[戻る] |
■ 現実逃避 | 2019. 4. 1 |
この言葉は一般にはネガティブな行動ととられている。 筆者は、これは人生の生き方、生活の手法として悪いアイデアではないと考えている。 ・・・というよりとても重要で必要欠くべからざる「問題直面」「課題解決」の良質な手段ではないかと捉えている。 個人的には絶えず「現実逃避」行動をしていて、例えば筆者の趣味の3B。 Book、Bike、Basketballなどこの「現実逃避」の具体的手段である。 これらに逃避することで現実の「憂さ」をキッチリ晴らして仕事のエネルギー充電を得ている。 面白い本を読み、素敵なバイクを楽しみ、いつも優しく包んでくれる動く自由空間のクルマ・・・それは冬暖かく、夏涼しく、悲しみも怒りも、憂いも何も言わず受けとめてくれる。 尊い慈母のような移動機械も。 個人的にあまりよろしくないと考えられる現実逃避も思い浮かぶ。 これはGやDで始まる。 gamble、game、girl。 ついでにDは、 「drink(アルコール)」「drug(メディシン、治療薬ではない)」 少し難しくなるが「drama」に溺れるのも良くない。 自分が無意識に創り上げてしまった、どちらかというとネガティブな物語(drama・人生脚本)に逃避することだ。 用心をしないと殆んどの人がこのドラマにハマってしまうようだ。 「引きこもり」「各種依存症」「PTSD」など自分の心のドラマに本人の自覚なしに嵌まり込んで抜け出せない状態、これについて詳述する紙面も見識もないのでこの項では割愛する。 個人的には3Bが、現実逃避。 因みに一般的に3G(game、gamble、girl)、3D(drama、drink、drug)は悪い手段。gambleは言うまでもなくお金と時間の浪費。girlもヤヤコシイ問題の強い引き金に成りうる。女性とgirlはアタマの中で分けていて、後者は其れを「売り」にしている人々とその団体を指している。「夜の店」の女性でプロ意識の強い人は違うらしいが、単なる夜の店のgirl「若い女性」などと付き合ってると運気が下がってしまうらしい。人伝ての話だ。 gameにも広い意味があって、ゲーム機やケータイでするゲームと違い喧嘩、口論なども含まれ、これらの殆んどが自分のdrama(人生脚本)に根ざしているらしい。 現実逃避を健康的で楽しい手間も暇も要らずお金のかからない類が望ましい。 最も簡単な方法に妄想とか睡眠というのがある。 これらにも少し工夫をこらしていつもそれはpositiveで気分で「入り」良質な内容が好もしいのは言うまでもない。 上記したように現実逃避の最も良質なソレは「瞑想」と思える。 自らの思考・想念を他人事のように客観視することで心の平和と一種の快楽を味わえるので、練習して身につけることをお勧めする。 すべての悩める人々に・・・。 この行為が厳密に現実逃避と言えるかどうか不明であるが、個人的にはこの言葉の範疇に入れている。 具体的に「現実逃避」という言葉からはネガティブな事柄に直面するのを避けるという意味合いが含まれると思うが、筆者の場合日常的に嫌な気分にさせる人物・映像・事柄・問題にはできるだけ直面しないようにしている。 具体的にはテレビや新聞や雑誌は敢えて観ない、読まない。 胸クソの悪くなるような暴力的な映画、人間のドロドロとした怨念とかおぞましい悪事・欲望の物語は本でしか読まない。 これも一種の現実逃避と考えている。 田中政権の時の官房長官だった警察庁長官上がりの「カミソリ」と呼ばれるほどアタマのキレた故後藤田正晴などテレビは観ないと明言しておられた。 当院に通っておられたモノ書きの100寿者の方もテレビは観ないと。 これらの人々のアイデアで筆者も健康の為に用心してメディアには接触しないようにしている。 国際情勢など知ったからと言って今の仕事に何の益をもたらすというのだ。 株とか為替など投資家や、主として製造業を商いとしている個人経営者や勤労者はとりあえず知っておいた方が良い。 それらの示す「相場」というものが自分たちの仕事を豊かにも貧しくもし、奪いもするからだ。 現代のグローバル社会においては世界的な事件が連鎖的に企業や個人の経済状態を直撃する場合がある。 筆者のビジネスにしろそれらの影響を全く受けないワケではない。 国情、世界情勢などとりあえず為政者たち、政治家・官僚たちの脳裏に影響を与える事柄はチェックしておかなければならない。 それでも当面の仕事に従事している時にそれらの情報や知識が喫緊に有益とも思えない。 クールに世の中を、世界を観察する為に一時的に現実逃避をしておかないと「冷静な判断力」を失ってしまう。 かつて個人的・起業的に経済問題・経営問題で危機に直面した時に瞬間的にパニックになったことがあるが、この時も「現実逃避」の術をいっぱい持っていてそれらの心身への悪影響は免れて、とりあえず携わっている仕事を冷静に平穏にこなせてきたのであるので、そんな自分を自画自賛している・・・と同時に勿論、自分の持っている運気・・・それらは毎日のささやかな善行や信心によって得られたと思うが・・・相当に深く感謝している。 こうした経験を毎日の自分の生活の観察からライフスタイルの中に上手に「現実逃避」を入れ込んでいる為か筆者の精神は概ね平穏さを保っている。 時々出没する鬱気分・不安は迷わず薬物のチカラを借りる。 これは手っ取り早く確実に奏功しとても有難い。 熊本地震の被災者から聴いた話であるが彼らの欲する第1は水で、その次はトイレ。 即ち排泄による汚物の処理の問題であったらしい。 飲料水と生活用水のことだ。 第2に普通の人間は「食糧」と考えるらしいが、食糧などより「薬」を求めて多くの人が並んだらしい。 これは不思議なことにいつも報道されない。 災害時は水と排泄(水)と「医薬品」だ。 これは不自由な避難所生活の必需品で「眠れない」「ストレス蓄積」「便秘」など「水と薬」によって簡単に解決するだけなのでこのことは災害時の盲点であるのでよくシミュレーションをして準備しておいた方が良いだろう。 「水と薬だ」 実際に「食糧」を持って行っても「要らない」という人が多かったらしい。 食事によって体調が悪くなることを本能的に誰もが知っているのだ。 そもそも人間は一ヶ月くらいモノを食べなくても死にはしない。 ただし水は3日だ。 なので、水だけ飲んでキチンと排泄していれば却って元気になる。 海外の事故で水の豊富にある洞穴で7日間あまりを過ごした少年達は生還した時にツヤツヤとして、いかにも元気そうであった。 こういう被災した状況、パニック状況の時ほど「現実逃避(妄想・瞑想)」が必須で、 それを助けてくれる医薬品ほどありがたいモノはない。 ありがとうございました M田朋玖 |