[戻る] |
■ インフルエンザA | 2019. 2.10 |
例年よりも流行している・・・とメディアで盛んに流れている。A型。 チラッと観た経済番組の下欄のテロップに1日222万人の罹患とあった。 各地で「警報レベル」だそうである。 ご当地人吉市は県内でもトップの感染状況らしい。 これまたテレビで流すものだから飲食店、ショッピングセンター、医療機関には怖がって出入りしないようになさっておられるのか今年は「流行」と世間で言い始めたころから来意患者さんの減少が見られた。 この為に必要なおクスリも取りに来れず、2月に入って服薬なしで「辛かった」と幾分やつれた顔色で訪れる方もおられるくらいだ。 実感としてはインフルエンザ流行についてはデータ的に例年「並み」だ。 即ち、毎年と不変で少し多いかなという程度。 インフルエンザというと何かしら重篤で悪質な疾患と思われている方が多いが決して重い病気ではない。 普通の風邪の方が重傷で長期にわたることが多い。 伝染力については定かではないが病状は大概軽微である。 勿論放置すると二次感染を合併して重篤になることもある。 それでもオソロシイ病気ではない。 インフルエンザの予防でマスク、手洗い、うがい、できれば人混みに行かない・・・というアイデアが一般化しているが、こういう「対策」は只の気休め過ぎない。 それよりはるかに大切な行動が飲食行動を中心にした「体調管理」である。 「少し食べて大量に眠る」 これだけである。 街に出てマスクをして歩いている、行き交う数多の人々を見ると心の中で笑ってしまう。 そういう対策を生まれてこのかたしたことがない。 インフルエンザには昨年(A)(B)型両方同時に罹患したが半日で治ってしまった。 タミフルという特効薬も服用せずに・・・。 インフルエンザを含め普通感冒の治し方は以前の愚コラムでも書いたように味のついていない水分を大量にとって何も食べず一日寝ている。 眠っていると即日に楽になり治癒する。 とにかく過食と過労、寝不足、ストレス蓄積が病因で、感染は原因とはなっても誰でも必発するワケではない。 インフルエンザに限らず人間に感染し発病させる病原体は巷に数限りなくひっそりと棲息していて人間と共調共働している。 健康な人間がそれに病気として感染しないのはそれらを撃退するチカラ、即ち免疫力が備わっているからである。 感染症については病原体から身を守る以上に自らの免疫力を相応に維持していることに心を砕いた方がさまざまの健康上の良果を得ると思える。 玄米菜食、少食、充分な睡眠、ストレス解消で健康な心とカラダを保持しているとインフルエンザなどに罹患することの方が難しい。 「防御策」即ち外出しない、マスク、手洗い、うがいなどが効果を発揮しているかどうかが不確定で、それよりも「体調管理」の方に重きを置く考え方である。 上記は悪性腫瘍なども回避できると考えられている。 それらの悪性の細胞も免疫細胞が常時駆逐、貪食するらしいのである。 いずれにしても何かの陰謀ではないかと思えるくらいの「煽り方」で人々は外出を控え、マスクをし、不景気な世情を尚一層暗くしている。 インフルエンザに罹患するとその人がどれだけ元気でピンピンしていても学校だと5日、一般の職場でも3〜7日と「休む」ことになる。 これも勿体無い。 労働力という点と個人の学業と収入の面でである。 こういうことはもっと正しく啓蒙していくべきところであるが、どういうわけか連休の増加と同様、国民を怠けさせようという国や社会の企みがあるのかバカみたいに安易な取り組みばかりだ。 何度も述べているように抗生物質を手に入れてから後の人類はインフルエンザ流行による「大量死」というものを経験していない。 これはWHOが発表しない真実で、日本のマスコミもこの伝染病による死者が例年どおりということを隠している。 誰もがインフルエンザに恐れおののくように行政、マスコミ、各ステークホルダー(製薬会社などの受益者)が上手に誘導しているように見えるが煽り過ぎて「外出するな」なんて景気の悪いことを言うものだからこれらの事態(インフルエンザによる人の動きの停滞)になって誰も得する人がいない事態になって初めてこれらの「シュプレヒコール」は少しく鳴りをひそめたようである。 何と愚かなんだろうと思えるが、多くの自らを知的と称する集団が長い会議の末に出す結論というものが個人や集団に愚行や恥行を促したり結果的に大損を招来させたりするのは世の常である。 結果が不首尾に終わっている・・・というようなドタバタ劇を毎日テレビや新聞で観せられ、読まされているのが多くの普通の人々の有様で真の智恵者、賢者による厳かな神的託宣みたいな正しき言葉や理が見事に消し去られて益々人々は右往左往させられている。 実に嘆かわしいけれどもこれが人の世。 特別に智者、賢者でなくてもおだやかでやすらかな人生の為に物事の本質を見抜く見識とか定見とかを持ちたいものだ。 AIDSや肝炎ウイルスなど違って、ありふれていてささやかな軽微な感染症ごときで自分を見失うほどの恐れを持つ人はまさか居ないであろうけれど。時々は本末転倒と言えるほど怯えている人もいる。 「インフルエンザ」というとあの有名な「スペイン風邪」大戦の死者よりも多くの死者を出したとされる「人類のトラウマ」が過去の亡霊となって、今も世界中を思う存分自由にさまよっているのであろうか。 AとかBとかまるで血液型のようだ。流行はいまのところAだけのようで、世界規模の流行には至っていない。 ありがとうございました M田朋玖 |