コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ しあわせホルモン2019.12.11

エンドルフィンとかドーパミンとか実際の脳内物質・体内物質など化学物質としてのホルモンの話ではない。
心理的につくり出す「幸せな気分」について思うことを少し話してみたい。
@まず感謝。
「ありがとう」という言葉が水の結晶を整え美しくするという「説」があって、或る書物に写真付きで述べてある。
これは言葉だけで良いらしいがこの言葉を発することによるその当人の気分の良さ、心地良さも相当に強く作用しているらしい。
この説を「マユツバ」とおっしゃる方もおられるが、実行してみる価値はある。
何の害もなく、とりあえず再三述べているように「言葉の力」は侮れないエネルギーを秘めていて実際の行動よりそれが「ある」と断言している人もある。
聖書にも「最初に言葉ありき」とあって有名なフレーズだ。
「しあわせ」になるのに「ありがとう」の言葉ほどありがたいモノはない。
これを毎日呪文のようにとなえていると全身の細胞が活性化して「幸せな気分」と「体調の良さ」を得られるかも知れない。
A夢・希望
これは実のところ「諸刃の剣」だ。
夢や希望はストレスを生む。
それらの願望というべき内容を達成しようと意図することと現在そのことが実現していないことの「差異」について「欲求の不満」状態となるからである。
ここでは軽い感じで、即ちそれが叶わなくても良いのであたかもその状況(夢や希望)が達成、実現した状態を妄想的に脳内に創り出して、それを味わって楽しむということをするのだ。
「パラダイス」とか「桃源郷」に遊ぶということを脳内の活動として実践するワケである。
実に簡単だ。
この頃は「妄想」と題すれば良かったかも知れない。
B無
無の世界を思い、それを良きモノ・素晴らしきモノと認識してそこに時々入ることである。
試しにあらゆる思考と感情など脳の活動をいったん止めて「無」でいるとフツフツと身内からエネルギーが湧き起こるのを感じる。
多くの人間は思考という檻、感情衝動というジャングルの中に閉じ込められている。
それらの牢獄から心を解き放ってやるのだ。
これこそが最大の自分に対する「親切」となる。
昔「天風会」という呼称の正しき「会」に所属していたことがあって、ここで学んだことの最大が「絶対積極思考」と「神人冥合」という、言うならば「無」の世界に入る簡単なやり方を学んだことである。

具体的には1)ブザーを鳴らし、それに耳を集中する。
2)ブザーを切るその時の一瞬の静寂を味わう。
ほんの瞬間的な「無」の境地を感覚するのであろうが慣れてくるとブザーがなくてもその「無の境地」という素晴らしく心地良い気分を味わうことができるようになる。
天風会ではこの状態を「心の成長」と称する。
中村天風先生によると「晴れて良く曇りて良し富士の山」という不動心を得られるとのことであった。
この境地も幸せホルモンが出ていると解釈している。
C没頭する
強い興味関心のある事柄に集中して楽しんでいる時にも「幸せホルモン」がいっぱい出る。
筆者の場合、Bike・読書(Book)・バスケ(Baske)の再三書いた3Bだ。
ほかにも楽しいことに集中している時に味わう心地良い気分がソレである。
D自然
太陽・月・星・山・森・林・海・川・草原・風など大自然の四季のうつろいや日々の変化をしみじみと楽しむ時、地球上の、この日本国の豊かなそれらを心から集中して味わう時にこの幸せホルモンが大量に体内に放出される。
神の愛そのものの中にいる懐かしい感じ、これは説明が難しいが無条件にエネルギーを受け取れる。
視覚だけでなく聴覚、触覚など五感全部で心から味わうことが肝要だ。
E SEX
これは「コラム」に書きにくいが個人的に自然と同様なものと捉えている。
神の与え賜うたこの素晴らしい快楽を味わうのにはまず性的な事柄がまつわるあらゆる道徳観・倫理観を解き放ち「感じる」ことをお勧めする。
ただし自分と他者に危害を与える行為は厳に慎みたい。
この慎み深さ、つつましやかさもまた性的興奮をかき立てるモノで、、好みの男性や女性を妄想し、見て感じて「考える」ことから得られる手続きは並み以上の思考力と健康体を持っているなら・・・いや持っていなくても思考や妄想の世界ならば無限に味わえる素晴らしさが「性」の喜びだと思える。
ただしこれは極めて重要なことであるが、あまりに放埓な性行為がエスカレートして反社会的なレベルまで達することはくれぐれも用心したい。
正常範囲の変態。
線引きは微妙にムズカシイ。
インモラル(背徳性)がどうしても性的問題に含まれるものだ。
またそれは性的喜びを増幅させることが多い。

筆者の場合「幸せ」と「ホルモン」が組合わさると必ず性的な方向を持つ。人が人を愛することを「幸せ」と呼ぶなら、本能の産み出す「愛」や「性」は「ホルモン」と呼称できる。そう考えると「幸せホルモン」という表現は「絶妙」かも。
少なくともエッチホルモンよりマシだ。

ありがとうございました
M田朋王久



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