コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ コトの真相2017. 4.26

「トランプ時代」との呼称もされる昨今の国際情勢。
際立つのは人権差別と移民難民問題、自国第一主義を掲げるナショナリズム、ポピュリズムの台頭か。

素人的分析でもドナルド・トランプ氏のバックにいるのはロックフェラー財団で、クリントン側にいたのはロスチャイルド。
代理戦争のようなものだったらしい。
ロスチャイルド系はNBC、CBS、ABC、FOXなどのTVネットワーク、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの新聞、即ちマスメディアの殆んどを支配下に置いているのでトランプ大統領対マスメディアという対決が起こったらしい。
トランプ氏と国連の関係も悪いが、これはもっと単純に娘婿がユダヤ人で親イスラエルを内外に打ち出しているので国連はパレスチナ問題でPLOを擁護してきたという経緯があって対決姿勢を崩していないという内情があるようである。

いずれにしてもトランプ大統領の場合「家族」というものが政治家としての判断に強く影響を与えるようである。
自分の娘のアパレルブランドを撤退させたデパートを名指しで非難したりして何となく大人気ないが、今度の大統領は視野が狭く近視眼的で短気で直情的で何とも政治家には不向きな人物に見える。

・・・ところが最近になってだいぶ風向きが変化して来ている。
国際情勢とか外交政策とか世界のパワーバランスとかに目を向けるようになりシリアをはじめ北朝鮮、移民難民についても常識的な判断をするようになっておられる。
言うならば現実路線に戻ったと思われるが、これはあくまで一般庶民、それもマスコミから見た印象であって、内実はもっとドロドロとした闇の駆け引きとか個人的な「脅し」みたいなことがトランプ氏自身になされたのではないかと見ている。

以前も述べたことであるが世界の金融を握っている一部の人々にとって世界の対立、緊張とりわけ戦争というのはとても美味しい食材なのである。
それは莫大な富を生み出し、株や為替を乱高下させ、それこそ金融屋を儲けさせるのだ。
それが証拠に世界情勢のこの不安定さに反比例するようにアメリカの株式相場は高値で推移しており、それに携わっていた多くの一般庶民にとっては何とも釈然としない状態と思える・・・のではないだろうか。

相変わらずつづいている貧富の格差拡大、グローバル経済を維持しようとする勢力の再台頭。
我が国のマスコミですら米国のマスコミに同調するようにトランプ氏と対決的であったけれども少しずつ闇の勢力に取り込まれて喜ぶべきか悲しみべきか世界の現在の体制を維持しようとする力に呑み込まれていこうとする世界のトレンドがあるようである。

或る種の変化、変革を願う人々、真の意味の平和とか格差の是正とかを願う人々にとっては大きな力の脱力感、無力感、あきらめの境地にあるのではないか・・・と思える。
それくらいの閉塞感が世界中を包んでいて、それらを維持継続できるほどのチカラを突き崩すことは今の段階では到底無理なのである。
何しろマスコミという巨大な洗脳装置の為に現在では革命とか維新とかクーデターとか大きな変化より良き変化というのは極めて起きにくい時代になっているのだ。
そうしてそれらのチカラに無謀にも挑んでしまった人々の末路は不幸な死・・・しかないのである。

これが現実というものなのである。
我々普通の民衆というものはその鳥籠の中で毎日を大過なく平和に養鶏場のブロイラーよろしくテレビと映画とゲームとスポーツとグルメとギャンブルとアルコールと、時には違法薬物とかの餌を与えられまともな知性(自分で考える力)を奪われ奴隷のように大人しくいしているしかないのである。

ありがとうございました
M田朋玖



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