コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ アテンプト(試投)2019. 6.28

令和元年6月23日(日)は熊本県バスケットボールリーグの今年度リーグ戦の初戦が宇城市の体育館で開催された。
その試合の応援兼コーチで参加するべく我がハーレーダビッドソン883XLにまたがった。
皮手袋にブルーデニム、ドラッグレーサーの黄色いロゴ入り皮製の古びたジャケット、黒のライダーシューズ。
ミラーサングラスに黒のジェット型ヘルメット。
内側はプロテクターなしだ。

初夏の涼やかな風が全身を吹き抜ける。国道219号線。
緑陰のまだら模様がチラチラと揺れ動く球磨川沿岸の舗装路をいつになくのんびりと走った。
新しい黄色の愛車はいつものように心地良い鼓動と振動でライダーの脳髄を見事に陶酔させている。
中低速域・・・それは30kmから100ほどのまで万遍なく感じ取れる味わいで、ゆっくり走っているのに少しも退屈しない。
結果、結構な渋滞路もアッという間に目的地に到着させるほどの高いレベルで、これほどの完成度を、あれほど見下していた米国製のオートバイから得られるとは夢にも思わなかった。
全くもって「ハーレーなんて」が急転直下「ハーレー信者」に豹変してしまった。
バイクトモダチも相当に意外だったらしく、かなり深い訝しさを隠そうともしない。

「ヘ〜エ」

しかし本質は相当に今の自分の感覚と体形、年齢にマッチしたらしく少しも疲れない。
お陰で雨の日も寒夜も冷たい風雨をモノともせずに走り込んでいたら6月17日(月)の深夜は発熱してしまった。
それは深夜3時頃に激しい悪寒戦慄で発症し、起き出して抗生剤と解熱剤のカケラを求めて部屋中を這いまわさせるほどの苦痛で、年中敷きっぱなしの電気カーペットのスイッチをオンにしてふとんにくるまって縮こまった。
夜明けには発汗と共に解熱したものの、体温計のデジタル表示は何と「38℃3」
仕事に下りて朝礼も早々に終え簡単な点滴を朝と夕の2度施行しながら仕事は済ませたが正直終日フラフラであった。

それでも水曜日(6/19)には再び夜にCBR650に乗って高速道路を2時間ほど走りまわった。
木曜日(6/20)ごろに快復し金曜日(6/21)には久々にバスケの練習に参加するもののミスの連発。
それでも練習を終えた後の爽快感は元気な時のモノで、翌土曜日(6/21)はスクーターに乗って神社参りをし、夜には熊本市内まで再びCBR650を飛ばした。
それで翌日6/23(日)にあらためてハーレーに乗ると気分は最高潮。
目的地のバスケの試合会場の駐車場の木陰に愛車を停めて皮ジャケットとデニムとシューズとヘルメットを脱いでZARAのトラベラーズスーツに着替え試合前10分にコートの脇に立った。

相手は県内一との前評判のチームG。
スピードと長身と若さとスタミナと技術とすべてにおいて「そろった」メンバーで練習光景を観察しただけで敗戦は覚悟した。
味方はスタメンクラスが5人も欠けており、若いシューターが4人いるものの貧弱な陣容だ。
それでも前半終わる時に49対25とまあまあ善戦している。
結果は87対60.
久々の完敗である。

得点が伸び悩んだ。
相手のディフェンスの良さもあるが何しろ攻め手が一歩遅い。
相手が5〜6秒でシュートしてくるのにこちらは確かに10秒以上かかっている。
シュートのアテンプト(試投)が少なすぎる。

「アテンプト」と「得点」が同数と考えると(確率50%、1ゴール2点として)5人でシェアしても20本以上のアテンプトしないと相手の得点を上まわれない。
シューターが30本ずつ打ってくれると100点以上を確実なモノにすることができる。
その為の絶対条件として10秒以内のシュートを徹底してもらうことだ。

県内のプロバスケのチーム、B2「熊本ヴォルターズ」は今春に僅か1点差で大事なゲームを落としBリーグに上がりそこなって県民の非難轟々を受けた。
をの弱さの特徴として・・・これは他のBリーグチームにも言えることであるが・・・一試合60点から70点どまり。
何というロースコアと思うが過日チケットを貰って観戦したバスケットの素人の友人でさえ呆れさせるほどのチンタラゲーム・・・即ちゲーム展開が「ノロい」・・・即ちシュートまでの「準備」に時間がかかり過ぎる。

口説いようだがバスケットボールは時間との勝負でもある。
決められた時間内に何本シュートが打てるか。
それは多いほど良いということになる。
実に単純な理屈である。

時間的には「点取りゲーム」
空間的には「陣(スペース)取りゲーム」」

つまりシュート本数と空間をいかに奪うかの簡単な仕組みだ。
似たようなゲーム形式のサッカーやラグビーのようにオフサイドがない。
アメフトのように縦パス一回という縛りもない。
逆に言うと

「縦パスと、ワンシュート」

これがバスケの基本と筆者は考える。手続きは単純なほど良い。
これらの理屈をメンバー全員がキチンと共有すればどんなチームでも強者になれる・・・筈であるけれど・・・。

ありがとうございました
M田朋玖



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