コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ Bリーグ2018.10.11

今年も(平成30年10月)Bリーグが開幕した。
衛星放送で視聴するとやっぱりオモシロクナイ。
これでプロなの?と疑問に思うくらいシュートが入らず、プレイも華麗さがイマヒトツだ。
NBA(米国のプロバスケ)からすると相当に見劣りがする。
高い身体能力から繰り出される曲芸のようなプレイは残念ながらBリーグで観ることはできない。

それよりも試合運び、展開については「一言申しげたい」というくらい不満がある。
これはコーチの問題なので各選手、プレイヤーの問題ではないと思える。
試合そのものの進め方が紋切り型、ワンパターンでオソロシク退屈である。
また試合の勝敗についての執着、こだわりに欠ける。
とりあえず試合を消化しようとか自分のプレイだけ楽にこなせばコト足りるといった風の趣きが特に外国人選手に見られることもある。
勝敗についての悲哀も歓喜もない。
また日本人選手にはバスケットボールのセンス、感覚は優れていてもゲームセンスにおいて諸外国のそれと比べかなり劣っている印象がある。

それが最も顕著に現れるのがゲームの最終局面、第4クオーターの2分前からだ。
「新ルール」が出来て従来のようにエンドラインからボールをリリースして24秒を使うのかセンターラインから14秒で攻めるのか選択できるようになった。
ショットクロックは通常24秒であってもファールの後のそれがいくらか短縮された経緯もあるように時間を小刻みにしてゲームをよりスピーディーに、エキサイティングにする試みが新しい「ルール」に込められているように見える。

いずれにしてもBリーグを「面白くない」と感じるひとつの要因として時間についての選手やベンチの人々の感覚の鈍さにあると思える。
40分の試合時間全体を通じて流れる呑気な感じが筆者のイラダチをつのらせる。
さらにはシュート確率の低さだ。
これは「プロ」なんだからもっと極めるべきと思えるのに皆さん一様にたくさんハズされる。
即ちシュートが入らない。
・・・で、結果的に得点の少ないゲームとなりさらに退屈さを増幅させる。
このあたりの退屈さはNBAですら感じてしまう。
バスケのゲームの印象なので一見、よりおっとりして牧歌的に見える野球の方が面白いと感じる。
投手と打者の「一騎討ち」みたいなヒリヒリとした緊張感がスピード感の無さを補って観ていて愉快なのである。

バスケの話を戻すが、たとえば「4点差のゲームで残り時間1分」の場面を想定してみよう。
計算上の攻撃時間を割り出すと正解は勝っている方は48秒で、負けている方は12秒となる。
これは勝っている方は当然「時間稼ぎ」をしてくる筈なので24秒×2=48秒。
一方負けているチームには僅か12秒しか残されていない。
即ち負けている方が同点以上の結果を求めるならば相手は1点も得点させない厳しいディフェンスと6秒以内のシュートが必要であるのにBリーグなどのプロの試合でもこれらのことが理解されておらず「何となく」試合が行われているように見える。
少なくとも「時間」を気にしている、アタマに入れている風にはコーチと選手の両方共に「見えない」

人生と同じようにバスケットボールの試合にも「時間」の概念をもっと取り入れるとゲーム展開もよりスリリングに、スピーディーに面白くなると思えるのに「Bリーグ」と称する日本最高峰のバスケットボールリーグの試合はのったりして野球よりもさらにのどかで、良く言うと「子供の遊び」のように見えてオカシイ。

「自分にコーチをさせて!」と言いたくなる。
2部リーグの熊本ヴォルターズくらいは任せてくれて技術指導のできるアシスタントコーチ2人を貸してもらえれば一部昇格なんて今のレベルならば簡単なのではないかと錯覚してしまうほどノンビリした試合の流れでイライラする。

たとえば100点ゲームをめざすシュート精度50%のチームがあるとすると、だいたい12秒以内にシュートを放たなければならない。
エンドラインから入れられたボールをガードがゆっくりドリブルをしながらフロントコートに整然と格好よく配置するまで待っている態である。
これが当たり前で自然と全ての人が考えている。
このプレイでは約6秒から12秒くらいは「攻撃時間」をムダに浪費しているのだ・・・という自覚が誰にもない・・・ことに驚く。
筆者の考えでは12秒に1回のシュートアテンプトを実現する為と同時にシュートの精度を高め、維持する為にできるだけ早くシュート態勢をつくり上げる必要がある。
その為にムダなドリブルなどはやめてボールを前に捌いて精度の高いシューターにシュートを打ってもらうということを試合中、全時間を通じてコンスタントにつづけていれば100点以上の得点を可能にし「楽勝」に展開できると考えている。

さらに第4クオーター後半に10点以上の差があれば24秒制限時間(ショットクロック)ギリギリまで使いながらゆっくり攻めることができる。
この時に初めて巧みなドリブルワープやオフェンスのメンバーを思い切り拡大してパスをまわし、くつろいで楽しめばよいのだ。

この考え方はマチガッテいるのだろうか。
現実的にはBリーグの得点はせいぜい70点から80点どまり、ひどい試合では60点台なんてものもある。
彼らのタレント、ディフェンス力はともかくシュート力を考えれば奇妙に低い得点だ。

これらの結果はひとえに試合の「時間」についての意識の低さにあるのではないだろうか。
試合の最初から最後まで時間を意識する。
試合時間は、こと攻撃については40分ではなく20分以下だとまず強く意識しておくことだと考えている。

「何でも半分の時間」と割り切っておくと分かりやすい。
ショーバスケットであっても卑しくもプロなんであるから、メジャーリーグやボクシングのようにもっともっと「勝敗」に拘ってもいいのではないだろうか。

追記
NHKでもWowWowでもNBAの放送がなくなった。バスケの練習の参考にもならず「曲芸」にも見えないBリーグには残念ながら、少しも魅力を感じない。ただしこういう風にプレイすれば勝てないという参考にはなる。時間概念を考慮すると驚くほど「理にかなっていない」ゲームばかりだ。ホンとにプロなの?とてもお金を払って観に行くレベルではない。

ありがとうございました
M田朋玖



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