コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 数字分析2020. 4.13

R2.4.10時点での世界のコロナ感染者は150万人。
死者9万人だそうである。
致死率「6%」。
一方、我が国日本ではそれぞれ5500人、100人とあった。
何と致死率1.8%。
丁度インフルエンザの致死率1.5%と似通った数字になる。
とりあえずインフルエンザには特効薬があり、予防ワクチンもある。
それが0.3%の差を生み出しているのだろうか。
因みにインフルエンザの感染者数、死亡者数が予防注射、特効薬の普及によって極端に減じたということはなく、概ね例年どおりであるとのことだ。
行政やメディアは「感染拡大」について先行きが不透明な為に「自粛」をせざるを得ない事情があるのだろうけれど建て前は「専門家の試算」によってそれらの「社会的圧力」即ち会合・集会・会食・宴会によって「濃厚接触」の禁止を謳っているのであろう。
けれどもどこか釈然としない。どういう「理屈」があるか不明だからである。説得力を持つ数字の展開が見えてこない。

熊本県内の感染者20人は同県民174万人からすると0.001194%、死者1人。
これらの「数字」で熊本市長は小中高校の5月GW明けまで休校を指示し真面目に実践されているようだ。
また同市内の飲食店は強い「自粛」指導によって外出や外飲食が控えられ臨時休業・休店、閉店などひどく追い詰められている状況で、街路にも人影がまばらでゴーストタウンのように閑散としている。
「何たることだ」

熊本市が政令指定都市に格上げされたのは良いとしても大都市を中心とした人々への「禁足」圧力、人々の生活安全、真の意味の健康管理、家内不和(喧嘩、DV、離婚)の原因となっているとか買いだめした保存食(?)、カップラーメン、パン、お菓子などでメタボ、糖尿病圧力、失業不安など現時点では「ロクなコトがナイ」と断言できる。
コロナの脅威よりコロナ脅威に対する「社会の反応」への脅威を強く感じる。
英国の戦時名宰相ウイストン・チャーチルはいみじくも「恐れることを恐れよ」と国民に勇気をもって戦うことを呼びかけた。
今こそ繰り返し述べたい。
「恐れることを恐れよ」と。
人間は不安を感じると、思考力が弱くなり、他の不安事に同調させ増幅させる性質があるらしい。

英国の研究者による数字。100年前のスペインカゼ(インフルエンザ)と殆んど同数の死者予測「4000万人」
と想定する。
日本国で80万人の死者という数字が個人的な計算法でハジキ出される。
何と人口比で「6%」。
何も「自粛」などの手を打たなかったとしてである。
これらの数字を見て読者の皆さんはどうお考えであろうか。
いずれにしろ、人々の接触の「自粛」の必要性を強調するしか、今のところ手の打ちようがないようだ。
感染拡大によって、感染者と死亡者はどんどん増えているがこの数字「致死率」には驚くほど変化がない。

そして不思議な数字の一致を発見した。即ち「世界の感染者致死率」と何も手を打たなかった日本人の「人口比死者率」と同数になるのだ。「6%」。
単なる世界のコロナ感染者「致死率」と同ウイルス日本人「人口比死者率」との違いがあっても、この奇妙な一致には驚く。
こと致死率に限れば、より致死率の高いいやらしい「悪性の疾患」があり今回のコロナ感染騒動があってもそれらの常態化している疾病が減じているけではない。個人的には意識の中心は当然ながら「世間的な感染事案」ではなくこれまでどおりだ。
普通に見られる即ち発症率の少なくない慢性疾患の中にはコロナよりはるかに致死率の高い、それが殆ど100%という類があるのだ。

ところで日本で乳児期に広く施用されるBCG接種が感染予防や発症予防に益するとの説があるらしい。同予防接種の実施国ポルトガルでの数字が幾分他のヨーロッパ諸国より低いことも裏付けている。また「免疫」の専門家も否定しない理屈があるようだ。あらゆる病原体の感染に対して抵抗力があると。次回はこれらの国々の数字を分析してみたい。

ありがとうございました
M田朋玖



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