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■ 発疹 | 2018. 9. 1 |
原因不明の発疹に悩まされ始めたのが平成30年7月後半。 7月22日(日)、真夏のツーリングで昼食後に胸をはだけて草ムラで仮眠を取って喰われた虫の跡とか、それより以前に自らの不注意で得た右下腿の熱傷の痕とかとかが不気味に黒く着色して落屑したりして軽い掻痒感が出たりしている。 頭皮にも顔面にもおびただしい数のカサブタ様の発疹がいつの間にか出現して全身を覆いつくすような勢いになっていた。 以前から元々そういう皮膚質で、全身のあちこちがどちらかというと乾燥傾向でいつも粉っている。 頭皮はフケ性で耳垢もカサブタ様に取れるのでこれはオモシロイ。 それらの体質的皮膚症状が一段と悪化して、ついでに着色したというような状態である。 裸になったら「性病」ではないかと思われる様相を呈していて、鏡の前に立った我が痩せた裸像はまさに外観だけはAIDS患者のそれであった。 これまたうちのベテランナースの指摘で、これは「この薬が原因ではないでしょうか」とその薬品のアンプルを見せられながら割りとキッパリと申言された。 「分かった。ありがとう」と御礼を述べてそれを中止し抗アレルギー剤の服用を開始した。 するとどんどん症状が軽快して今(H30.8.30)はスッカリ治ってしまった。 発症前よりも肌がなめらかにスベスベしている。 頭皮の痒みも全くない。 ありがたいことである。 件のナースには「腰痛」の時にも適切な助言を貰って完治したという経緯もあり、人柄のマジメさもあって益々信頼度が高まっている。 頼りになるナースというのは全てにわたって有難い存在だ。 患者さんの情報、薬の情報、効果性、副作用の情報、筆者自身の観察によるコンディション把握などについて逐一評価してもらえる。 まさに白衣の「守護」天使だ。 皮膚のトラブルというと女性などさぞ耐え難いと思うけれど、最近の若い人の食物の内容の悪さ、生活習慣などを考慮するとアレルギー反応にある種々の皮膚疾患で悩まされている方がかなりおられるだろうと想像される。 市内の友人の皮膚科医院の繁忙ぶりを眺めるに「こんなことなのか」とあらためて自らの体験を通じて学んだ。 食事は薬より重要であるが、薬疹の皮膚症状は時々激烈である。 筆者の場合、幸い重症ではなかったがすんでのところで典型的な薬疹になる前の段階で食い止められて心からホッとしている。 抗アレルギー剤は現在も服用しているが、これも種類によってはやたらに著効することをも実感できた。 アメリカの皮膚科では心理学も学ぶそうで「皮膚は心の窓」という表現もされているそうだ。 或る特定の人が現れると蕁麻疹がみるみる出現するというのを目の当たりにしたこともある。 ストレス性の皮膚疾患も相当数に上ると想像される。 原因が薬物であっても日頃の体質管理が重要で、現在の玄米菜食のお陰で症状が軽く済んだのかも知れない。 これ以前の「熱傷の難治」体験では、犯人が「ビール」であったので今回の薬疹発症ついでにビールもやめてみたところ体調がすこぶる良い。 疲労感が無く睡眠時間も短くて済み、かねてよりあった持病の膝痛も肩痛も消失した。 勿論、腰痛もである。 ビールをやめてからバスケの練習も腰や膝やアキレス腱のサポーターもすべて外して短パンとTシャツでしているが、全身が軽くなって動きやすくプレイもしやすい。 サポーターの箇所への意識集中とか依存とかが消失して全身のバランスが良くなったように思える。 全身のチカラをバランス良く「抜く」ことができてスポーツの運動そのものが以前より楽に、楽しくなった。 どこも痛くない剥き出しの野生の肉体で獣のようにスポーツをする、戦うというのはとても心地良くて大袈裟に表現すると原始人に戻ったような錯覚をするほどだ。 MLBのボストンレッドソックスで活躍していた上原浩治も巨人に帰ってからの成績は鳴かず飛ばずでイマヒトツだ。 あんなに一生懸命練習しているのに・・・。 NKH-BSの特集で件の上原選手へのロングインタビューがあったけれど、ホテルでくつろいでいる時にとてもおいしそうにビール(サントリープレミアム)を飲んでおられた。 350mlを1本か2本か知らないが度々怪我をして戦線を離脱し故障者リストを出たり入ったりしていたのもこのビールと練習やトレーニングのしすぎにあるのではないかと考えている。 「少しだからいいだろう・・・」 これがビールやチューハイを含めた有害なアルコール飲料の落し穴だ。 自らの体験ではたった1本のビールですら今はカラダにも心にも「悪い」という感触がある。 スポーツ選手は絶対的にやめるべきだ。 怪我の予防だけでなく高いパフォーマンスを維持する為に。 今回の我が身に起こった「薬物騒動」も色々な意味で大変な御利益があったような気がする。 ビールをやめられたし、そのお陰でスポーツも仕事もパフォーマンスがかなり高まった。 多くの愛酒家、特にビール好きの方にとっては悪報であるが思い切って他のアルコール飲料に変えることを強力にお勧めする。 焼酎が一番良い。 ジンやウォッカも良い。 とにかく色のついているアルコールには用心したい。 ビール、チューハイ、ウイスキー。 ワインも多量に飲んでいる人はあまり調子が良さそうに見えない。 日本酒はもっと悪い。 日本酒、ビール、カンチューハイは同じレベルの悪性度と思える。 アルコールの純度が高く糖質や不純物の含まれていない酒精飲料を少しだけ・・・それは20ccくらいを飲むと色々な場面におけるパフォーマンスを発揮でき、高いポテンシャルを維持できると考えられる。 ありがとうございました M田朋玖 |