コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 糖尿病天国2017.10.11

筆者の母親は75才の春、平成16年1月10日に胆のう癌の為に自ら経営している老健施設で他界した。

ゴハンが大好きな母は胆のう癌発病の前より糖尿病を患っており、当科で教科書どおりに治療していたがナカナカ血糖のコントロールがうまくいかず苦労していた。
当時母は肥満しており、運動すると言っては遠くの温泉までの約3〜4kmを歩いていたが痩せる気配は全くなく、また血糖値の値も不安定なままだった。当時は鈴木その子というゴハンが一番健康に良いと言っていて流行していた時代で母もその信望者だった。
現在の自分のチカラなら絶対に糖尿病は完全に治してあげれたろうと確信している。運動処方はしないで。

糖尿病治療の画期的治療法を学んだからだ。
それは「糖質制限療法」というものだ。
これは日本経営合理化協会の経営者セミナーで知ったもので、その先生曰く「ご飯やパン、めん類、芋類」などを制限すればまたたく間に糖尿病が治るというもので、筆者も試したところ重い糖尿病(2型に限るが)でもみるみる治って行く。
インスリンを打っていた人でもそれをやめることが出来る。
結果、当科の患者さんで治っていない人は数人しかいない。
治っていない人は全て「糖質制限」を何らかの理由で実行できていない人だけだ。
中には理屈を理解できない方もおられるが、どちらかというと習慣的に炭水化物を口にしてしまう癖のとれない人に限るようだ。

糖尿病学会では相変わらず糖質50%にこだわっていて糖質制限療法を現在のところ推奨していない。
こんなに効果があるのに何故なんだろう・・・と思う。

糖尿病専門病院とか地域の総合病院などでは相も変わらず「糖質制限」ならぬ「カロリー制限」「糖質50%」に執らわれており、見ていると治療が殆んどうまくいっていない。
大概インスリン注射へと移行している患者さんが多いようだ。
恐らく「学会」というところの縛りがあるのだろう。

そのような患者さんがたまたま知人や友人のツテで当科に来られると、まずインスリン外しをする。
インスリン注射はやめてもらって糖質制限するとすぐに血糖は下がる。
本当に糖尿病だったのと疑われるくらい見事に血糖値は正常化する。経過がとても良いのだ。家系的に全員糖尿病で死にました・・・という70代の女性も全く血糖値は正常範囲だ。
キチンとこの治療(糖質制限)をすると3ヶ月でだいたい完治となる。50代前の若い人なら特に経過が良い。

糖尿病で血糖値が高値に維持している人は大概「ノーテンキ病」にかかる。
自分の健康管理について無頓着、無執着、鈍感になる。
治療に取り組む姿勢に全く真剣味や危機感が感じられない。
これは血糖の高値による神経の鈍麻によると思われる。
かなり「脅し」が入っても何故か殆んど危機感が無い。

発病初期で若い人だけでなくあらゆる年齢の人に効果がある。
筆者自身も90kg近く肥満した時は、うつ病のくせにカラダについてノーテンキだったので血糖値もいくらか上昇していたかも知れない。

これからが本題なのであるが、このようなとても効果的な治療法(糖質制限)があるにもかかわらず殆んどの糖尿病専門病院、総合病院、一般の内科では、この治療法を採用しておらず「本気で治す気」があるのか疑わしい。
糖尿病学会と製薬メーカーと専門病院とが結託して糖質制限などの食事療法などのとても有効な治療法を意図的に提示していない、導入させていないのではないかという懐疑を抱いている。
糖尿病患者さんは医療機関にとっても上客なのだそうだ。
お金になるらしいのである。
筆者は幸か不幸か心療内科医であるので糖尿病も診るが表面的には専門ではない。
またお金儲け主義でもないのでそのようなことに関心が無い。
とにかく患者さんを治したい、治ってもらいたいという一心だけで、これはスタッフ全員にも絶えず周知してもらっていることである。

糖尿病患者さんが来たら糖質50%のカロリー制限をやり、あまり血糖降下作用の有効でない投薬をし、結果インスリン治療、果ては透析療法にもっていけば「儲かる」のであるから利益優先を重んじる医療機関、それらを喰い物にしている製薬メーカー、医療機器メーカーはこぞってそれらの「うまくいかない」治療法に乗っかって利益を得る・・・というようなことをやっているのではないかと邪推している。そもそも糖質制限をしないと結構いい薬でも薬効が出ないのである。

これは実のところオソロシイ実態なのであるが筆者の友人知人(親しい人は別であるが)の糖尿病の何人かはせっせとインスリンの注射をしながらダイエット食と自認して、ワインを飲みながら美食(炭水化物を制限しない料理たとえばパスタやピザやパンなど)に耽溺している。
2年前に他界した同級生の女好きの親友は、毎日インスリンを打ちながら彼女会いに行く前にいつも「うどん」食べていたくらいだからどんな指導を受けていたか知れたものである。確かにセックスに炭水化物は即効する食品ではあるが。

マスコミとかコマーシャルとか医学会とか医療機関とか医療関連のメーカーさんとか皆こぞって糖尿病になりやすいと言われている多くの日本人を喰い物にしているのではないか。
酒やセックスに弱くその割に食べ物の健康度に無頓着で、おいしい物に目がなく権威に弱い虚弱な日本人。さらにノーテンキ病になっている糖尿病患者さんに襲いかかる「自覚のない」詐欺師のような医療機関と製薬会社。
これはあまりに辛辣な物言いだろうか。
そのような企業(医療関連、食品関連、広告関係の会社)からすると日本はまさしく糖尿病天国なのではないかと思える。企業も国家も社会もノーテンキ病にかかっているのだろうか。倫理観喪失というノーテンキ病。
本屋に行ったらこんな内容のことはどんな健康本にも書いてあるのに。

個人の健康を守るには「人任せ」ではダメである。社会全体のトレンド、とりわけマスコミを信じてはイケナイ
正しい知識を得て(これが結構難しい)それを冷静沈着に実行していくしかないのだ。医者の言うことも鵜呑みにしてはいけない。
けれども医療機関の選択については、それほど考える必要はない。
結果(治している)が全てと思えば良い。
筆者の考えでは高血圧も糖尿病も高脂血症も高尿酸血症も正しい生活習慣をすれば治る筈である。
これはひとつの思い込み、信念であるが結構悪いものではないと思える。

何しろ「生活習慣病」というくらいだから・・・。治療と言ったら先ずは食生活を中心にその個人の生活習慣に手をつけるのが筋ではないだろうか。それも正しい生活習慣を。

ありがとうございました
M田朋玖



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