コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 李相花2018. 2.21

イ・サンファと呼ぶらしい。
女性でも濁音の多い韓国人の名前にしては優しい語感だ。
字面も読みもとてもロマンチックで耳あたりが良い。
先日の平昌オリンピックの女子スピードスケート500mの銀メダリスト。
ゴールドメダリストは我らが小平奈緒。
オリンピックレコードで同競技において傍目には軽々と優勝した。
この二人は親しい間柄であるらしく、レース後に仲良く観衆の喝采を浴びながらリンクをウイニングランして周囲を感動させた。

日韓両国の国際関係のギクシャク度を思う時、この光景は独特の感動をメディアにも両国国民にも国際的にも生じせしめたようだ。
いかにもオリンピックらしい素晴らしい出来事で、友情と親愛に国際関係など無関係であるとまわりにしっかりと理解させたかも知れない。
「理屈」「主義」「教条」は対立を生み、人間の深いところから湧き出る本物の普遍的な「感情」は元々愛に満ちているものなのだ。
考えてみれば彼女ら、彼らは同じ目的で集い、競い合う同志なのである。
それらが共振共鳴し、それを観た観客が感動するのは或る意味当然のことなのかも知れない。

一方同大会サッカーの時の韓国の選手と観客の「醜態」が思い出される。
「人間は集団になると知能が低下する」というのが昔からの通り相場なので至極当然の顛末と思えるのであまり不思議にも感じない。
男の集団というのは怖いなあ・・・と言う感想と女性の友情というのは美しいなあ・・・という感動とを想起させられた光景であった。

2年前の2016年に開催されたリオオリンピックの時にも陸上競技の選手同士で同様の美しい光景が見られたけれどもそれも個人の女性選手であった。

「男は戦争をする、戦う」という習性があるのだ。
自然界でもオス同士は大概戦う・・・それもメスを獲得する為に・・・。
平和を願う多くの人々にとって、この「男の集団」というものは困った存在である。
先述した小平、李の両女性アスリートの涙の抱擁も男同士だとちょっとキモチワルイ。
ゲイかも知れないなどと余計な邪推までしてしまう。
それはそれでいいのだけれども人目をはばからずとはいかないだろう。

世界の平和を創り上げるのは女性なのかも知れない・・・と少し考える。
それほど単純なものではないと思いつつアタマに浮かんだ考えである。

それにしても頑張った女性の涙顔は美しい。
同じく金メダルを取った羽生結弦の涙顔には少しヒク。
男同士の近づき過ぎには抵抗があるものの、女性同士のソレには違和感がないことにあらためて気づかされた。
そうして個人的には韓国人の男性にも女性にも本屋で多く見かける反韓国、反韓国人の雑誌や書物ほどには反感も嫌悪感も抱いていないことに気づき、またどちらかというと好感に近いモノを感じるくらいだ。

韓国語というと日本語、イギリス英語の次に耳障りが良い。
特に韓流ドラマでなくても日常の会話の響きが心地良い。
外国人に言わせると日本語も音楽のように素敵に聞こえるそうである。

外国の航空会社を乗り継いで最後に日本航空の飛行機に乗り、日本語の女性のアナウンスかなんか聞くと心から落ち着く。

九州新幹線に乗ると日本語、韓国語、中国語のアナウンスが流れるが、中国語はウルサクテ耳心地が悪いが韓国語は何故か心地良く聞こえる。

表題の名前であるが女性の名前としてはチョット強過ぎるが字面も響きも良くてヒドク好感を憶えた。
いかにも可憐な容姿によく合っている。
韓国語で言うと「愛してるヨ」は「サランヘヨ」
「サンファ」という語感がそれに近い印象だ。
名前で好きになったという感覚を得ている。
残念ながら小平さんの名前にはそれは憶えない。
昭和の前半期、戦後すぐに発生した連続殺人犯を思い出させるからだ。
全く余計なお世話であるが、早く結婚でもして感じの良い姓になって欲しいものである。
何だか名前で損をするってあり得へんけれど、とにかく響きがあまりヨロシクナイ。
その美しい行動、可憐な容姿に似合わずチョッと可哀そうだ・・・と個人的には思う。
古い日本の犯罪史を知らない人にはまったく関係ないことであろうけれど・・・。

一方、名前で李さんは得をしているように見える。
少なくとも個人的には名前で好きになった・・・という初めて感覚を憶える。
それこそハナのある名前だ。
女性の名前であるからやはり親はよく考えて字面とか音(オン)とかに配慮して付けるべきであろうと思う。
最近は親の勝手な思惑や思いつきでテキトーに付けてある名前を多く見かけるが本当に可哀そうだ。
小平さんもその聞こえはともかく字画とかは殆んど万全である。
李さんと同じように少し強過ぎる感はあるが・・・。

それにしてもオリンピックはいいなあ。
日韓の緊張関係をしばしの間忘れさせてくれる。
両国共に本当は仲良くしたいのだ。
少なくとも普通の民間人のレベルでは。
お互いのビジネス、商売にも影響するではないか。
それは観光に限らず人的交流、貿易と仲が良いことの益は無限にあると思える。
一方それが悪くて利益を得るのは「悪意の第3国」即ち「争わせて」利益を得るというビジネスがあって、武器・兵器の製造元、製造国だけでなく「戦争ビジネス」と言われる商売は天文学的に儲かるとのことだ。
これは極めてオソロシイ国際ビジネス上のカラクリである。世間一般でも詐欺師と言われる連中は同じ手口を使う。仲良しを中傷で引き裂くのだ。自らの利益目的で。

実際に中国の海洋進出と北朝鮮のミサイルで我が日本国もアメリカから大量の武器を買わされて誰も不思議に思わず表だった反対もなかったではないか。それも国の税金で。
北朝鮮の金正恩もこっそりFXをやっていて自分の個人の利益目的でミサイルを適当に打ち上げているという説もある。
また世界中の国家元首はみんな繋がっていて自分達の儲けの為だけに国際関係を悪化させたり良化させたりしているという説もある。トンデモナイ話だ。
国際紛争というのは誰が得をするかとよく考えて冷静に観察判定しなければ当事国の普通の国民はひどい目に遭う。
まず自分達がメディアや映画や雑誌などで適当に操られているかも知れないと疑っておくことが肝要である。物事の正しい判断を間違えないために。

それはともかく李氏とは朝鮮王朝の最後の帝国の元になった由緒ある家柄で、言わば王族であるが一般国民の多くもその姓を名乗っているという経緯があるようだ。
李はスモモのことで、それは花と組み合わされ李相花なんて言う名前があってその読みイ・サンファなんて・・・。因みに白人の女性の名前なら「ソフィア」というのが好きだ。響きが好もしい。
もし結婚したら夫は「サンファ!」なんて呼ぶんだろうか。
呼ぶんである。
当たりまえだ。

ありがとうございました
M田朋玖



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