コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ ブランド品について2018. 2.20

世の中にはブランド品を好む人が結構な割合でおられて、このブランド商売が成り立っているようだ。
実際にビジネスのコンセプトとして「ブランド化」というものが存在していて、これが一旦作られると100年間は安泰であるらしい。
今の変化の激しいスピード時代では違うかも知れないが・・・。

福岡市の中心街に建てられた某ホテルの地下の有名店の入ったブランドショップは失敗だったようでいつも閑古鳥が鳴いていた。
もう無くなったかも知れない。
それでもルイ・ヴィトンという世界的に名の知れた財布やバッグを中心に売っているブランドだけは結構繁盛していたそうである。

あの茶色いモノグラム、もしくは星形とかLとかVとか良くワケのワカラナイ柄の財布とかバッグはとても苦手で自分が持つことはおろか友人知人が持っているとあまりお近づきになりたくない。
それは少し重く暗い過去のトラウマもあって、かつて当社に出入りしていた詐欺師の男がいつも黒のアルマーニのスーツとロレックスの金時計と共に大きいそのブランドのバッグを携えていたからでもある。

「見た目」の豪華さというかハッタリの強い人は詐欺師の可能性が高いらしく、ネットの情報でもキチンと書いてある。
一部上場の一流経営者でそれらのブランド品を持ち歩く人は殆ど見かけない。
それらを持っている人は単にそれらが好きな人か成金か小金持ちくらいである。

一度そのルイ・ヴィトンのバッグ(極めて特徴的なこげ茶色の下地に独特の柄の入ったクリーム色の縁どりの旅行バッグ)を少なからぬ好奇心もあって一回だけ借りて東京出張の折に持って行ったのであるがこれは最悪の体験であった。

まず何も入れていないのにバッグそのものがとても重い。
その上空港でも駅でも同じような柄のバッグを持った人があちらからもこちらからも次々と現れてイヤな気分になった。
何故イヤなのか不明であるが、元々好みでない色とデザインのダサいと思っているバッグをおそろいで群衆の中にそれを数多く発見するというのはまるで見たくもない悪夢のようであった。制服でもないのに「お揃い」というファッション感覚が激しく羞恥心を刺激する。ついでにそれらをお持ちの方々でファッションセンスの良い人などまずもって100%おられない。

それは旅行バッグに限らず女性の肩にかけるポシェット、ポーチ、財布にも及び頭がクラクラする。
それも買ったばかりの新品ならイザ知らず古びてすすけて汚れている類のモノもある。

何故多くの人がこのような類のバッグ、それもそれ程安価でもないおそろいの商品を有難がって買い求めるのであろうかと考える。
衣類ならば安くても新しく清潔なものが良いと思うのであるが・・・。
昔テレビか雑誌でメグ・ライアン(あの有名な映画「トップガン」に出演していた)女優さんが何かの映画のキャンペーンで来日された時の映像を見た時に件のヴィトンのハンドバッグに旅行カバン(スーツケース)、即ち全部おそろいの柄での立ち姿であったことに驚き呆れ、いっぺんに興ざめしてしまった。
何だか世界的女優さんという印象が薄くなってしまった。

身近の人、たとえば付き合っている女性でこのルイ・ヴィトンとコーチとかのとても個性的で押し出しの強い柄のバッグや財布類を持っておられたら大袈裟でなく100年の恋も冷めてしまうかも知れない。
しかし世の中にはこれらを含め高級なブランド品を好む人々が結構おられて、このビジネスも結構儲かっているらしい。

聞くところによると製造価格の10倍掛けという説もあったりして仰天してしまうが、それでも購入者からしたらそれだけの価値があるのであろうから多分に自己満足的な物品であるものの、今やそれらがステータスシンボルとは思えない。

特にルイ・ヴィトンについてはそれをお持ちの方がとても裕福そうには見えない。
残念なことである。
逆に貧しい、ついでに卑しい人品と思えて仕方がない。
少なくとも男女共ハイセンスの人には見えない。
星的には五黄土星、八白土星、二黒土星など土星の人が書いた順にブランド品を好むようだ。
六白金星、七赤金星、九紫火星もそれを好むことがあるが最も上手に使いこなすのが七赤金星と言われている。
それは彼らが基本的に一点豪華主義だからだそうである。
九紫火星のブランド好きも実際裕福ならそれほどセンスが悪くない。
もともと高級志向で贅沢好きで派手な方が運気的にも良いらしい。

一方で一白水星、三碧木星、四緑木星の人は一般にブランド品を好まない。
普通それらを持っている人を見下す傾向がある。
どうも価値がその価格に見合わないと考える人が多いようだ。
筆者の場合、二黒土星の年に生まれているがいくつかの研究分析の結果、どうやら一白水星であるらしくブランド品を好まない人種になるようだ。
実際に好まない。

人間はどうしてもハッタリに弱い。
特に未熟でホドホドに不純な人間ほどこの傾向がある。
ブランド好き、ブランド嫌い、いずれにも用心はいる。
前者はお金を無駄遣いする可能性の高さにおいて。
後者はそれらの物品とその所有者を見下す、軽んじるという点において。
ブランド好きで金銭感覚の優れた人も結構おられるようだ。
しかし人の名前の入ったロゴマークやマークを堂々と着ている人々の心根が分からない。
たとえばユニクロだったら柳井正と首の後ろのタグに入れてあったり、マークが入っていたりしたら皆イヤだろう。
ついでに孫正義とかがアパレルの雄でそれを造っていたとして、その名前のイニシアルとかロゴマークと名前そのものとかを入れたバッグや衣類を持ち歩くことができるであろうか。

それが主にヨーロッパ人のルイ・ヴィトンとかココ・シャネルとかベルサーチとかジョルジオ・アルマーニとか日本人でもタカダケンゾウとかミヤケイッセイとかコシノジュンコとかどうもカタカナかローマ字なら良いらしい。
いずれにしても他人の名前や柄やロゴの入れてある重いバッグなどかなりお好みでないので個人的には強く遠慮しておきたい。

先日の夜の店で偶然に会った小学校の時からの知人がいて、今はチョットした実業家になっておられるのだけれども、筆者のG‐ショックの時計(3万円)とGUのスーツ(7500円)とZARAのスニーカー(4500円)をバカにして自分が身につけている8000円のTシャツに5万円のジーンズ、なんと500万円のそれこそ高級ブランドの腕時計を自慢気に見せつけていたけれども、それぞれの着こなしなのであってお互いにトシもトシだし見苦しくなければ良いんじゃないの・・・というところで大笑いになった。
この人物は3000万円だかで外国の高級車を最近買われたそうで本当に慶賀申し上げたい。
それらを手に入れる収入を得る身分になったことを。
ちなみにその人は九紫火星であった。

どうせなら自分のブランドを立ち上げてそれをかなり控え目にロゴマークを入れて着ていたい、持っていたいというなどという考えでいる。人と同じブランドとか、ましてや他人の名前の入ったブランドなどとてもとても。
「無印良品」というブランドがあるがこれはかなり許せる。バッグなど品質が良くて安価で、しばらくこったことがある。

ありがとうございました
M田朋玖



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