差(24:4)で負けている。 メンバーが7人足らず。 それもレギュラーを張れるのは5人だけ。 相手は10人以上それぞれレギュラーレベル。 どんどん交替で出てくる。 第1クオーター4分でタイムアウト。 「ディフェンスが甘い」と一言(筆者)。 バスケットボールは5回のファウルで退場となる。 誰一人「欠けれない」のでファウルを恐れてディフェンスが甘くなる。 「とにかくプレッシャーをかけろ」と提案。 さすがにベテランぞろいのメンバーは全員すぐ諒解したようで、前半終了時点で4点差まで漕ぎつけた。 第4クオーターでやっと同点し逆転。 最終的に6点差で勝利した。 予想外の辛勝である。 ヤレヤレ。 勝因を色々と考えてみた。 「チームワーク」という言葉がアタマに浮かぶ。 メンバーがギリギリ5人だとよく勝利することがある。 また逆に相手が5人しかいないのに負けることもある。 これは自分の経験でもしっかりと実感している。 人類が少ないと「責任の分散化」が起こらない。 メンバーチェンジもできないのでお互いを「信頼」するしかない。 「責任と信頼」 良質なチームワークの必須条件がこの2つと考えている。 バスケの楽しい部分と苦しい部分両方持っているのが「人間関係」だ。 「負けた」としたらお互いのミスや弱点をあげつらうようになる。 補完し合おうとせず、最悪「けなし合う」なんてこともし合ったりする。 人間は「誰かのせい」「何かのせい」にしようとする習性があるようだ。 メンバーチェンジもミスした方から変えようとする。 これらの為にミスを恐れ、シュートをアテンプト(試投)が減ったりアグレッシブなディフェンスが出来なかったりする。 これらがないのが少人数のチーム構成、たとえばバスケなら5人丁度か6〜7人というところが案外まとまりやすいものなのだ。 以前まだ現役で試合に出ていた頃、味方が5人しかいなくて相手には実業団「三菱電機」 190cm程の高身長者が3人ほどいて数も12人。 こちらはセンターに小太りの180cmのみ。 自分も含めてたった5人だ。 よく勝ったと思うがこの時にも先述した理屈(責任と信頼)の為にチームが勝利という目標に向けて一丸となって戦い、勝利をものにした。 この試合では最初の得点(スリーポイント)と最後の得点・・・勝敗を決めるゴール・・・を自分が入れたのでよく記憶している。 また、たまたまビデオ撮影してくれた人がいて36歳の時の自分の雄姿を見ることができる。 逆に考えるとチームワークにとっての有害な要素とは「責任の分散化」と「不信頼」 お互いを信じ合えず無責任なった時、そのチームの目標達成・・・たとえばゲームに勝つこと・・・が危うくなる。 チームワークをスマホで検索すると「集団に属しているメンバーが同じ目標を達成するための行為、作業、協力、意識、行動など」となっている。 競争主義、成果主義はこれの意識を削ぐことがあるとあった。 それはそうだろう。 「自分の」得点とか「自分の」ミスとかに拘っていたらチームワークが悪くなる。 「自分の」成果があり、メンバー間の競争がチームワークにとって有害な要素になったり目標達成、たとえば「勝つこと」を阻害したりすることがある。 自分も「監督」とか一部のメンバーから認識されているが、実のところそんな意識はない。 少しでもメンバー全員の役に立ちたい、また「勝利の喜び」を分かち合いたいと純粋に望んでいるだけだ。 「疲れる」試合であったが、勝利は勝利。 夕方クルマで帰るころには晴天で青空が眩しい。 今日はバイクにも乗れると勇んで帰宅したものの疲労の為か2時間あまりふとんの上でうたた寝をしてしまった。 それでも午後6:00にはホンダレブル250で高速に入る。 秋の夕暮れの美しい「青」に溶け込んでみたいと心の底の「本能」が理性に訴えかけてくる。 それで自らの心の流れまま高速道路に入ると、後悔は一瞬で消え、いつにも増して「甘い喜び」が全身に拡がるのを感じる。 夕空の美しさが、心地よい風がそれらの鬱屈した「考え」も洗い流してくれるようだ。 八代インターまでの往復だけなのに奇妙にハイテンション。 チームスポーツ(バスケ)と個人の趣味(バイク)。それぞれが自分をキッチリ癒やしてくれるのを感じる。 ありがとうございました M田朋王久 |