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■ 無題 | 2019.11.13 |
令和元年11月10日は新しい天皇の祝賀の御列、即位披露パレード。 その日の朝、午前8時に起床。 30分で支度しハーレーダビッドソンにまたがった。 あたり一面霧の為に日昇している筈の盆地も夕方のようにほの暗い。 高速に入るとすぐにPAに寄りレインウェアを着込んだ。 寒さがハンパない。 立冬を過ぎると冬なのだ。 日中どんなに暖かくとも・・・。 向かうは南阿蘇の道の駅「あそ望郷の郷くぎの」 九州スポーツスター(ハーレーの車種)缶コーヒーミーティング。 午前11:00から午後1:00まで集うワケである。 芝生広場に200台ほどのバイクが集まった。 確かに同じ車種なのに一台として同じバイクがいない。 これが国産との差だ。 それが良いとか悪いとかのレベルではなく、それぞれにカスタマイズしておられる。 デザインの基本設計はシンプルながら伝統的。 毎年型式が変更され、ノーマルでさえ同じでないのにその上にオーナーが手を加えて「自分仕様」にしておられる。 出来不出来を問わず見ごたえがあるのか、中にはさかんに写真を撮っている者もいる。 殆んどそういうことに興味がなく、場違いなところに来たなあという感想。 5年分、即ち毎ごとの記念ステッカーを全部買って(これは会費のつもり)その場を離れた。 幸いに待ち合わせた二人のバイクトモダチの一人は急用で来れなかったが、もう一人は朝かからなかったエンジンが暖かくなって「ダメモト」でかけたらかかったと駆けつけてくれた。 丁度筆者がステッカーをバイクに貼りまくっている時に声をかけてくれて、その後昼食を取りにコーヒーハウス2軒に立ち寄り楽しく歓談をして帰途についた。 茜色に色づいた西南方の地平をめざして高速を飛ばしていると、追い越し車線でゴミを道路に投げ捨てるヤツがいると、左側に避けて通行すると何と自動車の横転事故だった。 そのクルマは筆者のバイクの目前で前方に向かって捻じるように横転し、一度裏返しになった後横向きに立ったまま中央分離帯のガードレールにくっつくように固定されて止まった。 道路にはガラスクズとプラスチックが飛び散っている。 あわてて避ける。 夕方のラッシュ時の自動車が次々と傍を通過する。 幸いにも横転したクルマから這い出して来た青年はまだ若く、動顛した様子もなくキョトンとクルマの脇、つまり横倒しのクルマと中央分離帯の間の隙間に突っ立っている。 ヘルメット越しに「ケガの有無」と「安否」を確認し「同乗者の有無」を尋ねたところ元気そうにうなづいている。 白いプリウスが筆者のバイクの前に停車し、ハザードランプをつけ男が一人出てくると赤色灯を振り回し走行中のクルマに危険を報せている。 この人物と一緒に警察が来るまで「誘導」をすることになった。 「車内にいる家族を車から降ろして道路脇に立っていること」「反射板のベストを持ってくるように」筆者に指示をする。 そういえばいつの間に夕闇がどんどん深まり辺りは薄暮。 最も前の見えにくい時間帯だ。 反射ベストは助かる。 そうこうしているウチにパトカーが現れ、次に事故処理車が登場し事故車のドライバーに何事か質問している。 役目が終了したのを確認し件の男性と・・・反射ベストには出水市青年支援センターとの黒文字・・・筆者は現場を離れた。 午後5:30分。 いつもの喫茶店で玄米カレーを食べ家に帰り着いた。 バイクを車庫に入れ部屋に入ってそのまま映画のつづきを観て入浴し眠った。 午後10:30分。 疲れを感じないが疲労感が体の内部に鬱積しているのを感じる祝賀パレードの御日に・・・。 目まぐるしい一日だ。 みんな無事で良かった・・・。 ありがとうございました M田朋王久 |