コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 繁殖力2018.10.31

「精子力クライシス」NHK-BSの特番のタイトル。
実に悩ましい人類の現状を結構リアルに報じていた。
特に先進国の殆んどの男性に起こっている精子の減少、活動力の低下、その損傷の程度の大きさは深刻なレベルであるらしく、人類の未来について滅亡の危険も懸念されている。
これは所謂、繁殖「期」にある20代、30代、40代の青壮年期に起こっている事態であるようで、この為に不妊、即ち自然妊娠の困難状態だけでなく損傷した精子であると人工授精ですらその方法によっては無効になるらしい。
これは考えてみれば当然である。
上記のように「精子が少なく元気でない」男性の場合、発癌率も高く他の生活習慣病もその発症率を上昇させるそうだ。

この現象の原因を明晰に直視すると厳然とした「生活習慣病」と呼称できるかも知れない。
平たく述べると最近の男のキンタマのチカラが弱体化しているということで原因は以下である。
@座りすぎ
どうも我々男の宝玉の血の廻りが悪くなるらしい。
軽く運動すると解決するそうだ。
カンタンですネ。
A亜鉛不足
亜鉛を多く含む魚介類の摂取不足。
ご存知のように亜鉛は精子の重要な材料だ。
これを製剤にして飲む、即ちサプリメントで常飲すると良いらしい。
B睡眠不足
これは老若男女共に全ての人間のパフォーマンスをドカンと下げてしまう。
たっぷりと眠ることが心身の健康の為に極めて有益であることはよく承知しておきたい。
20紀の偉大なファッションリーダーのココ・シャネルは88歳の高齢まで現役のデザイナー、経営者として活躍したが睡眠薬中毒で日中もフラフラしていたそうだ。
巷間のデマカセで「睡眠薬で認知症になる」というのがあるがこの誤認は素人的に「そんな感じがする」かも知れない。
しかし睡眠障害の勉強会でそれ(認知症)が睡眠薬で生じたのであれば「ギネスブックに載る」と会長先生が明言しておられた。
精子を元気にする為に良質で大量な睡眠を得る簡単な手段として眠剤服用というアイデアも時には悪くないと考えている。
B肥満
これは食生活の悪さをまざまざと表現している人間の外観だ。
個人的にはふっくらとした男性や女性に全く嫌悪感はないが健康な精子製造に科学的には不利であるようだ。
人間に限らずすべての生物は飢餓状態で繁殖力が増す。
最貧国の人口増加、「貧乏人の子だくさん」は少なくとも飽食と怠惰、肉体の怠慢は睾丸の元気さをあきらかに損なうようだ。
もっと具体的には肥満を来すような食生活は精子によろしくないということである。
GI値の高い糖質、即ち砂糖、白ごはん、多くのめん類、パン、パスタ、芋類を強く制限し軽い飢餓状態を作り出して男女共、野生と精悍さを取り戻せば強い繁殖力を取り戻せることができるかも知れない。

「ローマクラブ」という秘密結社があって、これは超富裕層の人々の集まりらしく地球に人間が増え過ぎては自分たちの豊かな暮らしを脅かされると考えておられるらしい。
彼らの何らかの謀略によって原爆を製造したり得体の知れない病原体を作り出して世界中に伝染させたりなど人口削減化のひとつとして繁殖力の低劣化を来すような食文化、生活習慣をテレビやネットで意図的に流布しているのではないかとも考えていて、これは個人的にかなりリアリティーがあり腑に落ちるカラクリと思える。

オソロシイ「ことでありソウカモシレナイ、仕方がない」と奇妙に納得させられてしまう。
人類の滅亡のシナリオとして外因(巨大隕石の衝突など)と同時に内因(人類のエゴによる自滅、即ち環境破壊という愚かな人間達の無意識的自己攻撃)の両方を持っている。

Cパンツ
ぴっちりとしたブリーフとかタイツ、きついジーンズなどでタマタマに常態的に圧力を加えると健康な造精力をあきらかに阻害するようだ。
良好な血流を損なうということで誰にでも理解、想像できる玉様の状態だ。
トランクスとか褌、ノーパンなど自分の大切なゴールデンボールを自由に解放してあげることが望ましい。

D熱
ご存知のように我らが玉様は熱に弱い。
それなのにそれは男性の股間という極めてムサクルシイ場所に在している上に、カワイソウなことに太股に挟まれて、空間的に極めて苦しそうな配置で「ぶら下がっている」。

アダルトビデオなどで人間のセックスを男性の臀部から映し出されると、言葉にできないほどぶざまな「吊り下げ里芋」よろしく、女性の股間に腰を打ち付ける度にソレが揺れていたりして。それらの有り様を見ると或る種の悲しみの感情を抱いてしまう。
それらの人間の性的な営みのモノ悲しさはさておいて、温度は睾丸そのものの造精機能のみならず精子の生死の与奪をも決定しているようだ。
即ち長風呂やサウナという習慣はタマサマによろしくないということである。

暑い国と寒い国で繁殖力に差があるのかと考えた時、総体的には暑い国で高い。
それは暑さによる人間の活動性の落下の為の貧しさによると考えられる。
豊かさより貧しさが繁殖力を増すとは現代では即言できないが、少なくとも豊かさによる野放図な「飽食」はあきらかに生殖力、繁殖力、精子力を劣化させるようである。
いずれにしても万全な健康の獲得にはいろいろな知識情報も検証された正しい類は意外に少ないけれど単純で万人に容易に理解できる理論には充分な説得力を見いだせるようだ。
多くの哺乳類と同じように人間の持つ造精器官が構造的に分かりやすく滑稽なほど体外に露出されている。それにくらべ女性のソレはその魅惑的な肉体の深部に用心深く秘そやかに秘匿され雄達を存分に惑わす。

生命の本質とも呼べる生殖力は存外に軽んじられる傾向にあり、また人間の作り出した倫理道徳の観念についてのマチマチの見解や羞恥心(エゴイズム)によって歪められ貶められているように見える。

人類は本来「乱婚」がその生殖能力の保持増強の為には好もしいと考えられており、精子の量と力不足は人間社会、特に先進国における一夫一妻制にその因があるのではないかとも考えられている。
「男はつらいよ」という渥美清の長寿映画があったが、考えてみれば人間の男というものは「辛い」ものである。
女性の愛を勝ち取る為に大変な努力をしなければならない。
激しい競争を勝ち抜いて「受精」という栄冠を勝ち取る精子のように多くの男達は女を孕ませる為にはどうしても「頑張る」必要があるのだ。命がけで。大袈裟でなく。ホンモノのハングリー精神はこと繁殖力については有益である。
それを自然的に怠る男の「マザコン」なる存在は繁殖にとって有利とは言えない社会制度である一夫一妻制の御利益に授かることもできず完全に「余る」。
人類の進化発展は一夫多妻制にあり多数の「女」を所有支配することは、男達にとって富を得る主な目的であり手段でありそれそのものとして来た。

一方生命科学的には一妻夫多夫(チンパンジーのように)の方が精子の「強化」に有利に働くそうである。
このように一夫一妻制ではなく一夫多妻、一妻多夫など「乱婚」状態が人口増加に益しているようで実際にそれに近い社会風潮や制度を持つとされるフランスでは婚外子の比率が50%と高く出生率も先進国中なら上位にあるようだ。

ありがとうございました
M田朋玖



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