コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 愛情不足2017.12.13

ひょっとしたら全ての病気の原因ではないかしらと瞬間的に思うことがある。
特に子供は親の愛情、とりわけ母親の愛情の加減によって人生が大きく左右される。
これは人間の生命、健康、人生についての一大問題であるのは言うまでもないことだ。
特に乳児期、幼児期の愛情不足は深刻なその個人の心身の不調や疾病を招来するようだ。
そしてそれは普通、一生つづく。

大人になってからも妻や夫、或いはパートナーの愛情不足はさまざまな行動異常、体調不良、疾病を惹起する。
まずさまざまな依存症だ。
アルコール依存、薬物依存、買い物依存、食事依存(摂食障害)、SEX依存などなど依存の対象は千差万別さまざまだ。
サディズム、マゾヒズムなど性的嗜好はその典型的な歪んだ表現で、普通には本人の自覚はない。
只の好みと思っている。
人間同士の愛情不足で性行為は最も強烈なモノであるが、それと意識しない快楽追及の手段として捉えていると心理的な背景とかトラウマとかを見逃すことがある。
性的逸脱の多くも親の愛情不足かそれにまつわる多くのトラウマが潜在していることがある。
主に幼少期の何らかのきっかけでそれらの性的に異常な嗜好性を身につけてしまうのだ。
口唇期(母親の乳首を求める時期)、肛門期(排泄行為の完成しない時期)など人間の場合、どうしても成長の段階でこれらのお世話を母親かそれに代わる養育者に受ける必要があるので、これらの行為に快楽を求める傾向があるようだ。

喫煙という行為も口唇期における充分な授乳「乳首を含む」という行為を制限され、その代替行為として行われるらしい。
タバコの直径も多くの女性の乳首の太さの平均値であるようだ。
それでよく観察していると、女性の場合も男性の場合も細めのタバコを喫う人は母親の乳首が小さい・・・と言う結論が導き出されるがこれは当たっていると確信している。
欧米人の葉巻好きは乳首のかなり太い母親をもっていると考えられるが、それらは西洋のアダルト本で確認されているのでご参照を。
「葉巻姿のチャーチル」を見るとすぐに母親の乳首の太さを想像してしまうし、ウィンストン・チャーチルという英国でも稀代の英雄的人気宰相も幼い頃は結構寂しかったんやろなあ・・・などと考えてしまう。
欧米の先進国では子育ての方法としては日本のように子供を挟んで川の字に寝るということはせず、別室に子供を寝かせるということをするので、うつ病をはじめ精神疾患が多く、ストレスに弱い傾向があるそうである。
伝統的な日本の子育て法である「オンブ」に「ダッコ」「添い寝」というのは子供の精神的安定、成長にとても良いらしい。
筆者の友人で成人するまで両父母と川の字に寝ていたという男がいるが、この人物は生死にかかわるような精神的ストレスをいくつも経験したがケロッとして生きている。
ここには書けないような事件、事故、倒産、自己破産と精神的に強烈な打撃をこうむりながら今も堂々と生きているから大したものである。
筆者であったらとっくに自殺していたかも知れない。それこそ「川の字就寝」によると思われる親の愛情の過多(?)による強烈な自己肯定感があって救われているのだと考えられる。
高校時代にも人柄が良く、とても好かれていたが親の愛情過多によると思われる自己肯定感の高過ぎが彼の人をして人間関係における様子のおかしさと奇妙さが目立っていたが、度重なる不運のためにかなり「鍛われて」今は一般人、普通人として暮らしているようだ。

「過ぎたるは及ばざる如し」の好例ではある。
不思議なことに、この「川の字」の友人も一人息子であるのに喘息持ちでタバコ喫いであったが、これは想像であるが寝床で母親の乳首を父親にとられていて潜在意識の中で淋しい思いをしたのかも知れない。

家庭というものは母親の愛情を中心に運営されているので賢い女性、知識・経験の豊富な女性の場合、このあたりの勘どころをよく心得ていて夫や子供を上手にコントロールしているようである。
この技術については生来的な能力とも言えるので、愛情不足にしろ、愛情過多にしろ、幼児期の子育ての状態にすべて準拠するワケではないようだ。
まちがった愛情の与え方というのがあって、最も良くないのは物やお金や食べ物で愛情を与えることだ。
ついでにテレビやゲーム。
これで見事にダメ人間の完成だ。
多少厳しくても感情を出しても良いから言葉とかハグとか視線を合わせるとか何らかのコミュニケーションをどんなカタチでも良いからキチンと図ることである。
愛情も言葉でもって絶えず伝えるべきである。
時には厳しく叱るというのも大切である。
よく「誉めて育てよ」というが、これも人によりけり、子供によりけりである。
筆者の持論であるが、親が子供をやたらに誉めまくるのは良くない。
努力を怠るとか自己肯定感が歪んでくる可能性がある。
親の愛情表現も結構難しいものである。
子供の体調不良とか病気に敏感になるのも良くない。
子供がそれらの状態で親の愛情を無意識に確認しようとするので、しょっちゅう病気をする人間になる。
病院に連れて行くのもホドホドにしないと癖になる。
モチロン逆も良くない。
このあたりの加減は相当アタマを使うところだ。
筆者の場合、子供にはやや厳しく大人には優しくを心がけている。
どうもその方が結果が良いようである。
少なくとも健康の為には・・・。

典型的な愛情不足病としては喘息がある。
先述した友人については矛盾するように受けとられるかも知れないが、紙面の関係で詳述は割愛する。
ギャンブル依存、浮気性(これは病ではないが・・・)、リウマチ、膠原病などは愛情の与え方が間違った結果だ。
健康な時は暴力的に厳しいという育て方で、病気の時に愛情を与える・・・ということをするとこの病気になりやすい。
数えあげたらキリがないくらい愛情不足病があるがここには書ききれない。
親子の相性問題とか特別な年廻りの人が家族の中にいるとこの愛情不足問題がさらに複雑化するようだ。

ありがとうございました
M田朋玖



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